母親の心

忘れない

毎年12月7日、スイスに住む友人からメールが届く

「今日は、Ｋothakunn　の誕生日」

娘と同い年だから、
元気でいたなら、30歳になる。

友人は、スイスから夫婦で日本にやってきた。
わたしには、初めての“青い眼の友人”。
二人の初めての子どもが、Ｋothakunn　だ。



Ｋothakunn　が生まれて、
３か月後に生まれたのが、私の娘で…、
娘は生後４日目に入院した。
娘が退院するまでの、およそ２か月の間、
友人は、泣いてばかりいた私をずっと励ました。。

すっかり母乳の出なくなった私の代わりに、
「私のオッパイは２つある」と
左腕にＫothakunn　、右腕に娘を抱いて
母乳を飲ませてくれた


その数年後、Ｋothakunn　は重い病で亡くなった、

あれから、もう３０年になる。
わたしと友人は、
互いに忘れられないメモリーを持つ。

毎年、Ｋothakunn　の誕生日がやってくると、
友人は私に連絡をくれる。

「今日は、Ｋothakunn　の誕生日」

空の星になった子どもを、
ずっと胸に抱いて生きていく。
お母さんのこころ。　　　

来年の桜の季節に、
彼女が来日することになった〜　　　
うれしい❣️