2023.08.21
SPITZ JAMBOREE TOUR ’23-’24 “HIMITSU STUDIO”
at 米子コンベンションセンター・BIG SHIP
米子のライブが終わって間もなく、草野くんのコロナ陽性、そして姫路・松山ライブが延期のお知らせがありました。
「X」(Twitter)には「#ありがとうスピッツ」に優しいメッセージが溢れています。
待望のライブを目の前にして、「えーっ」と頭真っ白状態の方も、きっと大勢いらっしゃるでしょうね、すっごくよくわかります。私、「『えーっ!』でしばらく身動き取れなくなる派」ですので。
でも、あんなにストイックにツアーに臨んでいた彼らを、私たちは「あくまで間接的に」ですが、知っていますからね。
もう、待つしかない!ということで、ここでは(いつものように)米子の情報をまとめて載せます。
今回は、matsushitaさん、sammaさん、米子の小鳥さんありがとうございます。すごく遠くからステキなメッセージをいただいたようで感謝です。
米子は11年と9ヶ月ぶり!
今日は横幅が広い会場で、と話しながらマサムネさんがステージの前の方へ。
端から端まで 手をフリフリしながら歩いてくれました。
マ「昨日花火見ました。花火の横にお城があるんだなと思って朝見たら城がない! Googleで調べたら、あれはバルーンなんだ」
朝になって城なくなってたら、びっくりしますよね~。
テツヤ君、鳥取の境港から島根の美保関?あたりまでドライブ経験あり。
マサムネさん「テレビに出演してカメラ向けられてると・・・あの・・・なんかウ○コしてるの見られてるみたいな気分になる。誰が見てるかわからないし」
テツヤさん「俺なんかギターソロ弾いて、お、映ってる!!と思っても実際は映ってないんだよね」
リダ「俺なんかカメラが抜いてくれててても、そこにいなかったり」
テツヤさん「もう諦めてるんだよ、きっと。リハーサルでも田村の動きは毎回違うから」
マサムネさんが「ゲゲゲの鬼太郎」、Vaundyの「怪獣の花唄」、米子だからということでヒゲダンの「I LOVE…」をワンフレーズずつ歌ってくれた😂
「最近の若い人の歌は難しい」って。
オラムネは今夜でとりあえず終了かな?
通常運転でいくそうです。少しマネしてみたけど、自分にはちょっと、と気づいたかww?
個人的には、鳥取と言えば、「ガッツな息子がキラリ☆」を思い出す。
1996年7月27日、境港市ゆめみなと博会場でのイベント。夏真っ盛り、昔のいわゆる「夏らしい」一日、海近くで開かれた奇跡の時。
メモのような私のレポ記録には、「このメンバーで、スピッツ大丈夫?という不安がちゃんと払拭されてよかった」と書いてある。本当に失礼な話なんだけど、つい10年くらい前?までは、イベントでのほかのバンドの熱いパフォーマンスに感動のあまり、あとに続くスピッツのパフォーマンスが心配になってしまう・・・というジレンマにいつも襲われていたのだ。必ず、「ああ、さすが、スピッツはやっぱりロックバンドだった、と安堵するんだけど。「ガッツな息子がキラリ☆」はその最たるイベントだったような。
『JAPAN』だったか『月間カドカワ』に、写真と脚本家の北川悦吏子さん(だったと思う)のレポ(というより旅行記?)が載っていたと思う(旅行記だったから、『JAPAN』じゃないな。あとで探してみよう)。
祭り男みたいに浴衣を端折って着こなして熱い熱いウルフルズ・トータスさん、飄々とこの頃からマイペースだった民生さん、今よりもっと繊細そうに見えて(実はそうではないという見解もあるけど)トータスさんのいじりに「松本くんの小さい頃の写真見たけどあんまりかわいくなかったね」程度でしか返せなかったスピッツ草野くん。
パフォーマンスは、スピッツ→奥田民生→ウルフルズの順番で、スピッツが「愛のために」、民生さんが「借金大王」、ウルフルズが「バニーガール」をそれぞれカバーして、最後に全員で、布袋寅泰の「スリル」、THE YELLOW MONKEYの「太陽が燃えている」をカバー。
今でも夢みたいな空間だったと、おぼろげな記憶をたどることがある。とくに夏フェスに参加したときなどに。
三者三様に今もバリバリ現役・・・というところがうれしい。
米子ライブレポ
20年来の友人で私よりずっと若いひつじさんが、レポを寄せてくれた。
いつもライブの感想を詳しく送ってくれるのだが、今回もあくまで「私信」の手段で。
それでもせっかくなので皆さんにも読んでいただきたく、許可をもらって以下に載せます。
米子の会場は、横に広がっていて、ステージ側からは、目線がラク(?)で見渡しやすい…そんなホールだったようです。
見ている側も、どこにいても見やすい会場だったのかなと思いました。
マサムネさんが、学園祭のような雰囲気で懐かしい、みんな同級生?みたい…そんな話をしてくれて。
田村君が、「でも若い子は、あんなおじさんと一緒にするなよって思うかもよ。」と(笑)。
「そんな意地悪な人はここにはいないでしょ」とマサムネさん。
そしてライブは、いつものロックな熱いかっこよさもありながら、ふわっとあたたかな、優しいライブだったように感じました。年齢的な、丸くなった感じとも違っていて、上手く言えないのですけれど…
この3年間当たり前にできていたことができなくて、そんな中で、ひみつの作業によって完成したものを引っ提げての全国ツアーがようやく叶って・・・
会場全体も、ライブハウスのような熱気と、楽しくて嬉しくてたまらないような空気に包まれていたなあと思い返しています。
一曲一曲始まるたびに、いろいろな方向から「キャー」とか「ワ~」とか、聞こえてきたりもして✨
「今日のスピッツは、20世紀梨とどじょう掬い饅頭の糖分で動いています」というかわいらしい発言もありました❣️
マサムネさんの歌声が、力強くまっすぐ届いてくるように感じられたり、さらりと涼しげにも感じられたりして、もう何度も聴いているのに、「生の声」に感動しっぱなしでした。
白いオーバーオールを着た田村君(かわいかったです・・!)が、無邪気に暴れていたり、少し大人な雰囲気だったりしながら聞かせてくれた低音もかっこよく。
ある曲でハモっていたときの、﨑ちゃんの歌声がきれいに聞こえてきたときには、今さらながら、ドラムを叩きながらなのにさすがだなと思ったり✨
テツヤ君の、笑顔で胸を張ってギターを弾く姿も良かったです。流れるように聞こえてくる音色も素敵でした🎸
本当に、曲によってメンバーの色々な姿が見られて、いつもライブに行くと思うのですが、全員が、演奏に徹している場面が本当にかっこいいなあと、惚れ惚れしました。
MCもほっこりと、たくさん笑って、本当に楽しかったです。
全く正確ではありませんが、かわいいなあとか、笑ったなあと思ったものを・・・🎶
☆テレビ出演の話
マサムネさん「テレビに映っているスピッツは、本当のスピッツではありません!」と(笑)。
「!」をつけたくなるほど、言い切っている感じがかわいかったです。
そして、マサムネさん「テレビでのカメラワークが、う〇こしてる姿を見られてるような気持ちになるんだよね。」
テツヤ君「えー??俺なんて、ギターソロなのに映ってないからね。」
田村君「俺なんてカメラ抜かれても(?)そこにいないからね。」
こんなやり取りがテンポよく繰り広げられていました😀
☆米子の話
マサムネさん「昨日、がいな祭りで花火を見ました。お城の横に花火が上がっているのを見たんだけど、今日窓の外を見たら、緑の山が見えて、お城はなくて…あれ?と思っていたんだけど、お城はバルーンだったんだね。」
会場は笑いに包まれていました。
お祭りのときは、米子城をバルーンで復活させていたそうです🏯
また、メンバー全員で話していたと思うのですが、ラーメン屋さん(?)に入ったとき、「全米軟式リーグ」のポスターが貼ってあり、「全米」というのは「米子」のことだと判明し・・・
「スピッツが全米二位っていうと、響きがいいよね」「米子で二位でもすごいよ」
そんな話になっていました。
その場では、もっとおもしろくてかわいいやり取りになっていましたが、記憶が曖昧です😅
☆オラオラ系マサムネさん
恒例なのでしょうか。オラオラ系マサムネさんの登場がお決まり(?)になっているのですね
(ひつじさんは、米子のライブが終わるまで、ここも覗かずに、ライブを楽しみにしていたそうです)
マサムネさん「最近、フェスを見ていると、オラオラ系なのに敬語の人たちもいて。お前ら、盛り上がっていますか~?ついてきてくれますか~?みたいな。イエーイっていう雰囲気に乗り切れない(ついていけない?)人たちに向けて、スピッツは届けたいと思っています。」
そんな話になっていた記憶が、おぼろげにあります。
☆歌のコーナー(?)
マサムネさん「コナンくんの主題歌を担当するようになって、スピッツは最近調子に乗っています。ランキングも上位に入って、スピッツ以外では若いミュージシャンが多くて・・・」
そんな話の流れから、Vaundy「怪獣の花唄」、ヒゲダン「I LOVE...」、ゲゲゲの鬼太郎を歌ってくれました。
盛り上がって手拍子が始まったらすぐに終わってしまいましたが(笑)。
高音がとても素敵でした。
☆健康食品ネタ
マサムネさん「健康食品ネタになるんだけど、ゴマがいいらしくて。俺らも年齢的にそういうCMのオファーがあったらいいね。ビフォーアフターの映像も撮ったりしないとね。」
田村君「最初疲れてるような映像で、ゴマのおかげでこうなりました、みたいな感じで、俺がライブではじけてる映像とか?」
マサムネさん「スピッツのグッズで売ったりして。」
田村君「えー??」
びっくりするくらいあっという間に終わりを迎えたような感覚で、記憶がふわふわした状態なのですが、「ありがとう~!」という気持ちでいっぱいになるようなライブでした❣️
こういう地方の会場で、スピッツのライブに参加できるって、本当にうらやましい限り。
きっと多くの方がひつじさんと同じような思いであの夜を過ごしたのでしょうね。
延期になったところでも、ちゃんと優しいスピッツの熱いカッコいいライブが行われますように。
みなさん、ありがとうございました!
追記
今、確認できました。
「ガッツな息子がキラリ☆」の記事が載っているのは、『月間カドカワ』1996年10月号。
画像の草野マサムネくん、若い若い(笑)。なんだか頼りない・・・。すみません。
あれから30年近くのバンドマンとしての経験やこちらが知らない多くの出来事を通して、今の姿にたどり着いたのでしょうね。ちょっと上から目線で失礼しました。
「ガッツな息子…」は、画像だけネットで見ました。確か三人お揃いの赤い(?)Tシャツ姿で、マサムネはジーンズにインしてて、両手にポンポンを持って振ってたような…。
クージーの「C階段で行こう」の中に、イベントでマサムネだけ他のバンドとコラボした時、「王子」はリハでは手持ち無沙汰だった、という記述があったのを思い出します。肩からギターを下げたり、せめてタンバリンやシェイカーを持ってないと、手の置きどころに困ってしまうマサムネ。なんとも愛らしいですよね。
「行きつけの神社で快癒祈願をしてきました」
うーん、さすがだ。
風邪で喉をやられて・・・とか、いろいろあったけれど、スピッツはいつもどうにか調整して「延期」にしてくれるのがうれしい。
それでも全員が振替公演に行けるわけではないんだけれど。
生身の人間だもの、いろいろあるさ・・・。
草野くんもメンバーも、そうやってたくましくここまで来たと思うから、「待っています!」というところですよね。
手持ち無沙汰ですよね。わかります。
あのときは最後のカバーで彼はタンバリンをもっていたと思うけれど、トータスさんのド迫力の前で、それはそれは「スピッツ草野」らしい佇まいでした。
元気な復帰を待って、私たちも暑さに負けずに生き延びなければ・・・。