2023.08.20
「ロック大陸漫遊記」
FM TOKYO
8月第3週
「運転中の方、お仕事中の方、ヒマこいてる方・・・、いろんなシチュエーションの方がいらっしゃると思いますが、ちょっとした息抜きにしていただけたら幸いです」
今回のテーマは、【ロク漫的WBCのテーマソングで漫遊記】です。
先日、Amazon primeで公開となったWBCのドキュメンタリー映画『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』を見て、「WBCが再び来ています。熱いです」。
「プロ野球で私のひいきのチームがこのところ苦戦しているので現実逃避ということもあるんですが」と。
TBSで放送されたときのテーマソングがジャーニーの「Separate Ways」という曲。これは曲調は熱くて盛り上がるんだけど、実は失恋の曲で、「スポーツには向いていないのでは?」という指摘もあったらしい。
で、「別の曲にするならこんな曲もありますよ、というかってな提案」で漫遊です。
(斬新な企画!)
オンエア曲
01 旅人(スピッツ)
02 Separate Ways(Worlds Apart)(Journey)
03 Higher(Edenbridge)
04 Bushido(HammerFall)
05 Eye For An Eye(H.E.A.T)
06 Into the Fire(Degreed)
07 GO(ASIA)
08 NEVER(MIE)
09 醒めない(スピッツ)
漫遊前の一曲は、スピッツの「旅人」(1996年、14thシングル「渚」のカップリング曲/1999年、アルバム『花鳥風月』)。
この曲は、「ロックのほそ道のエンディングテーマのような曲」。試合の最後に流れたら、「曲調が緩いのでひいきチームが負けてもどんよりしないかも?」ということで。
(ああ、そういう選択の方法もあるかも(笑))。
最初の曲は、Journeyの「Separate Ways」(1991年、2ndシングル)。
まさに、この企画のきっかけとなったTBSのWBC中継のテーマソングから。
Journey - Separate Ways (Worlds Apart) (Official HD Video)
聴いていると熱くなるし、「もうこれしかないでしょ!という気にもなる」と。でも「失恋ソング、フラれた男の未練たらたらソング? ボクらは別々の道(separate ways)を行くけど、ボクのことは忘れないでね。出会った頃のことを忘れないで。ボクはずっとキミを愛しているよ、みたいな」。
「イマイチ、スポーツとは合わない気もする。たとえるならば、結婚披露宴で、『Love is Over』を歌っちゃうような」(うーん、たしかにそれはまずい・・・)
英語の歌詞をちゃんと調べないでOK・・・はまずいか。
ほかの曲を選ぶにしても、「この『Separate Ways』がもつ悲壮感みたいなものは必要なのかな」と思い、「今日はマイナー調、短調の曲をセレクトした」。「悪い言い方をすると、クサいロックナンバー」だそうです。
次の曲は、Edenbridgeの「Higher」(2010年、アルバム『Solitaire』)。
まずは「Separate Ways」に近い曲から。「イントロから雰囲気が近い」。
このバンドは、オーストリアのシンフォニックメタルのバンドで、以前にココでかけたことがある。
サビの「頑張ってもっと高みにのぼろうよ!」という歌詞が、「まさにアスリート向き」。
このバンドは女性ボーカルだが、「女性ボーカルの曲って、実はスポーツ向きだと思う」。
サッカーの試合でよく流れる、サラ・ブライトマンの「Question of Honor」という曲。ちょっとZO-3で。
「あれにちょっと近い雰囲気かもしれない」と。
Sarah Brightman - A question of honour - 1995 Official Video Clip HQ
曲終わりで、「転調に次ぐ転調が高揚感をもたらしますよね」。
次は、スウェーデンの王道メタルHummerFallの「Bushido」(2014年、アルバム『(r)Evolution』)。
タイトルからして、「侍ジャパンのテーマ曲にぴったりなのでは」。
歌詞の内容も、「バトル物のゲームに出てくる戦士のテーマソングみたい」。
勇ましさや力強さが前面に出てしまうが、例えば「村上選手がガツンとホームランを打つシーンとか、ダルビッシュ選手が三振をとって吠えるシーン」に流したらぴったり、と。
(間奏のギターのいいですね。続くボーカルにも哀愁が漂って)
次もスウェーデンのバンドで、H.E.A.T.の「Eye for an Eye」(2014年、アルバム『Tearing Down the Walls』)。
「すごいわかりやすい感じのコテコテの熱い感じのクッサイナンバーは、スウェーデンに豊富なのかも?」
草野くんの好きなナンバーだそうで、ココでもかけています。「ボンジョヴィを思わせる熱いナンバー」。
(ここでは、Edenbridgeもかけていましたね)
サビをZO-3で披露して、「sing alongできる部分もあって盛り上がるのではないか」
メッセージコーナー。
「死ぬまでにやりたいことの1つが、プロ野球の全球団の球場に行きたい」だというリスナーさん。
ひいきチームの甲子園、京セラドームには何度も足を運び、それ以外では、バンテリンドーム、つい最近ではあのエスコンフィールド北海道にも。
「草野さんが死ぬまでにやりとげたいこと、夢は?」と。
「羨ましいですね、オレもエスコンフィールド、行きたいな」と草野くんの反応。
エスコンフィールドができる前は、草野くんは12球団のホームグラウンドにすべて訪れていたとか。それ以外にも、「旭川のスタルヒン球場とか、静岡草薙球場とか、行ってみたいかな」と。
北九州市民球場は、「昔チケットをとったけど、雨で中止になってしまって」、それ以降行く機会がないとか。「エスコンフィールド、行きたい」と最後に繰り返す。(よほど行きたいんだな。)
本題の「死ぬまでにやりとげたいこと」は、「そういう視点で考えたことがない」という。「せいぜい1年先くらいの視点でしか考えられない」
「ちょっと話はそれるけど」というお断りで、「事務所でスピッツの2年先のこととか話すことがあるんですけど、そういうすごい先のことを話したあとって、だいたい調子が悪くなる」(笑)。
その上で、やってみたいことは、「ホークスの全試合を追っかけで見てみたい」だそうです。
先日のオープニングでとりあげられた「ハッピーアイスクリーム」にまつわるエピソードを送ってくれた神奈川のリスナーさん。
今年になって、「ハッピーアイスクリーム」を続けているお母さんとお姉さん。訳もわからぬままに巻き込まれ、これまでにアイスクリームを5個もおごるはめになったとか。
お姉さんはお母さんから「ハッピーアイスクリーム」を教えてもらったそうです。アイスクリームのかわりに、スタバのメロンフラペチーノにしたそうですよ。
「神奈川ね~、あるんですね。オレ、東京に来てからきいても、知らないっていう人ばっかだったから、うれしいね~」と。
「スタバのメロンフラペチーノ、オレも食べました。美味しいけど、ひとりで食べるのはちょっと多いかな。年かな」と。
「ハッピーアイスクリーム」についてはメッセージもきていて、「アメリカ出身の父は、『同じセリフ同じ時』には“Buy me ice cream.”と言っていた」とか。
「海外でも言ってるのか。海外にルーツがあったりするのかな。誰か探偵さんに調べてほしい気も」と。
(サブカル風味)
今年3月に開催された第5回WBC。
大谷翔平選手、ヌートバー選手らの活躍で話題になる。テレビ視聴率も42%とか48%とか、驚異的に高かった。「これ、朝だったのにね」
WBCが終わってからも、大谷選手、吉田正尚選手らのメジャーでの活躍をチェックしている人も多いとか。
(吉田選手の活躍もすごいですよね)
草野くんもヌートバー選手の活躍で、メジャーリーグのことなどチェックするようになった。
当初、メンバー入りが噂されていて、残念ながら選ばれなかった、ガーディアンズのスティーブン・クワン選手のことまで気になって、その後をチェックしている草野くんです。「なんかイケメンなんですよね。それで気になっちゃって。今年もすごい活躍されてます」
次の曲も、またまたスウェーデンのバンド、Degreedの「Into the Fire」(2022年、アルバム『Are You Ready?』)。
先ほどのH.E.A.Tとも関係の深いバンド。
スウェーデンといえば、Europeというバンドの「Final Countdown」という曲は、スポーツのさまざまな中継のバックなどで使われている。
Europe - The Final Countdown (Official Video)
「Into the Fire」は「炎の中で闘うぞ!」という強すぎる歌詞だが、曲調はバッチリ、「大谷翔平投手の160キロのストレートが火花を散らしながら相手打者のバットを粉砕するようなイメージを思い浮かべながら聴いてください」。
最後の曲は、ASIAの「GO」(1985年、アルバム『Astra』)。
「もう少しメジャーなやつ、できればJourneyくらい有名なバンドの曲がいいんですよね~」と先方から言われたら、「こちら、ASIA、お勧めしたいです」。
歌詞も、「打ちのめされても、勝利を目指して、また立ち上がって進もうぜ」みたいな感じ。
曲調もよくて、「じつはこれはイチオシだったりする」。
家で実際に、WBCの名場面で流してみたら(さすが、そこまでしたんだ~)、「この曲、かなりマッチしていました。イントロのオルガンから、クサくて熱くてバッチリだと思います」。
特集の最後に。
「Journeyの『Separate Ways』以外にもこういう曲があります、と提案してまいりましたが、勝手にね」と。
草野くんの尊敬するギタリスト、マイケル・シェンカーの「Samurai」という曲もあるが、「ちょっと曲調がスポーツに合わせるには惜しい感じで外した」。
M.S.G-Samurai
「勝手に提案」シリーズ。ほかのテーマでもできそうなので、企画してくれそう。
(今回の楽曲、すべてが気持よくて、歩きながら聴きたくなった)
そして、「ちょっぴりタイムマシン」のコーナーは、MIEの「NEVER」(1984年、シングル/オリジナルは、オーストラリアのバンド、Moving Picture/の日本語歌詞は松井五郎)。
(イントロは? と思っていたら・・・、「ヤマブキ」の草野くんパートだそうです。)
このコーナーもWBCに合う曲、ということで選んだそうで。
この曲は、「ちょっと悲壮感のあるメロディーで、歌詞は前向きだし、パッとしているし、いいんじゃないかな」。
ドラマ『不良少女と呼ばれて』の主題歌。
草野くん世代は、これを聴くと、「いとうまい子さんのスケバンファッションや、ライバルのモナリザ役の伊藤かずえさんとか思い出す」。
でも若い人はそれを知らないだろうから、「WBCのテーマ音楽にいいかも」と。
来週は、ギターの機種しばり、「テレキャスター使いで漫遊記」。
今まで、ストラトキャスター(ココ)、レスポール(コチラ)、ギブソンSG(コッチ)、ギブソンES335(コチラ)、グレッチ(ココ)など取り上げてきた。
「苦手なギターということで避けてきたが、メチャメチャ人気のギター、テレキャスター。ロックでは重要なギターということで、取り上げます」と。(満を持して?)
「草野さん、棒が本のソーダアイスって、もう売ってないんですね!」