2011.12.16 (金)
★「未来へのキオク」
きょうから配信が始まった「未来へのキオク」。
(ココからどうぞ)
iPhone のMAP からも航空写真で被災地の様子がわかるが、被災した人もそうでない人も、忘れないでいるための機能になる気がする。
人は、語らず、見ず・・・という時間を過ごしていると、記憶や思い出はどんどん薄らいでいく。薄らいでいくことでOKというものもあるだろうし、そうやって生きていくことが穏やかに生きるための処世術だという人もいるだろうけど・・・。
そうならないでいたいと思う人や、そうなることを恐れる人にとっては、映像は大きな役割を果たしてくれる。
よけいなコメントや刺激的な言葉がない分、訴える力は大きい。そう思う。
★ミタさん
ココで「ミタさんの正体」とか、結構自信をもって「わかってる」ふうなことを書きましたが、もちろん大きく外しました(笑)。
恥ずかしいので顛末は書きませんが・・・。
だんだんに心の深淵が見えてくるミタさんの悲しみと、封印していたかたい心が和らぐことで増幅する苦しみがこれからどうなっていくのか。
名演技を見せる子役たちの言葉があまりに「ドストライク」で、私のようなひねくれものはちょっと赤面しちゃうんだけど、でも見てしまいます。
★時間外業務
今月はじめ、たまたま仕事先で国会の予算委員会の中継を見る機会があって。
山岡賢次・消費者担当相のマルチ問題とか、一川防衛相の問題が追及されていたんだけど、結局、公務員給与の問題も国会議員数削減の問題も進まないまま、国会は閉会してしまったことになる。
消費税がなんたらかんたらというニュースを聞くたびに、釈然をしない思いだけが残る。
両大臣の問題は決して小さくはないけど、われわれに社会では、本来の仕事以外については時間外業務として片づけるのがふつう。
あの予算委員会で、だらだら出てきてかったるそうに答弁していた山岡氏を思い出すと、本当に不愉快になる。
あそこで扱うべき重要な問題は軽く飛ばされてしまった感じだ。
・・・と今さらながらですが、言いたくなってしまったのです。
★渡辺美佐子さん
『朝日新聞』夕刊の渡辺美佐子さんのインタビューがいいなあ。
インタビューって年齢がいけばいくほど「自分語り」になってしまうもんだけど、彼女は自分を語りつつも出会った人、演出家、若い役者のことや言葉をすごくよく覚えていて、それを発してくれる。
そうするとよけいに本人の姿が際立つんだってことを教えてもらったような気がする。
大好きな女優さんです。年齢を重ねても、老いても、ちゃんと「危ない」雰囲気を漂わせるって、なかなか難しいと思うから。
山口百恵と共演したときの、10代とは思えぬ落ち着きぶり、役への入り込むようすを驚嘆したと述べていたけれど、それに似たものを「あひさま」の井上真央に見たんだそうです。
長いこと使い続けた愛用のiPodがとうとうダメになり、しばらくいろいろと迷ったあげく iPhone 購入。
1カ月ばかり音楽から離れていて、最初に聴いた「夜を駆ける」は、胸の中に沁みわたりました。
こういう感覚を味わえるってことは、私もまだまだ大丈夫? なんて・・・。