こだわりおやじの独り言

東洋医学とオステオパシーが通じる事柄は、貴方の健康への道しるべです
詳細は左欄下段の『ブックマーク』にお進み下さい

10年以上も続いた痛みが解消

2022年10月08日 | 診療日記

10年以上前に交通事故でブレーキを踏んでいた右足底部を強打して、当時の整形外科ではレントゲン検査で「骨に異常は無いので足の捻挫ではないか」と診断され電気治療を受けたがなかなか痛みが無くならなかった。        その後事故当初からは良くはなったが、痛みの解消までには至らず、保険が打ち切りとなったので治療も終了したとの事。

それ以後は立ち仕事が続き足の負担が大きくなると、足全体がの重くだるい痛みから右半身が強ばる様になり、足自体の痛みも増大する事が長年続いている。

右足関節の可動検査をすると、第2足趾の中足骨と中間楔状骨との関節の屈曲制限があり、それが足底腱膜にも伝わって、膜の連鎖から右半身にまで影響を及ぼしていると考えられます。   関節の可動制限が長期間になると、固着してきて、次に変形が起こってきます。

検査段階では変形はしていないが、固着状態に近いと感じられ、施術中はなかなか関節の動きが感じられなかったが、徐々に可動性が出てきて良い状態にまでなり、自身で足屈と伸展を数回してもらった後に、歩いてもらうと痛みも無く「足が軽くなった」との返答で、本日の治療は終了。


当番病院で治らなかった頭痛

2022年10月01日 | 診療日記

日曜日の午前10時半過ぎに常連の男性から電話で「奥様の頭痛が酷くて診てもらえる時間は無いか」との問い合わせがあり、午後からの空き時間をお伝えして来院してもらう。

看護師である奥様は的確な状況説明で「今朝方、頭痛で目が覚めて鎮痛剤を飲んだが良くならないので、ご主人に当番病院の内科医院のつれて行ってもらい、診察で肩こりからの頭痛ではとの診断で葛根湯の投薬を受けて飲んだが「いっこうに頭痛が治まらないので当院に電話をした」との事でした。

当院の検査では頭蓋仙骨リズムの触診を行うと、頭蓋骨の吸気相と呼気相のバランスが崩れており、脳脊髄液の不均衡から痛みが出ていると推測し、脳の静脈血ドレナージの排出低下に伴って本来は陰圧の脳内圧力の均衡バランスが崩れての頭痛と考えらました。

脳の実質には痛覚細胞は無く、脳を包む膜のクモ膜と硬膜にまたがる静脈洞に圧が加わって、鈍く締め付けられる様な痛みが発生してるのだろうと考えました。

施術は頭蓋仙骨リズムの平衡を取り戻し、脳脊髄液の流れを正常にする事でドレナージも正常となって、脳圧も平常に戻ると頭痛も7割方楽になったので終了としました。

5日後に同居している母親の月1回の定期来院の時に「娘はすっかりと良くなりました」との報告がありました。