隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

early winter

2012年11月20日 19時36分58秒 | 

■early winter

息を吸って 胸を膨らませて
指先に 温かさが戻る
ぎゅっと握った掌に
伸びた爪が 遠慮がちに食い込む
日々の流れが遅くて 安心したり
変化が薄いと イライラしたり
私はこんなに 自分勝手です
ずっとこんなふうに わがままです

帰り道で見かけた小さな少女が
立ち止まって見上げている 初冬の空
キミの目に映る色と 私が知っているそれは
今も 来年も同じだろうか
そういうことが やけに気になって
ときどき立ち止まって 確認する
私はどのくらい 生きてきたの?
どこが変わって どこらへんが相変わらずなの?

買い物を忘れた子どものように
戻ろうか 帰ろうかと 迷っている
そういう夕暮れが 夕暮れの匂いが
怖れやため息を 悲しく包む
鮮やかな時は短くて
足元でカサコソいう落ち葉たち
頭の中の懐かしい音に揺られながら
重い荷物をもちかえて 家まで歩こう



                     


 仕事の合間に、都立小山内裏公園を散策。
 東京のはずれに、こんな初冬の光景が広がっています。なんにもないのが、むしろ貴重。
 地元では昔から「戦車道」と言われていた尾根道を中心に整備された公園。
 第二次大戦末期までには陸軍の戦車用のテストコースの一部だったとか。物騒な名前とうらはらに、今ではのどかな雑木林と小さな池が散在する。
 平日のため、たま~にすれちがうのは高齢の方ばかり。
 写生クラブの団体さんも光の中に。辛口の同行者が「新手の老人会か」と・・・。失礼しました(-_-;)。

 

 

 

 

 

 

 いろんなこと、ちょっと脇に置いて、逃避モードの午後。
 暖かでした。


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