2012.4.4 (水)
「ゴースカよかったです!!」メール、ほんとうにありがとうございます。
期待はふくらむばかりです(笑)。
そうそう、そのなかで、みごと20位をあてた方がいらっしゃいました。
(すご~い
)
曲名はまだ知らないのですが、それにしても、なぜか私まで誇らしい・・・。
おめでとうございます
★カーネーション
「カーネーション」、終わりましたね。
うまく言えないのですが、「老いる」ということはこういうことなのかなあ、と、思いをめぐらせることのできたラストでした。
悲観的でも、妙に楽観的でもない人生の終幕。
もちろん人の数だけさまざまな道があるんだろうけど。
できるなら、最後まで自分の意志と情感を道連れにしていきたいものですが・・・。
尾野真千子さんの雰囲気がステキだったので、役者が変わるってどう?と思ったけれど、老いを演技だけではなく役者の経験や思考で作り上げる・・・という観点からは、夏木マリさんでよかったかも、とそれなりに納得しました。
半年を通して印象的だったシーンは、髪結いのおばさんの最期。
戦争から帰還して精神的に不安定になってしまった次男のことを母として語っていました。
「ひどい目にあって、それであんなふうになってしまったんだとずっと思っていたけれど、そうじゃなかったのかもしれない。
ひどい目にあったからではなく・・・、ひどいことをしたからなのではないか。そんなふうに思う」
と。
母としての凄さを見せつけられました。つらい「納得」だけど、それを受け止めた壮絶な姿でした。
軽い認知症を見せ始めていたお母さんの最後のシーンもよかったなあ。
みんなが集うなかに亡くなった夫の姿を見つけ、近づいてお酌をするかわいい妻のしぐさ。
そうそう、ずいぶん大勢の人が亡くなったけれど、臨終の場面が皆無だったというのも珍しい。
で、それがとてもよかった。
案外、人って、仰々しく死んだりしない。いつのまにか消えてしまうことのほうがずっと多いんだよなあ、と。