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- 改訂された雇用パス (「EP」) 保有者の適格賃金
2024 年 3 月 4 日、シンガポール人材開発省(MOM) は雇用パス保有者の適格賃金について改定されたことを発表しました。なお、当該改定規定は新規申請と既存更新に適用されることとしています。新しい EP 適格賃金基準給与は、2025 年 1 月 1 日よりの新規 EP 申請と2026 年 1 月 1 日よりの更新を適用対象とされます。
改定された適格賃金の詳細については、以下の表をご参照ください。
業界 |
年齢 |
現行適格賃金(シンガポールドル) |
改定された適格賃金(シンガポールドル) |
金融業 |
≤23 |
S$5,500~ |
S$6,200~ |
≥45 |
S$11,500~ |
S$11,800~ |
|
その他の業界 |
≤23 |
S$5,000~ |
S$5,600~ |
≥45 |
S$10,500~ |
S$10,700~ |
適格賃金は申請者の年齢に応じて段々増えて、45歳頃になった際に上記の表に記載された金額になります。
- 現地の適格賃金の基準値の引き上げ
上記と同時に人材開発省は、累進賃金イニシアチブに取り組み、現地適格賃金(LQS)の基準値の引き上げも発表しました。
2024年7月1日より、外国人労働者を雇用する会社は、現地従業員全員に前の1400シンガポールドルから現行月給の最低賃金1,600ドルを支払うことが義務付けられています。この引き上げの目的は、賃金上昇に歩調を合わせ、低賃金労働者の賃金を引き上げ、及び外国人労働者の増加を抑えることにあります。さらに、現地のパートタイム労働者に、時給最低賃金の 10.50 シンガポールドル以上を支払う必要があります。
外国人労働者の割り当ては、新しい 現地適格賃金に応じて調整されて且つ同じ日よりから有効になります。
(1) 現地従業員数 1 人と相当: 月給最低賃金が 1,600 シンガポールドル以上。または
(2) 現地従業員数 0.5 人と相当: 月給最低賃金が800 シンガポールドル以上1,600 シンガポールドル未満
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