こだわりおやじの独り言

東洋医学とオステオパシーが通じる事柄は、貴方の健康への道しるべです
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半年ぶりに電話

2023年01月06日 | 診療日記

今年高校を卒業して短大生になる高校生で、手首と腱鞘炎の治療をしてから半年ぶりに電話があり「ご無沙汰しています、今回は足首の捻挫で病院へ行ったのですがサポーターの購入と湿布薬の投薬があり、一週間くらいなるが痛みが引かないので何とか治るだろうかとの問い合わせ」がありました。

来院すると、右足を引きずる様に診療台まで来て、腰掛けさせて右足を診ると内出血の痕跡が外くるぶし周辺に残っていて「足関節外側靱帯損傷」を想像させ、検査では外果前下方と踵立方関節付近の圧痛が顕著なので、距踵靱帯・踵腓靱帯・踵立方靱帯の過伸長による障害であると推測しました。

治療は内返しが過度に起こっての各靱帯の損傷ですので、オステオパシー誇張法による各関節を疼痛が出現する少し手前まで広げてその位置を確保しながら時間をおくと、内因性鎮痛物質が神経細胞へ流れ出て疼痛を和らげていきます。

治療終了後に痛かった状態を再現してもらうが、総ての痛みが消失していて、何処にも痛みが無いと喜んで帰られました。

足首捻挫で後遺症として残りやすいのが、距骨と踵骨との関係が1番治り難く治療も難しくなるので、入念な治療に心がける必要がある。


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