■冬の音
鋭い空気に脅されながら
駅までの道をたぐっていく
空の切れ端が 私をめがけて
短い言葉を投げてくる
心を閉ざしたふりで
鮮やかな時を見送っても
カサカサ カサカサと
枯れ葉のつぶやきは止まない
冬至の朝 雲の向こう
姿を隠した 小さな祈り
カサカサ カサカサと
季節の歩みが スピードを増す
諍いや 諦めや 夢の跡が
音のある世界を 小さく彩る
カサカサ カサカサと
次のステージまで
のろまな私の朝を
くるんで 運んでいけ
鋭い空気に脅されながら
駅までの道をたぐっていく
空の切れ端が 私をめがけて
短い言葉を投げてくる
心を閉ざしたふりで
鮮やかな時を見送っても
カサカサ カサカサと
枯れ葉のつぶやきは止まない
冬至の朝 雲の向こう
姿を隠した 小さな祈り
カサカサ カサカサと
季節の歩みが スピードを増す
諍いや 諦めや 夢の跡が
音のある世界を 小さく彩る
カサカサ カサカサと
次のステージまで
のろまな私の朝を
くるんで 運んでいけ