隠れ家-かけらの世界-

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「平成・令和を代表するコンポーザーだと思う」~多保孝一で漫遊記

2024年11月04日 21時01分11秒 | スピッツ

2024.11.03
ロック大陸漫遊記
TOKYO FM



 「11月1週目、11月に入りましたー。いかがお過ごしでしょうか」

 さてさて、話は変わりまして、川の上流、いわゆる谷川や沢で遊ぶのが好きな草野くん・・・。
 ところが昨今は、谷川や上流の水が食中毒の原因になっていることが常識と言われているらしい。水のきれいなところで泳いでいた人が何人もウィルスに感染した・・・というニュースもあった。
 ここで「田舎の生活」の冒頭の「なめらかに澄んだ沢の水を ためらうことなく流し込み♪」を歌いつつ、「これって危険な行為かも」と最近セルフツッコミしているらしい。
 プールのように消毒できないし、生物由来の糞、ウィルス、寄生虫もあるらしいので、「良い子はそのまま飲んだりしないでください」。
 沢の水を飲むなら、ろ過したり煮沸したりする必要がある。
 (収録のとき、きっとまだまだ暑い日が続いていたんだろうなあ)


 そして今日は、コンポーザーしばりで、【多保孝一で漫遊記】
 多保孝一さんは、Superflyの初期のメンバーのイメージが強いかもしれないが、コンポーザーとして、「え、この人のこの曲も作ってるの?」ということが結構あるそうです。
 「ここ最近のJポップシーンを代表する作曲家」と。
 「おそらく多保くんしばりの特集って、あんまりないんじゃないかな。あるのかなあ?」。


オンエア
01 ringo(秦基博×草野マサムネ)
02 マニフェスト(Superfly)
03 あなたに恋をしてみました(chay)
04 Come & Get It !!(Rico)
05 One and Only(木村拓哉)
06 恋するリボルバー(伊藤 蘭)
07 最高のギフト(ファーストサマーウイカ)
08 夜には星と音楽を(Hermann H. & The Pacemakers)


 漫遊前の1曲は、秦基博×草野マサムネの「ringo」(2023年11月、コラボレーション・アルバム『HATA EXPO -The Collaboration Album-』)。
 コラボ曲が解禁になったそうです。
 (リズムとかサウンド、いつものスピッツよりずっとオシャレで耳に心地よい。サビのハモリが入れ替わって、激しく高音の二人の声がどちらも楽しめる)
 発音は日本語の「りんご」と同じだ。草野くんは第一音節にアクセントだと思っていたそうです。

 最初の曲は、Superflyの「マニフェスト」(2007年、2ndシングル)。
 学生時代に越智志帆さんと結成したSuperflyで、デビュー前から演奏していたそうです。
 (カッコいい! いつ聴いても元気になれるってもんだ)
 これは草野くんが最初に聴いたSuperflyの楽曲。Mステで共演したとき。
 「ロックな曲で攻めてるなあ」と思って見ていたが、「ちょっと浮いてたんだよね。ロックな曲だから」。
 スピッツのメンバー間でも印象に残って、「その後よく話題にのぼった」そうだ。
 で、「多保孝一くんとは友達でもなんでもなく、(自分は)一リスナーなんです」。
 Mステで挨拶したくらいで、「ロックのほそ道」にSuperflyが出演したころには「彼はもう裏方に回ってたと思うんだよね」。
 でもその後、J-POPの曲を聴いていて、「え、この曲も多保くんの作曲なんだ~」ということがよくあった。
 そして、「音楽的傾向が60年代から70年代のロックやポップスの雰囲気で、それがかなりツボだった」。


 多保孝一さんの簡単なプロフィール。
 1982年、愛媛県今治市出身。
 中学の頃、Aerosmithの曲とアレンジに衝撃を受け、楽器経験もないまま、自分の音楽の追求、作曲に目覚める。
 高校1年でアコギを手に入れ、音楽にどっぷりのめり込む。そのころ、MIDIシーケンサーで打ち込みも始める。「愛をこめて花束を」の原曲もすでにこのころにあったそうだ。

 2003年、松山大学の音楽サークルで越智志保さんと運命的に出会う。
 2007年、Superflyのギタリスト、コンポーザーとしてメジャーデビュー。その年の11月には、アレンジャー、コンポーザーに転向すると意思表明。
 その後は、作曲家、プロデューサーとして活躍。


 次の曲は、chayの「あなたに恋をしてみました」(2015年、6thシングル/2015年、1stアルバム『ハートクチュール』)。

 これは、ドラマ『デート~恋とはどんなものかしら~』のエンディングテーマ。
 長谷川博己、杏さん主演のドラマで、「ドラマもおもしろかったし、エンディングの曲はドラマに合ってて、オールドアメリカンポップな曲調で」、これもいいなあ、これも多保くんか~と思ったそうだ。
 バンドのCHAIはスピッツのイベントで顔おなじみだが、シンガーのchayさんは「かつてスピッツのNHKホールに来てくれたこともありました」とか。
 (懐かしい。ドラマ、見ていました。サビが印象的)

 次の曲は、「声優としても活躍している」、Ricoの「Come & Get It !!」(2014年、デビューシングル)。
 「この曲、ホントにカッコよくて、一時期繰り返し聴いてました」。
 昔お世話になったレコード会社の人が「オススメCD」をくれることがあって、「このRicoさんもその一人」。
 Ricoさんは「パッと聴いて引き込まれる深みのある歌声で、歌のスキルも声の質もすばらしい」。小学生のころからミュージカルに出演していたプロフェッショナル。その声を生かした楽曲!
 先ほどのchayさんの曲とは異なり、「ストレートなロックナンバー」。(気持ちいい~!!)
佐々木李子「フタリノセカイ」MV
 (こんな優しい曲も・・・)

 そして、木村拓哉の「One and Only」(2020年、1stアルバム『Go with the Flow』/この曲は、作詞:稲葉浩志、作曲・編曲:多保孝一)。
 この曲は、「初期のSuperflyの曲に近いロックンロールな曲で、木村拓哉さんのキャラクターにすごい合ってるなと思います」。
 「ご本人は忘れていらっしゃると思うのですが」という前触れで、デビュー当時のエピソードを。
 NHKの『ポップジャム』で、SMAPとスピッツ、楽屋が相部屋だったことがあり、そのとき「木村さんが、ギター、ちょっと貸してくださいって言って、オレのギターを一瞬弾いたことがあるんですよ。ちょっと自慢ですけど」。
 そのときに「木村さんが、ロック好きなんですよね~と言っていて、この曲を聴くとそのときのことを思い出します」。
 (30年以上前のこと・・・なんですね)
 「最近は木村さんのYouTubeとかも見てて、すごいおもしろいなと思ってます」
 多保さんは女性シンガーに提供している曲のほうが多いそうだけど、「男性に提供している曲もよいんですよね。flumpoolへの曲とかも」と。

 そして次は、伊藤 蘭の「恋するリボルバー」(2020年、配信のみの1stシングル)。
 前にもココでかけたことがある。
 キャンディーズでアイドルとして大活躍し、またシンガーとしての活動も始めた蘭ちゃん。
 前にも語っていたけれど、再デビューのときにチケットを購入してライブに行った草野くん。「昔のヒット曲だけじゃなく、新曲が本気な感じだったんですよ。どの曲も印象に残ったんですよ」と。
 そしてそんな中でも、この曲は「懐メロロックな雰囲気で、メロディーがすごい強くて」、そして誰が作ったのかな?とクレジットを見て、「これも多保孝一かよ。すげーな」と思ったらしい。
 「微妙にキャンディーズテイストも感じるところが、プロのコンポーザーとして、さすがだな」と。
伊藤 蘭「恋するリボルバー」ミュージック・ビデオ

 漫遊最後は、ファーストサマーウイカの「最高のギフト」(2021年、配信限定2ndシングル「帰り花のオリオン」のカップリング曲/作詞・作曲・アレンジ:多保孝一)。
 もともと伝説のアイドルグループBiSのメンバーだったファーストサマーウイカさん、「今ではテレビで見ない日はないくらいの大活躍」。
 「実は彼女、歌声がのびやかで気持ちいい。この曲はそういう彼女の誠実な歌い方に合わせて作られていて、履き慣れたスニーカーで大地を踏みしめていく・・・、そういう力強い曲です」と。
 (ステキな曲ですね~。実は初めて彼女の歌声を聴きました)


 特集の終わりに。
 今後も耳を引き付けられるメロディーに出会ってクレジットを見たら「やっぱり多保孝一作曲かよ」ということがありそうな気がする、と。
 「平成・令和を代表するコンポーザーだと思うので、もう少し知名度高くてもいいのでは」


 そして、今日の「ちょっぴりタイムマシン」は、Hermann H. & The Pacemakersの「夜には星と音楽を」(2001年、メジャーデビュー直前の1stEP)。
 (イントロは、「バニーガール」)
 Hermann H. & The Pacemakersは、「〇〇風」とは言えない、「独特の世界をもったバンド」。
 草野くんはこのシングルCDをジャケ買いした。
   
 
文学の名作『チョコレート戦争』(大石真作)の表紙の絵。
 北田卓史さんの挿絵で、「メチャメチャ懐かしくて。オレみたいに懐かしくて手に取ってしまった人、多かったんじゃないかな。昭和世代では」。
 小学生の頃に読んだ記憶はあるが、「内容はかすかにしか思い出せないけれど、また読んでみたいと思います」。
 (違う意味で懐かしい。それよりずっとあとに息子たちに読んでやった記憶が鮮明。幾夜にもわたって少しずつ読んで、こっちがドキドキしたっけ)
 「曲調は、晩秋にぴったりだと思います」


 そして来週は、「70年代のBlondieで漫遊記」。
 ニューヨークのパンクロックシーンからスターダムにのぼりつめたバンド。
 特にボーカルのデボラ・ハリーさんはファッションリーダーでもあり、その後のアーティストたちに大きな影響を及ぼした。
 草野くんも好きでよく聴いていたが、「70年代の曲が特に好きなので、そこにしぼって漫遊していきます」。
 (好きな人、多かったなあ。Blondie、ロック大陸でも何度か流れてますよね


 「草野さん、オレ、のび太よりあやとりうまいと思う」

 
 そして、多保孝一さんから。

  https://x.com/koichitabo/status/1853034999551041905
  https://x.com/koichitabo/status/1853066237770862826

 ファーストサマーウィカさんからも。
  https://x.com/FirstSummerUika/status/1853060915895365660

 佐々木李子さん(Rico)からも。
  https://x.com/sasakirico/status/1853351157307248955

 こちらは、会報で紹介された、Subway Daydreamから。
  https://x.com/subway_daydream/status/1852674067159261534


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