2023.01.01
「ロック大陸漫遊記」
FM TOKYO
「おめでとうございます。新年、どのようにお迎えでしょうか。新年から慌ただしく過ごしている方も、そうでもないよ、ゆったり過ごしているよ~という方も、ちょっとした息抜きにしていただけたら幸いです」
今週は、【5周年・ありがとうなナンバーで漫遊記】。
この番組、始まって、早5年!!
事務所の社長に「マサムネ、ラジオ番組やってみない?」と言われ、「う~ん、どーしようかな」と迷ったあの日から、「5年あまりの月日がたったんだな、あっという間だったな」。
(迷って断ってしまう可能性もなくはなかったわけで、引き受けてくれてよかったですよね~)
「おかげさまで5年も続けることができました!」ということで、タイトルや歌詞の「感謝」「Thank you」「ありがとう」などが印象的なナンバーを洋楽邦楽混ぜ混ぜで。
オンエア曲
01 謝々!(スピッツ)
02 愛と感謝(Superfly)
03 サムライ(沢田研二)
04 Thank you for the Music(ABBA)
05 Thank You, Baby(Godiego)
06 Thank You(Led Zeppelin)
07 ありがとう(井上陽水奥田民生)
08 ありがとうの歌(水前寺清子)
09 醒めない(スピッツ)
漫遊前の一曲は、スピッツで、「謝々!」(1998年、8thアルバム『フェイクファー』/1998年、18thシングル「冷たい頬」と両A面)。
スピッツが「感謝」を歌った曲は「結構あるんですけど」。
(タイトル「ありがとさん」もあるけど、歌詞にも結構登場しますよね、「ありがとう」って。ミス・マーメイドにも「ありがとう」って言ってた気がする)
この曲は台湾を旅行したときに台中あたりで浮かんだ曲だそうです。
(昨秋のゴースカでは、メンバーがセンターステージで演奏してくれたっけ。ココ)
最初の曲は、Superflyの「愛と感謝」(2008年、4thシングル「愛をこめて花束を」のカップリング/1stアルバム『Superfly』)。
(いつ聴いても、こっちの気持ちがすっきりとおさまる声。余裕な歌唱)
「元気をもらえる。サビの70年代フレイバー漂うキャッチーなメロディーも好き」と。
このころ、Mステで一緒になり、彼女は「マニフェスト」を歌っていた。
スピッツ4人で、「えらい本格的な人が出てきたなって騒然としてた」そうだ。
ラジオでも結構流れていたので、カップリングだったということを「さっき知りました」。
次は、沢田研二の「サムライ」(1978年、22thシングル)。
「ありがとう」で最初に浮かんだのが、この曲、ということで、「ありがとう ジェニー お前はいい女だった♪」と、チラッと歌ってくれた。これは、「恋人が寝ている間にあえて家を出て行っちゃう男の人」の歌。
これは「ダンディズム」がテーマの曲なんだろうけど、令和の今の時代では「身勝手な男性」ととられるだろう、と。
「常に逆境に身を置く男の生きざまがカッコいい!という、昭和のおじさんのファンタジー、という感じでしょうかね」
そんな草野くんも、リアルタイムでは「ジュリー、カッコいい」としか感じていなかったそうです。
(それでも、この曲のジュリー、ひれ伏したくなるくらい、カッコいいです。それにしても、沢田研二さんの声って、なんて色っぽいんだろう。きれいで色っぽい・・・。THE YELLOW MONKEYの吉井さんは汚れて色っぽい。昭和のおばさんは、男が寝ている間に出て行っちゃう女性もカッコいいと思っていました。うむうむ、一緒にいるのが幸せなら、なんで出ていくの?とちょっと思ってしまった今のワタシでした)
次の曲は、ABBAの「Thank you for the Music」(1977年、5thアルバム『The Album』/1978年、22thシングル「Eagle」のカップリング/1983年、A面として再リリース)。
「ありがとう」のテーマで、洋楽でかなり早くに浮かんだのがこの曲だとか。
タイトルどおり、音楽への感謝を歌った楽曲。
「ロックっぽくないよね」ということで「ABBAはこの番組であまりかけていないと思ったら、テツヤの回でかけてたね」。
(ココで、「寅年で漫遊記」のテーマで、「Tiger」をかけていました)
草野くんが最初に買った洋楽のレコードが、ABBAの「Dancing Queen」。「そこから音楽漬けの生活が本格的に始まった、ということで、「ホントに、Thank you, ABBA., Thank you for the Music. という感じなんですよね」と。
「ABBAも21年に再結成してね・・・。21年がもうおととし、ってことなんですよね」
(懐かしい。このB面曲、実は好きで、こっちをよく聴いていた思い出。音楽賛歌!という感じ。平易な英語歌詞と、I say thank you for the music for giving it to me というリフレインが、若いころの素直な心にドストライクで届きました)
次は、Godiegoの「名作バラード」、「Thank You, Baby」(1978年、3rdアルバム『MAGIC MONKEY(西遊記)』)。
「メチャメチャいいメロディー。ドラマ『西遊記』のしんみりしたシーンのバックでよく流れていた印象がある」と。「西田敏行さん扮する猪八戒が失恋して泣いてる場面とか、ね」
小学5年くらいのときの日曜8時からの放送だったそうで、これを聴くと「ああ、明日から学校か~」とブルーになっていた記憶があるらしい。
「今50代の方だったら共感していただけるかな?」
(ああ、そういうテレビ番組って、年代ごとにあるあるですね~)
(う~ん、朝からちょっとブルーになってきたぞ(笑)。でも懐かしいメロディー)
メッセージコーナー。
図書館で目的の本が見つからず図書館員さんに頼んだときのこと。探せど探せど見つからないので、何人もの方が加わって、「おおごとになってしまった!」。
「こんな経験、ありますか?」
若いころに一人でネパールに行ったとき、チェックインの際に草野くんの席のことで二人のスタッフが口論になってしまった。
ネパール語なので内容はわからなかったが、「大丈夫ですか」と尋ねても、帰ってくるのは「No problem.」ばかり。
結局、問題なくチェックインできなんだけれど、「いまだに、あれ、なんだったんだろう、わからない」。でも「オレのために、ネパールの方があんなに口論してくれて・・・。覚えていらっしゃらないと思うんですけどね」と。
(なんだったんでしょうね~)
去年秋のゴースカ、長崎から神戸のライブに参加する予定だったリスナーさん、システムトラブルで飛行機が飛ばずに、楽しみにしていたゴースカを泣く泣く断念か!(うわ~、ショックですよね~)
ところがそこにいたゴースカ参加予定の方たちと一致団結して別会社の便に変更して「無事に参加!」できたそうだ(さすがの熱意!)
名前も知らない人たちだけど、すごい経験を共有できて、思い出深いライブになったそうです。
草野「そんなすごいドラマがあったんですね、オレの知らないところで。そんな大変な思いをされた方が何人もいらっしゃるんだろうなと想像しますけど。でもその光景が頭に浮かんで、ホントにいいメッセージをいただきました」
(草野くんも言っていたけれど、同じ趣味や目的をもった人とは、一致団結しやすいかも)
次は、Led Zeppelinの「Thank You」(1969年、2ndアルバム『Led Zeppelin II』)。
資料によると、「ロバート・プラントさんが妻のモリーンさんに向けて書いたコテコテのラブソング」。
草野くんが最初に聴いたLed Zeppelinのアルバム2ndに収録されていたが、「このアルバムを聴いたことがある人ならわかると思うけど、Led Zeppelinを最初に聴くなら、1stか4thですよね」。
ポップさがあまりなくて子どもには難解なブルースロックなアルバムの中で、「この『Thank You』だけポップで、最初はこれだけ繰り返し聴いてた」。
そのうちにほかの曲も聴くようになってLed Zeppelinが好きになって、「オレとツェッペリンをつないでサンキュー!という曲です」。
(すごくよくわかる・・・。これはふつうにきれいなラブソングで、むしろあの中では異質?)
曲終わりで、「この曲はfade-outしたあとでfade-inしてくるんですけど。ツェッペリンファンの方はツッコんでくれたと思いますが・・・」
最後の曲は、井上陽水奥田民生の「ありがとう」(1997年、1stシングル)。
「ありがとうの曲、と言ったらコレでしょ、という方、多いかも」のあとで、「あ~りがと~ あ~リガと~♪」と歌ってくれました。「テレビ・ラジオでもよく流れているし、民生さんと陽水さんの声の対比を聴くのも楽しいナンバー。ホントに絶妙な組み合わせですよね」。
「近い人 遠い人 / やさしい人 つめたい人 / 好きな人 イヤな人 / みんな みんな ありがとう」という「メチャメチャ博愛主義な歌詞」も、「この二人の声で歌われると、いまひとつ本気にきこえてこない、というのがおもしろい」。
(なるほど。だから聴いてても恥ずかしくないのかも)
【TV】井上陽水×奥田民生「クリスマスバニラシェイク」2006
(この歌、すごく好きでした~)
特集の最後に。
この番組を始めたころ、「趣味にしたい」などと言っていたが、「今、(この番組が)大切な趣味になっています。毎週飽きずに聴いてくれているリスナーの皆さんには、ただただ感謝です」。
これからも「楽しく息抜きできる番組」を続けてくれるそうです。
(こちらからも、感謝感謝を!)
今回の「ちょっぴりタイムマシン」は、水前寺清子さんの「ありがとうの歌」(1970年、33thシングル)。
(イントロは、「今」。歌い出しが「ありがとう♪」でした)
「オレの幼少期のアイドルだった水前寺清子さんの曲。国民的な『隣のお姉さん』でいらっしゃった方です。70年代(の「隣のお姉さん」)は、岡崎友紀かチーターだった」らしい。
歌がメチャメチャうまくて、「聴いてて気持ちいい。ハイトーンのかすれ方は意外とロックを感じさせる」。
最近は、ロックバンドのギターウルフとコラボをしているとか。
ロックで紅白を目指せ。水前寺清子とギターウルフがLIVE【三百六十五歩のマーチ】
この曲は、「明るい歌だけど、意外にシリアス」と言いつつ、歌ってくれた歌詞が「さわやかに恋をして さわやかに傷ついて さわやかに泣こう♪」で、「結構ネガティブ」。
視聴率%を記録した民放ドラマ『ありがとう』の主題歌。
(そういえば、草野くんは福岡時代、「チーターズ」というバンドを組んで、『三百六十五歩のマーチ』をパンクロックっぽくカバーしていたっけ)
そして来週は、「新春恒例 スピッツメンバーと漫遊記」。
メンバーそれぞれがテーマを決めて、「ロック大陸を案内」してくれます!(楽しみ!です)
「トップバッターは誰になるんでしょう?」
「草野さん、うちのお雑煮、ちょっと変わってるんですよね」
明けましておめでとうございます!
今年もすでに三日目。
私のところは、元旦からずっと快晴の空が気持ちを上げてくれています。
苦手な11月、12月をどうにか乗り越えて、新しい年を迎え、気持ちはすでに春に向かっています・・・、というか、向かおうと努めています。
期待できることはあまり多くはないけれど、できるだけ「いいこと」を数えて、歩き始めることにします。
よかったら、今年もよろしくお願いします。
スピッツからの年賀状に、「SPITZ JAMBOREE TOUR 2023(仮)開催予定」の小さな文字。
・・・ということは、まずはニューアルバム リリース、ということで。
生きる力をいただきました。
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