■シリーズ化は無理なの? 「検事 鬼島平八郎」
最終回を迎えてしまったけれど、「検事 鬼島平八郎」、私としては期待を裏切らない終わり方だったなあ。
ココにも書きましたが、毎週録画して見ていました。
どんな人物なんだ? キーマンになるような人物? 実は黒幕?なんて思わせるような怪しい演技をしていたビートたけしがちょっとはずれたよさそげな人だったという結末には笑ってしまったけど。
視聴率はともかく、シリーズ化されたら、「私はまた見ます!」宣言。
■静かなドラマ
「心の糸」、録画しておいたのを一昨日の夜に見た。
凪のイメージを漂わせる、静かな静かなドラマだった。
手話で表現される心のひだと、短い言葉で伝わる気持ちが、画面から流れるようにしのびよってきて、私のまわりまで穏やかにしてくれた。
言葉は少なくていいんだ、少ないからこそ伝わることもあるんだ・・・、そういうことを思い出させてくれた。
母(松雪泰子)の息子への思い、母の思いを受け止めて生きていながらも自分の道を歩むことを選ぶ息子(神木龍之介)・・・。
葛藤は少しずつ流れて、二人は少し離れて、そしてまた違う絆が生まれてくることを予感させるラスト。
息子は自分の力でピアノを再び手に入れて、そしてピアニストにはならないかもしれないけれど、好きな音楽とともに生きていくかもしれない。
息子が生きがいだったこれまでの日々を手放す母は、それでも凛として言う、「飛び立ちなさい、私を捨てていきなさい」。
母はきっとここから自分の世界を生きていくだろうと予感させてくれる強くて柔らかい視線。
手話で語る松雪の美しい指使いと、床に手を置いて、その振動で息子のピアノを「聴く」松雪の優しい姿。
昔はちょっと小賢しかった神木が、自然な演技で若い迷いを見せてくれる。
息子の友人で、父や兄が暴力団関係者という少年(染谷将太がいいです)の「普通っていいじゃん、普通のサラリーマンになるんだ、俺」の言葉も胸に刺さる。
母子を見守る社長を演じた石橋蓮司の大きな優しさも物語の風景になっている。
ラスト近くで、息子の心に聞こえてくる母の優しい声。そう、心の糸で、息子にはきっとこの母の声が聞こえていたんだと思うと、一気に涙があふれました。
何も事件は起こらないけれど、こちらの心を静かに大きく優しく揺らす、珠玉の作品だと思いました。
昨日は12月8日。
開戦の日とジョン・レノンの命日。
今は「ジョン・レノン・スーパーライブ」だけど、1990年には「ジョン・レノン追悼コンサート」として東京ドームで開かれて、それに行ったことあり。
忌野清志郎、レニー・クラヴィッツ、マイルス・デイビス、佐野元春・・・などなどのライブ(今検索したけど、出演者のデータないなあ。けっこうメジャーな人たくさん出ていたのに。調べてみよう)。
たぶんチケットはソールドアウトではなかったと思う。
そのとき、機械のトラブルか、意図的に流したのかはわからないけど、「I saw her standing there」のイントロが流れて、「え、ポールが来てるの?」と会場がちょっと騒然となったのを覚えている。
私はポール派(笑)。「出演あるかもね~」などという情報に踊らされていたのです。
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