隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

客に煽られて燃えるバンド~スピッツ追加公演 結城

2011年12月08日 21時25分36秒 | ライブリポート(スピッツ)

SPITZ JAMBOREE TOUR “とげまる2011″
追加公演
at 結城市民文化センター (2011.12.5)


 福島市出身で現在水戸市に住んでいるハンドルネーム、テヘランさんは古くからの知り合いで、スピッツファン歴もかなりな人です。
 途中、もろもろな事情やら趣味嗜好?の関係でスピッツを離れた時期もありましたが、数年前から戻ってきて現在に至ります。
 なかなかライブに足を運ぶことができない状態でも、参加したときにはメールで様子を知らせてくれたりするありがたい人。
 今回はずいぶん久しぶりにチケットを手に入れてライブ参戦できたようで・・・、よかったね。
 なんだかひどく「良い!」ライブだったそうで、いつもよりなが~いあつ~いメールをいただきました。
 私信のため、第三者の方に意味不明なところは削除したり書き換えたりして、ちょっと編集しなおし、もちろん本人の許可ももらって、以下にまとめます。
 よかったら最後まで読んでみてください。
 いつもここのレポを読んでくださっている方はよくご存じだと思いますが、私自身が参加したライブのレポでも正確さは「ん?」な上に、今回は実際には「行ってない」ので、どうかそのあたりを差し引いて読んでくださいませ。
 ちなみにMCは順番メチャクチャです。編集してます。悪しからず・・・。


 テヘランさんは結城の街に早く着いてしまい、大通り沿いの喫茶店に入ったそうです。
 そこで交わされていたお店のマダム(60代くらい)とお客さんのサラリーマン(常連さん風で40前後)の会話。
 これはテヘランさんが電話で話してくれたのを会話風にアレンジ。

男性「なんだか通りがにぎやかだね」
ママ「バンドが来てるのよ」
男性「へ~。誰?」
ママ「スピッツっていうの。知ってる?」
男性「知ってるよ~」
ママ「そう。有名なの?」
男性「有名だよ。ヒット曲たくさんあるよ」
ママ「へ~。どんなのがあるの? ブルーハーツなら知ってるけど」(と言って、「リンダリンダ~」と歌い始めたらしい)
男性「『ロビンソン』とか『チェリー』とか」
ママ「どんなの? ちょっと歌ってみて」
男性、『ロビンソン』の最初のフレーズを歌う。
ママ「あ~、知ってる知ってる。で、スピッツは汗かく音楽なの?」(笑)
男性「かくよ。みんな立ち上がって聴くし。ハードロックじゃないけど激しいよ。いい歌たくさんあるよ。へ~、ここまで来てくれるんだ」
ママ「イエローモンキーは来ないけどね」(ママはイエモン好きらしい)
男性「イエモンは解散しちゃったからね」
ママ「あら、そうなの。知らなかった・・・」
男性「あのホール(結城市民文化センター アクロス)は音響もいいし、なかなかいいホールらしいよ。○○(知り合いらしい)が言ってた。プロもそう認識しているらしいよ」

 以上。内容だけきいて、作ってしまいました(-_-;)。
 



★セットリスト★
 01 ビギナー
 02 エスカルゴ
 03 恋する凡人
 04 ロビンソン
 05 幻のドラゴン
 06 鳥になって 
 07 冷たい頬
 08 TRABANT
 09 メモリーズ・カスタム
 10 ヒバリのこころ
 11 ガーベラ
 12 新月
 13 ジュテーム?
 14 シロクマ
 15 えにし
 16 どんどどん
 17 探検隊
 18 けもの道
 19 トンガリ95
 20 8823
 21 君は太陽

ENCORE
 01 空も飛べるはず
 02 新曲(あかりちゃん)
 03 俺のすべて

 では、ここからはテヘランさんが見たスピッツライブです。


★テンションは最後まで高いままで 
 なんだか,いいの?というくらいに盛り上がったライブでした。
 ここ2、3年はスピッツのライブとは無縁だったのだけど、その間にこんなに進化しちゃったのか?っていうくらい。
 そういう部分もあるかもしれないけど、いろいろ検索してみたら、ここでのお客さんの盛り上がりがものすごかったみたい。
 メンバー登場から、「待ってたよ~」と言わんばかりの「うわー」という悲鳴と、男子の掛け声がすごく多かった。私の前には5人の高校生か中学生のグループ。地元の子たちかなあ、うれしいそうだったな。
 ちなみに私は24列目くらいだったのですが、友達と一緒に座りたいという女子に頼まれて座席を交換してあげ、なんと5列も前に行けたのです。
 でも、このホールは1200人くらいのキャパで、最後列でもメンバーのこと、よく見えたんじゃないかな。こういうこぢんまりとした会場も含めて、全国各地を回ってくれるとうれしい。
 最後まで客席のテンションは静まらないまま、だからメンバーもとても楽しそうだし、田村君は何度もピースサインを送ってくれました。

★暴れっぷり
 クージーが言ってたけど、田村君の暴れっぷりがすごかった!!(「冷たい頬」のベースラインもしっかり聴こえて、すてきだった)
 「8823」では、ドラムの台に上がって、後ろにいるローディーさんを煽ってたとか(スタッフを煽ってどーするの!)(笑)。
 マサムネも「(田村が)視界に入ってきた」って。マサムネの画面にもちょくちょく映ってたらしいです。
 「けもの道」のイントロは惚れ惚れするくらいかっこよかったけど、エンディングでのテツヤの「ギターかきならし」の激しさ+かっこよさに感動。テツヤもどうしちゃったの? そういう人になったんですか? いい光景でした。
 ステージの前のほうで演奏するときもすごく楽しそうだったし、ノッてる!って感じが伝わってきました。
 「とんがり」はあのイントロで決まりっていうくらいにはまってたし、「とげまる」各曲のギターソロもよかった。
 崎ちゃんの楽しそうな笑顔もばっちり見えました。涙が出るくらいにステキだったなあ。
 マサムネがたまにちょっと喉がイガイガ?な雰囲気のときがあったけど、でも声は絶好調。高い声はどこまでも美しくのびやかで、低いところは案外たくましい。左右の女子は「ジュテーム?」で聴き入ってたし、ひょっとして泣いてたんじゃないかな。私もかなりウルッときました。
 スピッツはやっぱりライブバンドだよなあ。
 アリーナもいいけど、そこに行ける人ばかりじゃないから、こうやって津々浦々、これからもヨロシクです。
 そういえばマサムネも「40過ぎたから、とかそんなこと言ってられない!」って強く言ってたっけ。まだまだ大丈夫そう。

★地元の話
 マサムネは東京に出てきて、山が見えないんだ、って感じたそうです。福岡では普通に山が見えてたらしい。
 で、「山が見えないのね」ってハイジやクララになりきって「かわいく」言ってました。
 結城に車で来る途中筑波山が見えたって。
 で、筑波山話。
 マサムネが「崎ちゃんは地元だから遠足とかで登ったの?」というようなことを聞いたら、「あんまり覚えてない」らしい(笑)。
 テツヤは「登ったよ。中腹に温泉あるでしょ。日帰りだけど温泉に入った。ロープウェイとか、ないよね?(「あるよー」と客席から)そ? 俺、そういうの苦手だから」。マサムネが「ああ、高いところとかね」って。
 で、田村君はマサムネに「田村は・・・行ったことないよね」と振られて、苦笑いして首を振っていました。

 崎ちゃんは佐野に近いけど結城のことはあまり知らないらしく、「昔、大洗に行くときに通過してた」って。
 マサムネ「自転車で行ったりしてたんだよね」
 崎ちゃん「そう、70キロ?くらい」
 に会場から「へ~」「お~」の微妙な声も。
 崎ちゃん、「結城つむぎ」と言おうとして何度も「結城つむじ」って。それにはテツヤが体をよじって爆笑してました。
 マサムネに「結城つむぎってどんななの?」と質問されて、「うーん、織物・・・?」とか言葉に詰まって、崎ちゃんの天然ぶりが際立った自己紹介でした。

 崎ちゃん爆笑コメントのあと、テツヤは「俺はあっさりいくよ」と言って、
 「俺も結城ははじめてです・・・」って。
 だけどそのあとに続けて、小学校低学年の頃に水戸に住んでいたこと、その頃大洗でハマグリをとった思い出を語った後で、マサムネから、「え、それって密漁?」とツッコまれていました。
 「違うよ、採っていいんだよね? 足をこうやって(ぐりぐりさせつつ)やると、ハマグリが採れるの」って(??)

★結成当時はちょっとビジュアル系入ってた崎ちゃん
 「来年で結成25周年」に大きな拍手があったあとで、
 マサムネ「俺は家から髪を立てて電車乗って(ライブハウスまで)来たけど、崎ちゃんは楽屋でやってたよね。気合入れて」
 崎ちゃん「そう。テツヤに手伝ってもらって。命かけて立ててた」
 崎ちゃんはスピッツの前に「ドールズ」というちょっとビジュアル系のバンドやってて、「背広とか着て」って。
 その「背広」にみんな爆笑。
 マサムネは「背広っていうと、ひじ当てがついたチェックの上着みたいだよね」って。
 あれって「北関東」ってこと? BOØWYとかBUCK-TICKとかの影響?って。
 テツヤはその風貌から「友達に聞かれてたよ。ホントに自分のやりたい音楽やってるの?って」。
 でも「YES !」って答えていたそうです。これはいつ聴いても、なんだかいいお話・・・。

★イケメンで「スピッツ物語」をやるとしたら・・・
 どこかのMCで、イケメンでスピッツの物語をやるとしたら・・・という話があったらしいんだけど。
 田村君を桜井翔、マサムネを松潤、テツヤをもこみち・・・で、崎ちゃんだけ飛ばしちゃったらしく、クージーが、
 「崎ちゃんはジローラモ」っていうのはどう?」って(爆)
 ああ、わかる・・・。中身の雰囲気は違うんだけど見た目は似てる・・・。
 そうしたらマサムネ?が「崎ちゃんだけ本人が出るっていうのは?」って。なんで崎ちゃんだけ???

★「結城」と「勇気」
 結城の街にちなんで、マサムネが懐かしい「勇気」のさわりを歌ってくれました。うれし~。
 「勇気 勇気 勇気をください 死ぬまで子どもでいたいから」って。
 「昔はこんなふうにブルーハーツみたいに歌ってた」と足を開いてかっこつけて。
 「だけどマイクパフォーマンスができないから、下向いて、『次の曲は●●です』とかやってたね」と怪しい動きも。
 メンバー紹介のときに田村君が「勇気って曲、忘れてた・・・。言ってくれれば、言ってくれればバンドで(やったのに)」って。
 客席から「やって~」的な歓声が。
 「でもあれってデータ残ってる?」
 「残ってるんじゃない? 崎ちゃんが最近ブルーレイにせっせと入れてるから大丈夫」という会話も。
 崎ちゃんも「田村とテツヤが『勇気! 勇気!』って歌ったんだよね」と実演つきで。
 ここで田村君と会場のお客さんとの間で「約束」が成立したんだけど、「ブログに書いたりつぶやいたりしちゃダメだよ」ってことなんで、「内緒」(笑)
 でも昔のことを話すときの4人は楽しそうで仲よさそうで、ホントにこっちも幸せになります。

★「たぶん・・・」
 震災のことにはあえて触れずに本当に楽しい夢みたいな時間をもらいました。
 最後にマサムネが「今年はいろいろあったけれど、スピッツはこれからも続けていきます」と強く言ってくれて、音楽に力をもらうってことが本当にあるんだなと思いました。
 新曲の歌詞に「たぶん 歌い続けてる」というのがあって、この「たぶん」がスピッツらしいし、だから信じてもいいかな、って。
 
 汗びっしょり、頬の紅潮させて、結城の駅まで走りました。
 ほんとうに激しくてお客さんも最高で、いいライブでした。
 スピッツ、また会いに行くよ!
 


                     

 以上がテヘランさんからのメールを脚色(-_-;)したレポです。
 正確さはご勘弁。
 彼女の「楽しかった思い」だけ受け止めていただけたら・・・。
 テヘランさんは「スピッツは客を煽らないけど、客に煽られて良くなるバンドだね」って。
 テヘランさん、ありがとう!
 




 福島でライブを!という思いは十分に伝わってくる。
 必ず戻ってくるでしょう!


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