吉井和哉 Tour 2009 宇宙一周旅行
(2009年7月11日 国立代々木競技場 第一体育館)
【セットリスト】
ノーパン
フロリダ
Biri
HOLD ME TIGHT
ウォーキングマン
ヘヴンリー
20 GO
魔法使いジェニー
MUDDY WATER
ROCK STAR
SNOW
シュレッダー
ONE DAY
恋の花
TALI
ルビー
トブヨウニ
ビルマニア
◇アンコール◇
PHOENIX
I WANT YOU I NEED YOU
WEEKENDER
Shine and Eternity
またチャンダラ
(順番は確かではありません)
ソロになってから、私にとっては5回目のライブ。
これまでのライブは、Zepp東京1回(コチラ)、夏のイベント1回(コチラ)、年末の武道館2回(コチラとコチラ)。
今回一緒に行った友人は、イエモンの熱烈なファンで吉井和哉ソロアルバムもきっちり聞き込んでいるため、上のセットリストをまとめるのに力を貸してくれました(ただし、順番は自信ないので、正確なものはどこかほかでチェックしてください)。
ニューアルバム「VOLT」を中心に、ソロになってからのアルバムからも適度に…というセットリストでしょうか。
★ああ、ソロアーティストなんだ…と
何をいまさら、と言われそうだけれど、私の中ではまだ、「THE YELLOW MONKEY の吉井和哉」という亡霊が存在していて、そこに帰ってしまう割り切りの悪さがある。それはたぶん、ここ最近は年末のライブしかみていないせいかもしれない。あそこはなんとなくお祭りの部分があって、イエモン時代の曲も何曲か聴かせてくれたし、それで郷愁に浸ってしまうこともあったのだ。
きっとツアーでのライブは違っていたんだろうけど。今回のツアーでも「JAM」を披露したところもあったと聞くけど、代々木ではほぼソロでの楽曲でセットリストをまとめ、それで十分にすばらしかった。吉井和哉というアーティストが無理せずにそこにいて、いつまでも「いつか、いつか、イエモン!」と妄想しているあきらめの悪いファンである私でさえ、とくに「イエモンの曲、全然やってくれなかった…」としてもがっかりすることもなかったのだ。これはやっぱり、彼自身がステージアップしたってことなんだろう。
うまく表現できないけれど、とにかく体全部でリラックスしているような、そこにいることが当たり前みたいな、そんな感じ。必死である部分はもう見せなくても大丈夫なんだろう。
THE YELLOW MONKEY の復活は当分ないだろう、ひょっとしてもうないかもしれない。そういうことを思わせちゃうくらいに、「この道」をみつけてしまったのかもしれない。
ソロになってから私が参戦したライブの中で、いちばんよかった、と思われました。つくづくオーラのある人だなあ、ということも。
金髪がよくお似合いだし、長めの髪もそのままOKだったということも付け加えておこう。
★舌足らずですが、
見事なほどの席だったので(笑)、ステージ脇のスクリーンを見てもよくわからない部分も多かったが、最初は着物をガウンのように羽織っていた。あとで大正時代のものをアンティークショップで見つけたとMCで説明していたもの。たぶん妖艶な?感じでにあっていたのではないかと思われます(不明)。
着物を脱ぎ捨てたあとは黒のシャツ? そのあとにちょっとラメの入ったジャケットを羽織った? このあたりも不明。
ステージにマネキンが立っていたのはわかったけど。
それからバックの映像は,ボーカルの音や楽器の音に反応しているということで、不思議な空間を表現していた。
個人的には、「SNOW」から「シュレッダー」へのつながりがよかったのと、本編ラストの「ビルマニア」の盛り上がり+映像とのコラボがおもしろかった。
「恋の花」はアルバムではアコースティックなアレンジだったけれど、それをバンド用にかえ、そのときにパソコンに残っていた元の歌詞を見つけ、これもありかな、と思って採用したとか。「花を踏みつける」というような表現が聴こえたような気がして、もともとはもう少し過激な歌詞だったのかな、と思った(これは断言はできないんだけど)。
盛り上がった曲は…、と上げようとしたけど、やめた。だって、ノリのいい曲はすべて盛り上がっていたし。会場、すごかったし。みんな、一人のアーティストに弄ばれてしまったというわけで。
それでもやっぱり「ROCK STAR」のイントロでも歓声はものすごかったな。なんだか全体が揺れている気がした。これを聴けるとは思わなかったし。「ジェニー」~「MUDDY WATER」からの流れがパンパじゃない上昇気流で、MAXに「ROCK STAR」が来た!って感じだ。
ビカチューを小道具にした「20 GO」はどうだったんだろう。エロはキライじゃないけど、ちょっとスクリーンを直視できなかった私です(笑)。吉井さん、勘弁してください、と言いたいような、ハイ。
とにかく1曲1曲のつくりだす空間と匂いと雰囲気と…、おおげさではなく、すばらしいライブパフォーマンスだったと思う。もっとかっこよく形容したいんだけど。ああ、はがゆい…。
もともととくにMCがじょうずな人ではないと思うんだけど、立っているだけで、スクリーンに映る表情だけで、きっとOKなんだろうね。
それでも一応、覚えている言葉をまとめておきます(正確ではないのでニュアンスだけ受け止めてください)。
◎「はじめて吉井和哉を見た人?」と聞いていましたね。全体的にはわからないけど、私の周囲には結構手を上げていた人がいました。吉井さんも「案外多いね」的な感想だったような。「2回目は?」という問いかけに手を上げた人が案外いたので、それは真摯に受け止めたみたいです。うれしいって。
◎偉大なアーティストの死を知り、「こうやってライブができることを当たり前のように思ってはいけないんだろう」とも。わかりきったことですが、POP OF KINGのことですね。
◎ラスト曲の前に、「帰りたくないなあ」と。隣の友人はあとで、「あの言い方に全部心をもっていかれた」と言っていました。
◎メンバー紹介のとき、ドラムの吉田佳史くん(TRICERATOPS)を手招きしてステージ中央で肩を抱いて、「TRICERATOPS! 吉田佳史!」って。え、いいの?というような感じで出てくる姿がとてもかわいらしかったな。TRICERATOPSファンの友人からこのことを聞いていたので、ずっと注目して見ていました(上空から見下ろす、という感じなんだけど)。どの曲だったか忘れてしまったんだけど、おお、カッコイイな、というドラミングあり! 和田くん、見に来てたそうですよ。
◎そうそう、宇宙旅行してきたんだものね、私たち。最後に「地球に戻ってきました」というメッセージもありました。そう言われると、あの体育館ってタテ長で、照明のようすからもデッカイ宇宙船の内部というイメージもあったような。
(2009年7月11日 国立代々木競技場 第一体育館)
【セットリスト】
ノーパン
フロリダ
Biri
HOLD ME TIGHT
ウォーキングマン
ヘヴンリー
20 GO
魔法使いジェニー
MUDDY WATER
ROCK STAR
SNOW
シュレッダー
ONE DAY
恋の花
TALI
ルビー
トブヨウニ
ビルマニア
◇アンコール◇
PHOENIX
I WANT YOU I NEED YOU
WEEKENDER
Shine and Eternity
またチャンダラ
(順番は確かではありません)
ソロになってから、私にとっては5回目のライブ。
これまでのライブは、Zepp東京1回(コチラ)、夏のイベント1回(コチラ)、年末の武道館2回(コチラとコチラ)。
今回一緒に行った友人は、イエモンの熱烈なファンで吉井和哉ソロアルバムもきっちり聞き込んでいるため、上のセットリストをまとめるのに力を貸してくれました(ただし、順番は自信ないので、正確なものはどこかほかでチェックしてください)。
ニューアルバム「VOLT」を中心に、ソロになってからのアルバムからも適度に…というセットリストでしょうか。
★ああ、ソロアーティストなんだ…と
何をいまさら、と言われそうだけれど、私の中ではまだ、「THE YELLOW MONKEY の吉井和哉」という亡霊が存在していて、そこに帰ってしまう割り切りの悪さがある。それはたぶん、ここ最近は年末のライブしかみていないせいかもしれない。あそこはなんとなくお祭りの部分があって、イエモン時代の曲も何曲か聴かせてくれたし、それで郷愁に浸ってしまうこともあったのだ。
きっとツアーでのライブは違っていたんだろうけど。今回のツアーでも「JAM」を披露したところもあったと聞くけど、代々木ではほぼソロでの楽曲でセットリストをまとめ、それで十分にすばらしかった。吉井和哉というアーティストが無理せずにそこにいて、いつまでも「いつか、いつか、イエモン!」と妄想しているあきらめの悪いファンである私でさえ、とくに「イエモンの曲、全然やってくれなかった…」としてもがっかりすることもなかったのだ。これはやっぱり、彼自身がステージアップしたってことなんだろう。
うまく表現できないけれど、とにかく体全部でリラックスしているような、そこにいることが当たり前みたいな、そんな感じ。必死である部分はもう見せなくても大丈夫なんだろう。
THE YELLOW MONKEY の復活は当分ないだろう、ひょっとしてもうないかもしれない。そういうことを思わせちゃうくらいに、「この道」をみつけてしまったのかもしれない。
ソロになってから私が参戦したライブの中で、いちばんよかった、と思われました。つくづくオーラのある人だなあ、ということも。
金髪がよくお似合いだし、長めの髪もそのままOKだったということも付け加えておこう。
★舌足らずですが、
見事なほどの席だったので(笑)、ステージ脇のスクリーンを見てもよくわからない部分も多かったが、最初は着物をガウンのように羽織っていた。あとで大正時代のものをアンティークショップで見つけたとMCで説明していたもの。たぶん妖艶な?感じでにあっていたのではないかと思われます(不明)。
着物を脱ぎ捨てたあとは黒のシャツ? そのあとにちょっとラメの入ったジャケットを羽織った? このあたりも不明。
ステージにマネキンが立っていたのはわかったけど。
それからバックの映像は,ボーカルの音や楽器の音に反応しているということで、不思議な空間を表現していた。
個人的には、「SNOW」から「シュレッダー」へのつながりがよかったのと、本編ラストの「ビルマニア」の盛り上がり+映像とのコラボがおもしろかった。
「恋の花」はアルバムではアコースティックなアレンジだったけれど、それをバンド用にかえ、そのときにパソコンに残っていた元の歌詞を見つけ、これもありかな、と思って採用したとか。「花を踏みつける」というような表現が聴こえたような気がして、もともとはもう少し過激な歌詞だったのかな、と思った(これは断言はできないんだけど)。
盛り上がった曲は…、と上げようとしたけど、やめた。だって、ノリのいい曲はすべて盛り上がっていたし。会場、すごかったし。みんな、一人のアーティストに弄ばれてしまったというわけで。
それでもやっぱり「ROCK STAR」のイントロでも歓声はものすごかったな。なんだか全体が揺れている気がした。これを聴けるとは思わなかったし。「ジェニー」~「MUDDY WATER」からの流れがパンパじゃない上昇気流で、MAXに「ROCK STAR」が来た!って感じだ。
ビカチューを小道具にした「20 GO」はどうだったんだろう。エロはキライじゃないけど、ちょっとスクリーンを直視できなかった私です(笑)。吉井さん、勘弁してください、と言いたいような、ハイ。
とにかく1曲1曲のつくりだす空間と匂いと雰囲気と…、おおげさではなく、すばらしいライブパフォーマンスだったと思う。もっとかっこよく形容したいんだけど。ああ、はがゆい…。
もともととくにMCがじょうずな人ではないと思うんだけど、立っているだけで、スクリーンに映る表情だけで、きっとOKなんだろうね。
それでも一応、覚えている言葉をまとめておきます(正確ではないのでニュアンスだけ受け止めてください)。
◎「はじめて吉井和哉を見た人?」と聞いていましたね。全体的にはわからないけど、私の周囲には結構手を上げていた人がいました。吉井さんも「案外多いね」的な感想だったような。「2回目は?」という問いかけに手を上げた人が案外いたので、それは真摯に受け止めたみたいです。うれしいって。
◎偉大なアーティストの死を知り、「こうやってライブができることを当たり前のように思ってはいけないんだろう」とも。わかりきったことですが、POP OF KINGのことですね。
◎ラスト曲の前に、「帰りたくないなあ」と。隣の友人はあとで、「あの言い方に全部心をもっていかれた」と言っていました。
◎メンバー紹介のとき、ドラムの吉田佳史くん(TRICERATOPS)を手招きしてステージ中央で肩を抱いて、「TRICERATOPS! 吉田佳史!」って。え、いいの?というような感じで出てくる姿がとてもかわいらしかったな。TRICERATOPSファンの友人からこのことを聞いていたので、ずっと注目して見ていました(上空から見下ろす、という感じなんだけど)。どの曲だったか忘れてしまったんだけど、おお、カッコイイな、というドラミングあり! 和田くん、見に来てたそうですよ。
◎そうそう、宇宙旅行してきたんだものね、私たち。最後に「地球に戻ってきました」というメッセージもありました。そう言われると、あの体育館ってタテ長で、照明のようすからもデッカイ宇宙船の内部というイメージもあったような。