隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

スピッツ﨑山達男を形作ったドラマーたち~「スピッツメンバーで漫遊記」

2019年01月22日 20時14分07秒 | スピッツ

2019.1.20 21:00
『草野マサムネのロック大陸漫遊記』
 TOKYO FM


 https://www.tfm.co.jp/manyuki/


 開口一番、「時間が過ぎるのがはやい!」。
 本当にそう。もう1月も半分以上が過ぎてしまった。

 さてさて、今日もスピッツメンバーがゲスト!
 﨑ちゃんの1月は、「比較的ゆったりしたペースで、音楽聴いている」らしい。
 「スピッツ﨑山達男を迎えて漫遊記 2019」
 今回も全曲﨑ちゃんの選曲で、「オレはホストに徹する」(草野談)

オンエア曲
 01 Crispy(スピッツ)
 02 We're an American Band(Grand Funk Railroad)
 03 Smokin' in the Boys Room(Motley Crue)
 04 Some Skunk Funk(The Brecker Brothers)
 05 Good Times Bad Times(Led Zeppelin)
 06 Armed and Ready(Michael Schenker Group)
 07 Walking on the Moon(The Police)
 08 Heaven(The Groovers)


 漫遊前の一曲は、スピッツ「Crispy」。
 バンドも長くなると、「ライブでやっていない曲」も増えてくる。
 この曲も「最近はやってない。コレクターズのカバーとしてのほうが知られてる?」
 「新木場サンセット」でのコレクターズの「Crispy」。キラキラしていて楽しかったな。
 﨑ちゃんが選んだ理由は、「今日のテーマ」にあるらしい。
 (「Crispy」のAメロは、あとに出てくるMotley Crueのドラマー、トミー・リーのドラミングを真似ているらしいよ)

 最初の曲は、「昨年、結成50周年を迎えたレジェンドバンド」、Grand Funk Railroadで「We're an American Band」(1973年、7th『American Band』)。
 ここで明かされたのが、今日のテーマ。
 「﨑ちゃんが憧れてマネしたドラマー」、つまり「スピッツ﨑山達男を形作ったドラマー」。
 この曲も、イントロのフィルインを練習したと。
 草野「ああ、これ、イカしてるよね」
 それに加えて、Grand Funk Railroadのドラマー、ドン・ブリューワーは「叩きながら歌っている」。
 草野「このバンドは3人で分厚い音を出すんだよね」
 﨑ちゃんは「叩いて歌って、見て楽しい」と三拍子を強調。
 草野氏が言うには、雑誌なんかのコピーに「ツェッペリンもぶっ飛んだ!」と書いてあったそうだ。ツェッペリンの前座で出て行って盛り上がったとか。
 草野「ツェッペリンがぶっ飛んだかどうかはわかんないけど」(笑)
 初来日時の「雨の後楽園」でのライブのようすを事務所の人からよくきいていた、と。
 「ロコモーション」のカバーもヒットしたけれど、本来のファンにはどうだったんだろうね(と、これはワタシ)。
 Grand Funk Railroad - The Locomotion
 個人的には、原曲のイメージを覆す激しさがカッコよくて、嫌いじゃないんだけど。

 次は、Motley Crueの「Smokin' in the Boys Room」(1985年、3rd『Theatre Of Pain』)。
 ドラマーは、あのトミー・リー。草野くんにとっては「カッコいいドラマーベストテンに入る」らしい。「次男がモデル」情報も。
 﨑ちゃん「トミー・リーのドラミングは基本的にシンプル。だけど、叩き方を派手にして、見れるドラマーになっている」
 そこが大事なところなんだな、﨑ちゃんにとっては。
 回転するドラム? 
 Mötley Crüe LIVE  Tommy Lee 回転Drumsolo
 え、「回転」ってこういうことだったんだ・・・。

 次は、The Brecker Brothersで、「Some Skunk Funk」。
 草野「これは・・・ジャズ?」
 﨑ちゃん「うん、ジャズだけど、ロックっぽい・・・」
 というところで、「ロック大陸」OK?
 﨑ちゃんが「大好き」というドラマーは、テリー・ポジオ。
 草野「ミッシング・パーソンズは好きだった」
 ミッシング・パーソンズは音がカチッとしっかりしている印象だけど、それよりもボーカルの衣装が煽情的で、なんだかそっちのイメージしか残っていないのが、私には残念。
 﨑ちゃんが学生の頃、じょうずなドラマーなみんなこの曲を練習していたそうだ。
 﨑ちゃん「その当時はオレはできなかったんだけど、最近できるようになった」
 結成30年以上のバンドのドラマーが、「練習し続けて最近できるようになった」って、すごくないですか?
 草野「ギタリストにとっての『Highway Star』のソロみたいな?」
 﨑ちゃん、「そうそう」と肯定。
 Deep Purple - Highway Star
 ギターのテクニックの最低限のテクニックが多く含まれるので、ヘビメタの練習曲としてよく取り上げられるんだとか。

 曲終わりで、
 草野「ブレッカー・ブラザーズって、オレ、あまり聴いたことなかったんだけど、メチャメチャ音がいいね。すごいテクニック!」
 﨑ちゃんが言うには、流れたのはライブ盤で、その前にスタジオ盤もリリースされたけれど、ライブ盤のほうがプレイがはやいんだそうだ。
 草野くんの「ゲスの極み乙女。みたい?」には、﨑ちゃん「うんうんうん」と言いつつも、納得してはいなかったかな(笑)。

 次は、Led Zeppelin「Good Times Bad Times」(1969年、1st『LED ZEPPELIN』)
 来ました!
 﨑ちゃん「ジョン・ボーナムさんも大好きなドラマー」
 コピーもたくさんやったし、「憧れの人」。
 とくにこの曲では、足のプレイを練習したそうだ。
 草野「リリース当時も、結構、常識破りのプレイだったらしいよ」
 﨑ちゃん「初めて聴いたときにスゲーなと思って」、で、やってみたけど、何度も足がつったらしい。
 ああ、やっぱり何度聴いてもカッコいい曲だ!

 次は、Michael Schenker Groupで「Armed and Ready」(1980年、1st『神』)。
 昨年、東北新幹線の中で来日中のマイケル・シェンカーに遭遇し、
 草野「サインしてもらって握手もしてもらって、完全に中学生に戻っていましたが」(笑)
 この曲のドラマーは、サイモン・フィリップス。
 よくわかんないんですけど、イントロからAメロに入るところの3拍フレーズを、﨑ちゃんはいっとき練習していたんだとか。
 草野「あの仕組みがいまだにわかんない。(かっこよく)歌に入れないよ」(笑)
 ちょっと変わったドラミング、と言っても、「ロック界を代表するドラマー」。
 草野「この番組で、サイモン・フィリップスの特集をしようかと思ってたこともあって」
 この発言への「おお!」という﨑ちゃんの反応が印象的。
 ジューダス・プリースト、ジェフ・ペック、TOTO(TOTOには正式に加入)、最近では上原ひろみのセッションドラマーとして、というところで、彼への二人のリスペクトが伝わってきた。
 曲終わりで、
 草野「このアルバムは、オレたち、リアルタイムでガンガン聴いてたし」
 﨑ちゃん「この曲のギターのリフはオレも弾ける」(笑)
 草野、ZO-3で演奏のあと、「オレたちの世代はこのリフを弾きたくなっちゃう」と。
 﨑ちゃん「オレも弾いたもん」
 草野「今50歳前後の男たちはね」(笑)
 同世代ならではの会話。
 
 そして最後は、The Policeで「Walking on the Moon」(1979年、2nd『Reggatta de Blanc 白いレガッタ』)。
 ドラムは、スチュワート・コープランド。
 うまいドラマーという感じではないけれど、「独自のドラミング」。ハイハットワークに言及。
 﨑ちゃん「(ポリスは?)空間のあるサウンドなんで、ハイハットワークで歌うのが映える」
 﨑ちゃん「8ビートとかで疾走感がある、そこが好き」
 草野くんの「前のめりなところが、ちょっとパンクっぽさにも通じる」には、「そそそそそそ」(笑)と﨑ちゃん全肯定。
 草野「マイケルシェンカーとはジャンルは違うけど時期は重なるから、中学生のころ、はまって聴いてた」

 「(今日は)どんな感じだった? まだまだかけたい曲がある?」には、
 「曲を選ぶのが楽しかった、CDをいろいろ出してきたりして」と﨑ちゃん。
 「ホスト役は楽ちんなんで、またかけたい曲が集まったら、スタジオに」と草野くん。
 知ってる曲でも、ドラムに集中して聴くというのはおもしろい作業だし、またぜひぜひ、という感じだな。


 そして、「ちょっぴりタイムマシン」のコーナー。
 﨑ちゃんが選んだ楽曲は、The Grooversの「Heaven」。
 ザ・グルーヴァーズ。初期の頃は4人編成で、フロントマンの西村さんもいたんだよなあ。
 草野くん曰く、「初期の4人の頃と、3人編成では、まったく別バンド」。
 この「Heaven」は初期の頃の作品。
 グルーヴァーズは、スピッツがツーマンでライブをした初めての相手バンド。
 草野「西村さんが兄貴っぽい人で、いろいろ学ばせてもらった」
 名古屋のイベントで、この「Heaven」を演奏したとき、藤井ヤスチカさんのイントロの四分のキックを聴いただけで、「オレたち、みんな立ち上がったんだよね」と﨑ちゃん。
 草野「そうそう、音の圧がすごくてね。で、スピッツの曲、叩いてみてよ、って言ったら、それはちょっと違うような。おもしろいよね」
 﨑ちゃん「そのとき、かっこいいなあと思って」
 草野「すごいドラマーだよね」
 﨑ちゃん「同い年なんだよね」(笑)
 「Heaven」は歌詞も印象的な佳曲なんだけど、西村さん在籍時ということで、情報が限られているのかなあ。



 最後に、樋口宗孝さん(LOUDNESS)とか、コージー・パウエルとか、まだまだ﨑ちゃんつながりのドラマーがいるので、また次回に、というホストのお誘いがありました。
 そして来週は「いよいよリーダーの登場」ってことで、スピッツのベーシスト田村の回です!!


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