隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

マスクやお面のバンドたち~「ロック大陸漫遊記」

2019年10月19日 00時03分57秒 | スピッツ

2019.10.13 21:00
「草野マサムネのロック大陸漫遊記」
 at TOKYO FM



 NHK『SONGS』のお話から。
 『水曜どうでしょう』の初期から見ていた草野くんは、MCの大泉洋さんの大ファン。
 草野「やっと会えたな」
 会う前はドキドキだったらしいけど(きっといつものこと?)
 草野「実際にお会いしたら、初めてという気が全然しなくて」
 それはこちらがテレビでいつも見ていたというだけではなく、「彼のコミュニケーション能力の高さ、ウェルカムオーラ、来るもの拒まずな感じがうらやましくもあった」と。
 1時間以上話して、使われるところは一瞬だろうけど、放送されるのが「楽しみ」と。
 (もうご覧になりましたか? 私はいろいろあって見逃してしまって。再放送にチャレンジです)


 今夜は、「素顔じゃない?バンドで漫遊記」。
 「売れるための演出」だったり、「メンバー全員が恥ずかしがり屋のために別人格になりたかったり」、大人の事情はいろいろだろうけど、メイクなどして素顔をさらさないままのスタイルでロックし続けるバンドって案外いるそうだ。
 なかでも、「しかもそれが結果的にかっこいい!というバンド」をセレクトしての特集です。
 「素顔じゃない?バンドで漫遊記」と「?」がつくのは、あくまで「素顔だ!」と主張しているバンドがいるからだそうです(笑)。
 スマホやPCで聴いているリスナーは「画像検索しながら聴いたらおもしろいかも」って。

 オンエア曲
 01 YM71D(スピッツ)
 02 Strutter '78(Kiss)
 03 Fire(The Crazy World Of Arthur Brown)
 04 People = Shit(Slipknot)
 05 Emotions(MAN WITH A MISSION)
 06 The Mind Still Travels(Sleep Party People)
 07 Stay Up All Night(MOTHBALL)
 08 ブクブク ピ! ブクブク ペ! ブクブク パッピッポ!(溺れたエビ!)
 09 TONIGHT, TONIGHT, TONIGHT(BEAT CRUSADERS)


 漫遊前の一曲は、スピッツで「YM71D」(2019年、ニューアルバム『見っけ』)。
 ご本人が、「『YM71D』と書いて『やめないで』」と解説していました。
 うまく言えないけれど、ちょっとずれたリズムがヘンに心地よいのはなぜだろう。
 「二人」と「飛べる」が一緒になったスピッツの曲っていくつかあると思うんだけど、「グラスホッパー」とか「不思議」(「君で飛べる 君を飛ばす♪」なんて、意味深)、ちょっとステキに妖しい雰囲気が漂うのがうれしい。青いままだから、いくつになっても粘っこくならない。
 これも「やめないで」じゃなく、「YM71D」にしたところに「何かあるぞ・・・」(笑)。キャッ!
 やっぱり「読み方は好きでいい」そうです。

 最初の曲は、「アメリカ東海岸から世界的なロックバンドになった生きる伝説」、Kissの「Strutter '78」(1978年、初のベストアルバム『Double platinum』)。
 メイクをしているバンドといえば、草野氏の世代的には、Kiss。「小学生のころから大スターだった」と。
 中学のときに友人から借りたKissのレコードを返すために学校にもっていったら先生に没収されたという「悲しい思い出」がある、と(学期末に交渉して返してもらった、という後日談も)。
 10年くらい前には、Kissのポール・スタンレーのメイクをして年賀状作成したことも・・・と。
 (ちゃんとアイテムをそろえてメイクして撮影したという力作だったらしい)

 Kissのメイクは歌舞伎の影響を受けていると言われたこともあるが、「本人たちは否定している」と。
 モチーフは、犬、宇宙人、悪魔、猫などなど、あるが、「個人的には、後期メンバーだったビニー・ビンセントさんというギタリストの古代エジプト風メイクが不気味で好き」と。
 この人は本名をビンセント・クサノというそうで、「親近感を感じています」。
 


 次は、The Crazy World Of Arthur Brownで「Fire」(1967年、デビューアルバム『the Crazy World of Arthur Brown』)。
 ここからシングルカットされて、全米1位、全英2位の大ヒット曲。
 草野氏の知っている限りでは、「ロックスターといわれる人で最初に奇抜なメイクをした人」。
 この人のメイクを見ると、「Kissはこの人のまねをしたのかな」とも思うそうだ。
 私としては、このジャケットのメイクがいちばん、Kissっぽい。
 

 グラムロックのルーツとも思われ、「オルガンのきらびやかな音がイカした曲」と。
 The Crazy World Of Arthur Brownというバンドとして活動していて、69年に解散、2000年に再結成したあと5作アルバムをリリース(最新作は今年!)。
 草野「同じような路線で50年以上活動していて、今年77歳! すばらしいですね」

 次は、「世界的な人気メタルバンド」Slipknotの「People=Shit」(2001年、2ndアルバム『Iowa』)。
 こちらはメイクじゃなく「マスク装着」。
 アメリカのホラー映画のようなマスクで、「初めて見たときに、かっこいいなあと思って」。
 スピッツもどう?と思って、「テツヤはこんなのいいんじゃない?」とか妄想していたらしい。
 (テツヤくん、似合いそう。わかんないけど)
 Slipknotがサマソニのステージで演奏しているのをテレビで見たら、「メチャメチャ暑そうで。こりゃ、オレらには無理だわ」と思ってあきらめたとか。
 草野「ドラムの音がポコポコいってて、そういうところも好きです」
 この曲に関するかぎり、ホラーっぽいマスク、絶対に似合いそう!
 草野「一時期、この曲ばっかり聴いていたことがあって。リアルな『デトロイト・メタル・シティ』のような」
 かっこいいけど、ホントに暑そう・・・。
 
 

 次は、MAN WITH A MISSIONで「Emotions」(2013年、2ndシングル)。
 狼のバンド(笑)。
 プロフィールによると、「・・・頭は狼、体は人間という究極の生命体。長らく南極の氷河の中で凍結されていたが、2010年、地球温暖化のために融解。で、2011年、メジャーデビュー」。
 なんとも気持ちのいいサウンド。やっぱりおしゃれ感もありつつの狼?

 草野くんは、一度、ギターのJEAN-Ken Johnnyと対談したことがあって、「メチャメチャ性格よさそうな狼だったけど、全然スキがなかったんで、あれ(狼)素顔なんじゃないかな」(笑)と。
 夏フェス、「MONSTER baSH 2013」のオフィシャルブックでの対談ですね。すごくほのぼのした雰囲気で、狼が本当に誠実で穏やかで謙虚でした(笑)。
 対談の冒頭で、「暑くない? 冷房下げる?」と草野くんが気遣っているのがおかしい。
 写真がすごくステキ。うつむく狼がなんともかわいらしい。
 

 

 
  (『MONSTER baSH 2013 OFFICIAL BOOK』より)
 
 ココからはちょっとマニアックに?
 デンマークのバンド、Sleep Party Peopleで「The Mind Still Travels」(2018年、5thアルバム『Lingering Pt. II』)。
 ウサギのお面をつけたバンドでコアな人気があるそうだ。
 このアルバムのジャケット。一見かわいいかな、と感じつつ、ひたすら不気味で怖い。インパクト!
 

 音のほうは、「シューゲイザーとかドリームポップといわれる、夢見ているような、フワフワした気持ちのいいロック」。
 2008年、ブライアン・バッツのソロプロジェクトとしてスタート。
 草野「画像を見ていただけるとわかると思うけど、これくらいならSlipknotと違って夏フェスでもいけるかもしんない! むしろ紫外線予防になってくれるかも」
 曲は「クセになる感じで、とってもいいです」。
 軽く上下して歌うベースの音が気になっていいですね~。

 そして次は、MOTHBALLの「Stay Up All Night」(2018年、2ndアルバム『Walk This Way』)。
 草野「日本のバンドですね・・・。日本の、というより、遠い銀河系からやってきた2体のエイリアン、宇宙の海賊チーム。そんな2人が人間たちを洗脳してバンドを組んだ!…そんなストーリーですね」
 個人的には今、このバンドのマスクがいちばん気に入っているらしい。顔に1~5の数字があって、「それがステージ上で光るっぽいんだよね~」。
 草野「かっこいいよ、これ。草野球のとき背番号7だったから、7番のマスクつけて、MOTHBALLに加えていただきたいくらい」
 曲も「ポップだけどパワフルで、とってステキだと思います」と。
 宇宙から来たエイリアンはもちろん日本語じゃないけど、英語なのね(笑)。
 ノリのいいリズムと繰り返しでクセになるメロディー。
 これはすごい!
 MOTHBALL「Statement」Official Video



 最後は、溺れたエビ! の「ブクブク ピ! ブクブク ペ! ブクブク パッピッポ!」(2016年、3rdアルバム『ブクブク ピ! ブクブク ペ! ブクブク パッピッポ!』)。

 今日登場した中で、「いちばんインパクトがあるかも」。かなりリアルなエビの頭をかぶっている。
 これは・・・。もう素顔とか素顔じゃないとか、そのあたりを越えて違うところを目指している?(笑)
 

 インスト曲だけど、「すごくエビっぽい。どういうところがエビっぽんだよ、と言われそうですが・・・」
 あ、ホントだ、エビっぽい(笑)。カニじゃなくエビ! なんか跳ねてるし。

 特集最後に。
 もれたバンドも結構いる、ROLLYとかFACT。GreeeeNも顔がわからないということでいえば・・・。
 草野「ふなっしーのバンドでCHARAMELってかっこいいんだけど(ご当地キャラたちのメタルバンド)・・・、でもあれは中の人はいないのか? どこまで触れていいかわからない、ということで、なかなか難しいテーマではありました」(笑)
 草野「スピッツもね~、白いイヌのマスクとか作って、まだ体力のある2、3年のうちに活動してもいいかも・・・とか妄想して」
だそうです(笑)


 そして、ここで、「ちょっぴりタイムマシン」のコーナー。
 今夜は、BEAT CRUSADERSで「TONIGHT, TONIGHT, TONIGHT」(2006年、バンド通算9thシングル『TONIGHT, TONIGHT, TONIGHT』)。
 1997年、会社員だったヒダカトオルさんはお面をつけて活動。2010年に解散するまで、そのスタイルを守った。ライブではお面を外すらしいけど。
 
 草野「あのペラいお面なら、横から顔がわかるよね? どうだったんだろう」
 雑誌とかで見て、いわゆる紙で作った手描きっぽいお面で、おもしろいなあと思っていた。
 草野「音はザクザクしていて気持ちいいです」


 そして来週は? ワンアーティスト特集」。
 「The Night Flight Orchestraで漫遊記」。
 2012年にデビューしたスウェーデンのバンドで、「産業ロックへのオマージュ」に溢れていて、曲がすごくいいので、「ちょっと広めたい」と。
 「これから」を見据えた、こういう特集もいいですね。



                              



 「ワタリ」が好きな絵音くん。
 私も、最初は引っ掛からなかったけれど、一度ライブで聴いて、心惹かれました。
 https://twitter.com/indigolaend/status/1183399020787462145?s=11

 「関ジャム」出演のあと、SNS上でいろいろ言ってくる人もいたらしいけど(私はとてもおもしろかったけれど)、田村くんから連絡があったとか。
 https://twitter.com/indigolaend/status/1184056997525643264?s=11

 とくに目新しいことは書いてないけれど(笑)。「怖いという思い」はわかる。
 https://style.nikkei.com/article/DGXMZO50778660Z01C19A0000000/

 『MUSICA』でで草野くんと対談した、あいみょん。
 あ、大変! 『JAPAN』も『い音楽と人』も『MUSICA』もまだ購入していなかった。
 明日、本屋だな。

 https://twitter.com/aimyongtter/status/1184080198351765504?s=11

 NACSやめたら・・・。
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191016-00000154-spnannex-ent



                              


 この前、「台風一過」とかいって、ベランダから見た呑気な秋晴れの青をupしたけれど。
 そのあと、報道で次々明らかになる被害の映像に、心底驚きました。
 呑気で無神経な更新、本当に恥ずかしい。失礼しました。
 あまりに広範囲に及ぶ水害や土砂災害。
 今回は現地に行くことはできそうにないけれど、小さなできることを・・・と話しています。
 それにしても、いつもの台風ならば、上陸すればだんだんに勢力を弱めて、そして温帯低気圧に・・・というのが普通だったから、あの夜、外が静まるにつれて、「ああ、過ぎていったんだな。もうこれ以上は・・・」とちょっと安堵したのを覚えています。
 まさか、あれから北上して、福島や宮城で大暴れするなんて。
 どんなに怖かっただろうと、想像するばかりです。
 
 不謹慎と言われるかもしれないけれど、こんなふうに、以前なら想像や作り物めいたSF的な出来事を思われるような災害が年々増えている。
 地球は何億年?先の破滅に向かって突き進んでいるんだ、と。
 
 
今も外は雨。
 被災地にも降っているのか?
 さっき、知り合いから電話があって、多摩川にかかっている日野橋の橋脚1つが沈んで橋が凸凹になっていると知る。

 堤防の決壊や土砂災害があまりにあちこちで起こったため、この橋程度の被害では耳には届かなかったわけだ。
 


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