2019.10.4(金)
「フラワーカンパニーズpresents
DRAGON DELUXE DELUXE ~30周年スペシャル~」
at 名古屋国際会議場センチュリーホール
出演:フラワーカンパニーズ/スピッツ
東名の事故?による大渋滞に巻き込まれ(まだ高速を走り始めて30分たった?というようなときに)、急遽下の246に下りて走り、大丈夫? 間に合う?とい不安の中で新東名が流れているのを見て、また戻って・・・。
SAで休むこと、たった1回・・・。ひたすら走って。
夕方5時半に無事にホテルについて、電車で会場へ。
いつもながら、なかなか予定どおりには進まない中での、センチュリーホールでした(-_-;)。
「フラワーカンパニーズ 30周年おめでとう!」のお花が並ぶ中、
「ロックのほそ道」からの花がちょっとステキだな、と。
男性ファンもたくさん集まって、ロビーはとても華やかな雰囲気。
ステージが明るくなると、フラカンのメンバーが出てきて、下手でご挨拶。
30周年、こんな大きなところで・・・と。
グレートだったか?「さっき3階に行ってみたけどすごい傾斜で・・・。大丈夫? いつもオレたちがやるところはこれくらいで」と、極端に狭い空間を示したりしていて、笑っちゃう。
「まだ知らないだろうけど(笑)、ゲストがすごい!」
圭介さんは、「びっくりするくらい白いイヌが出てくるよ」って。
竹安さんと小西さんがコンビで、お決まり?のコール。
「ドラデラデラ」の開幕!
(小西さんだったと思うけど、チープ・トリックのライブでここに来て、2階席あたりでライブを楽しんだと。今夜はここで自分たちがライブをやる!とうれしそうでした)
◆ スピッツ パート
そして、「SUGINAMI MELODY」のSEとともに、「白いイヌたち」が登場。
会場の熱気が一気に高まる。
スピッツのセットリスト
01 ハイファイ・ローファイ
02 メモリーズ・カスタム
03 ありがとさん
04 魔法のコトバ
05 ビューティフルドリーマー(フラワーカンパニーズのカバー)
06 優しいあの子
07 トンガリ'95
08 8823
09 涙がキラリ☆
もちろんスピッツファンもいただろうけれど、フラカンのファンが大いに盛り上げて楽しんでくれて、いつものような雰囲気を作ってくれて、熱くて温かい会場。
男性の声援がいつもより多くて元気なのは、フラカンファンの方たち?
しょっぱなから、「ハイファイ・ローファイ」「メモリーズ・カスタム」で飛ばすメンバーたち。
3階席からなので表情は見えないけれど、なんだかとっても楽しそうで、気持ちの入っている演奏が突き刺さるように伝わってきて、それだけで満足・・・となってしまいそう。
マサムネくんはハット無し、テツヤくんは夏と同じでかわいい髪飾りがピンピンはねている。﨑ちゃんは鮮やかな青(グリーン?)のシャツ。
そして、田村くん・・・。嬉し恥ずかしそうに、オーバーオール!ですよ、それも素肌に(笑)。ま、ちょっと予想はしてたけれど、想像以上に「かわいらしかった」ことを記しておこう。いつもよりずっと若く見えるのは当たり前か?
田村「こんな格好で演奏するのはじめてだから、○○○が心配」(笑)
草野「大丈夫?」
田村「うん」
という流れがあったのだが、何が心配だったのか・・・。ストラップがすれる・・・とかそんなことかな?
「しかも乳首立ってるし」というテツヤ発言もあり。
(実は、フラカン20周年のときは、テツヤくんがオシャレにオーバーオールを着こなしていたんですよ)(コチラ)
オーバーオール関連では、
草野「昔はオレも着てた。トイレ行くとき面倒だよね」
グレート「これは前が開いてる」
なんてしょーもない話も・・・。
「ありがとさん」は「ライブで初めて演奏」と。
「優しいあの子」は「比較的最近の曲」と。
前者はMVより、後者はドラマのオープニングより、ずっと力強くて、ロックバンド!の楽曲。しっとり聴くというより、心臓にズンズン迫ってくる音たちだった。
(アルバムへの期待が、いやがうえにも高まるってもんだ)
ボーカルの声も最好調で、このままツアーも始まって終わってほしいなあ、と。
そして、フラカンの「ビューティフルドリーマー」をカバー。
いつものように、カバーはすべて「スピッツの曲」に仕上げてくる。圭介さんの声よりちょっぴり落ち着いた大人の「ビューティフルドリーマー」かもしれないけれど。
カバーはやっぱり、いつも刺激的で新鮮で心が躍る。
カバー後に、
20周年のときは「靴下」をカバーして、「フラカンのカバーというと、ミドルテンポの曲を選んでしまう」と草野くん。
今年の夏はRADWIMPSの「前前前世」をカバーしたことに触れ、
「RADのあとにフラカンのカバー曲をやると、ホッとする。世代かな。コード進行も、この次はこうかな?と想像できる」
と言ったあとで、「(RADは)人種が違う(感じ)?」と会場の笑いを誘う。
テツヤくんにふると、彼も肯定したあとで、「武田くん(RADのベース)はオーバーオール着たりしないだろうし」と。
草野「(そんなことしたら)野田くんに怒られる」(笑)
(これは、コラボの「最高の夏」のときのやりとりだったかも)
「トンガリ‘95」から「8823」「涙がキラリ☆」まで、気持ちよい流れでロックな時間が流れる。
見下ろしていると、彼らの動きが俯瞰で見えて、ひさびさにおもしろいものを見た。
田村くんはテツヤ側の花道を駆け抜けて、たぶん先端まで一気に(そこは3階からは確認不可)。下手の花道も駆け抜けたんだろうか。そこは見ていなかった。
テツヤくんのピックをこっそり?客席に投げ入れてたし。
「トンガリ’95」ラストの﨑ちゃんのドラムソロでは、3階席からは本当に千手観音が拝めた気がする。笑顔が確認できない代わりのご褒美かもしれない。
テツヤくんも、いつもそうだけど、聴かせるところは静かにプレイして、ときにはステージの前方まで何度も出てきて、そのメリハリと真面目な演奏がたまらない。
そして、ボーカル。さっきも書いたけれど、声が力強く届いて、男前な草野マサムネでした(男前って、こういうところで使うのはおかしい??)
普段のライブやイベントでは、朝起きたときに「ああ、ライブか~」とちょっと落ち込んだあとにだんだん気持ちを上げていくことが多いけど、「今日は朝起きたときから、楽しみだった!」と、スピッツファンにはちょっと問題発言(笑)?
あとで、圭介くんも「朝から楽しみだった」とマネしてたけど。
そして、2年先輩からの、そして「数少ない友人」(by Masamune)としての、「30周年おめでとう」の気持ちのこもったパフォーマンスでした。
◆フラワーカンパニーズ パート
セットリスト
01 深夜高速
02 はぐれ者讃歌
03 永遠の田舎者
04 DIE OR JUMP
05 いましか
06 あったかいコーヒー
07 真冬の盆踊り~メモリーズ(スピッツ)~真冬の盆踊り
08 サヨナラBABY
圭介さんの声がいつもよりしゃがれていたけれど(働きづめです)、相変わらずの全開パワーと、心地よい自虐と青さと沸騰寸前のやりきれなさがつまったパフォーマンス。
久しぶりにこちらも何かを発散できた時間。
「深夜高速」「はぐれ者讃歌」「永遠の田舎者」と、彼ららしい楽曲でMAXに突き進んだところで、新曲の「DIE OR JUMP」「いましか」を聴くと、永遠に彼らのなかに燃え続けているものは、見事なほどに変わらずにどんどん進化していくんだろうと想像できる。
荒削りだけれど、どこか優しいサウンドは、彼らの底にある優しさ?・・・とか、全然ロックじゃないことを言いたくなってしまう・・・。すみません。
「あったかいコーヒー」は昔の曲だそうだ。ボーカルの声もどこかに戻っていく。
そして、会場全体が祭りの夜になってヒートアップする、定番の「真冬の盆踊り」。間に原曲よりももっとアップテンポの「メモリーズ」をはさんで、「ヨッサコイ ヨッサコイ♪」と踊らされる私たち(笑)。
グレートだったか、「これで終わりかと思うでしょ?」と笑わせて、ラストは、「サヨナラBABY」。
クセになるくり返しで、耳に気持ちいい。
本当に気持ちを解放させてくれる、そんなライブだった。
そして、相変わらず力の抜けた愉快なMC。
スピッツがカバーした「ビューティフルドリーマー」を、「あれが正解」「ああやればいいんだね~」「これからあれをカバーしよう」とか言っちゃう(笑)。
いろいろなアーティストが「深夜高速」をカバーしたコンセプトアルバム、「あれを聴いて参考にしてる」と冗談とも本気ともつかない軽い感じでサラッというグレート。
東京での暮らしのほうが長くなったけれど、「オレたちは名古屋人」と宣言する圭介さんに、
「あれ、東京ではいつも、そんなこと、言ってないじゃないか」
とツッコむグレート。
何も返さない圭介さん・・・(笑)。
フラカン×スピッツのコラボグッズがすぐに完売してしまったようで、グレートが、
「すみませんね。オレ、こう見えて石橋を叩いて渡るタイプだから(抑えめの数しか作らなかった)」
でも通販とか方法を考えると言っていた。すごいよな、アーティストであり、社長であり、フル活動の日々。
そうそう、通販が決定したようで、こんなお知らせが・・・。対応が早い!!
https://twitter.com/flowercompanyz/status/1180690880639852546?s=11
メンバー8人のイラストがすごくかわいくて、いいですね~。
★コラボ パート
そして、少し時間をおいて、アンコールは2バンドのコラボ。
バックにツインドラムが用意されて、上から見ていても興奮する。
セットリスト
01 ヒバリのこころ
02 最高の夏
03 野生のポルカ
04 恋をしましょう
05 YAH YAH YAH
3曲かな、と思っていたら、びっくり大サービスの5曲!
ベーシスト2人は、グッズTを中に着て、オーバーオールで並んで出てくる。
田村くんのなんともうれしそうなようす。二人で肩を組んでVサインとか(笑)。
仕草がいつもの田村くんとはちょっと違って、何度も言うけれど、本当にかわいい、というか、幼い? とにかくうれしそう、としか形容のしようがないのです。
テツヤくん、オーバーオール着たベース2人を「柴田牧場の人」と呼んで、
「柴田牧場の人、こっちに来ないでほしい、怖い」って(笑)。
ボーカルは白いTシャツ、ギターは黒いTシャツでそろえているのも、なんだかおかしい。
(次の曲でだったか? ギター側に攻めていく柴田牧場の二人。竹安さんはとりあえず迎えていたように見えたけど、テツヤくんは後ずさりしてたよ)
1曲目は「ヒバリのこころ」。
最後のサビでの、マサムネくんの下のハモリも美しい。
「なんで、この曲、選んだの?」というスピッツボーカルの問いに、
圭介「大好きなんです! いやいい曲はたくさんあるけど。この曲には、スピッツのすべてがつまっている!」
草野くんはちょっと苦笑い?
「これ、ぼくらがデビューしたころ、もうあったんですよね」
「ああ、あったかも」
という流れで、グレート or 圭介さんが、そんな昔に「こんないい曲をすでに作ってた!」という褒め言葉(笑)。
圭介さんの声がとっても若い「ヒバリのこころ」を聴かせてくれて、それはそれですごい。
「最高の夏」、私も好きな楽曲。
いつもより何十倍もエモーショナルに歌う草野マサムネがいました。
カバー曲でも必ずギターを抱えているスピッツボーカルと、何も持たずに全身でパフォーマンスのフラカンボーカル。こういう対照もコラボの妙味なんだろう。
そして、予想どおりの「野生のポルカ」。
「レコーディングに呼んでいただいて、うれしかった」というフラカンサイドに、「友達、少ないんで」と軽く返して笑わせる草野氏。
いつも以上に楽しく盛り上がる「野生のポルカ」。
雄叫びはグレート担当だったかな?
そして、「恋をしましょう」!!
ミドルテンポの曲を選びがち、とさっき言っていた草野くんが、「スピッツにはない曲」ということでセレクトした」と。
たしかに、それは言えますね~。一気に期待が膨らんでしまう。
最近の彼は結構攻めてきますね。前向きなモードなのかもしれない?
声の出し方がスピッツの曲とは明らかに異なるという感じ。「前前前世」じゃないけれど、矢継ぎ早の歌詞も、普段とは異なる空気。
「前前前世」とは違う意味で、すごく刺激的。
圭介くんの流れるような言葉運びと、ちょっと無理?して頑張っている風の草野くん。これもよし!
上から見ていると、みんないつもよりも可動域が狭いから、その中で行ったり来たりしているのも格別だ。
目を合わせて歌うと、「歌詞が飛んじゃう」という草野氏。
前に絢香とコラボしたときに、グイグイくる彼女に対して目を合わせられずに「下を向いていた」(笑)という。「亀の恩返し」(ココ)のときですね。
それに対して、
圭介「わかります・・・。(慌てて)いや、わかりません、だって、(絢香と)歌ったことないもの」
には爆笑。
フラカン結成30周年の話題で、「スピッツは30何年?」ときかれて、
草野「スピッツは今年で・・・33年目??」
「30/50」やったのに、いい加減で笑ってしまうよ。
フラカンのキャッチフレーズをちょっと変えて、
圭介「(スピッツは)メンバーチェンジな~し、活動休止な~し、ヒット曲あ~り」
にどう返していいかわからずに笑って下を向くボーカル。
ツインドラムは新鮮だね~。
圭介「リハーサルを少し前にスタジオでやったんですけど、小西がうれしくて、ずっと﨑ちゃんのほうを見て演奏していた」
3階から見ていても、演奏中のうれしそうな感じが伝わってきて、ステキだったな。
シャイなわれらがギタリスト。
それでも竹安さんのリード?で、向かい合ってギターかき鳴らすツーショットがちょっと見られました。
そうそう、名古屋のスガキヤの話題も。
今回のアーティスト写真の撮影でフランスに行ったとき、「スガキヤラーメンのカップ麺があった」とか。
そして、スーちゃんがステージに登場。
あまりのかわいさに、しばし目を奪われて、フラカンやスピッツのメンバーを見るのを忘れてしまった。
とくにスーちゃんの動作を真似て手を動かす田村くんの、これまた、ほほえましいこと!
「レンタル」と言い出したグレートに、
「レンタルじゃないよ、スーちゃんはちゃんと来てくれたんだよ」と主張する圭介さんでした(笑)。
MCともつかぬ、「おしゃべり」がえんえん続く中、
草野「ここ、こんなに時間とっていいの? 終電とかあるんじゃない」(笑)
「50過ぎると話が長くなって、誰かが止めてくれないと」とかね。
そして、ラスト曲は、いろいろ考えたけど、「これでしょ、これしかないでしょ」的に決まったと。
「曲名、言わずに始めるけど、知らない人、いないでしょ」
「いたら、問題でしょ」
なんて言いながら始まったのが・・・、
CHAGE AND ASKAの「YAH YAH YAH」です!
盛り上がらないわけない!
ステージ上でも会場でも、コブシが突き上げられて、「今から一緒に これから一緒に殴りにいこうか~♪」と。
草野くんもタンバリン片手に、コブシを低めに突き上げて歌っていました。
まさか、ここでチャゲアスを聴けるとは!
気持ちよく夜風に吹かれて、ホテル近くまで戻り、優しい声のご主人のお店で、なぜか博多とんこつラーメンとニラレバ炒めとから揚げ(一日ほぼ食事をとっていなかったので)と、そして生ビールをグイッとやって、「ああ、やっと一日終わったー!」という気分でした。
フラカンのツイッター
https://ameblo.jp/flowercompanyz-blog/entry-12532657236.html
https://twitter.com/FlowerCompanyz/status/1180389552956948480
「ラジオデイズ」、聴けましたか?
http://www.m-on.press/music-news/0000221819?show_more=1
「関ジャム」10月13日は「スピッツ特集」らしい。
https://www.tv-asahi.co.jp/kanjam/sphone/next/
楽しい夜でしたね!!
とても印象に残ったことが。
私はグッズの列に結構並んでたのですが、前にいる人たちの会話がね。
「スピッツのグッズも買わなきゃ失礼だよね。」とフラカンのTシャツ着た人たち。
「フラカンのグッズも買わなきゃね!」とスピッツのTシャツ着た人たち。
…まぁ、殆ど売り切れでしたけど笑
それぞれのファンの方たちの温かさにしみじみでした。
おはようございます。
(いつもありがとう!)
あそこにいらしたんですね。
本当に楽しい夜でした。
そしてすてきなエピソード・・・。
それが自然に思えるくらいの、温かい会場でしたよね。
フラカンの人徳?とか思ってしまったり。
コラボグッズもなにやらかわいいですよね。
いいお話、ありがとうございました!