2019.09.21(土)
一昨日の昼間、父と弟の墓参り。
お墓問題はいろいろ考えさせることが多くて、この先どうする?と課題がある。
たまたま10代で養父母を亡くした母が唯一手に入れられたのが都立の霊園の一画で、驚くような安価な使用料で今に至っている。
持っていればなんの問題もないけれど、どうなんだろうね。やっぱりのちのちはあること自体が負担・・・ということになるのかもしれない。
私自身だって、自分の行く先は今はまだわからないし。
ただ、ここがなんとなく落ち着く場所、というか、ちょっとだけ意味のある場所になりつつあるのは事実。
どなたかの歌の歌詞のように、私も死んだら地の下よりも大空を飛び回りたいような気もするけれど、でも生きている身としては、そこらじゅうに亡くなった人の魂がいつも存在している、というのはちょっとやっかいだ(笑)。
どんなに好きだった人でも大事な人でも、できればどこかに静かにいてほしいし、私のことを見に来たりはしないでね、とお願いしたくなる。だって、誇ってもらえるような暮らし方はできないもの。
そう思うと、好きなときに来て、好きなことを報告できるお墓は悪くない気がする。
そんなことを思って、気持ちのいい秋空の下で、墓石にたっぷりの水をかけて掃除してきた。
「お母さんは、とびきり元気。食べることが最後の欲になっているみたい。家のことは考え始めている。ちゃんとするよ」
そんなことを父に報告。
小学生のころ、夏休みに必ず訪れていた内房の海。
千葉には父と弟との思い出もたくさんある。父は若い頃に結核を患って、千葉のどこかに静養していた時代もある。
あなたの孫たちが数日、行ってくれたよ、と話す。
先日の午後は、母と外出。
カフェのテラスから道行く人を眺めて、
「もし歩けたら・・・と考えることはあっても、もう私くらいの年齢になると一人で出かけるのは無理。あなたたちが連れ出してくれる今のほうがあちこち行けるのかもしれない」
というようなことを言う。本心だろうか。
家を見に行く?と尋ねると、少し考えて、あんがいさっぱりした口調で、
「そうねえ、縁側からも玄関からも車いすで入るのは無理だから、別にいいわ」
見るとつらくなるからやめようと言うのか、もうあまり関心がないのか・・・、正直、私にも判断できない。
施設で、新しい医者が母の車いすの操作を褒めてくれたとき、
「以前に車を運転していたので、勘がいいって言われます」
となんとも誇らしげだった母。そういう周囲の言葉に力をもらっているのかもしれない。
ときどき、そういう姿に、昔猛烈に反発した自分を思いだして苦笑する。それはたぶん、ずっと変わらず抱く母への思いだ。
■ イチローの言葉
少し前だけれど、ユニフォーム姿でマリナーズファンの前での初めてのspeech in English。
彼のファンへの思い、野球への愛、仲間たちへの感謝。
ブレない姿を長い間見せてくれたことに、大勢の人が拍手を送る。
いや、もうイチローに関しては、何も言うことない・・・と今も同じ思い。
https://hochi.news/articles/20190915-OHT1T50208.html
https://full-count.jp/2019/09/16/post539708/
スピーチの動画
https://full-count.jp/2019/09/15/post539156/3/?utm_source=yahoonews&utm_medium=rss&utm_campaign=539156_6
スピーチ全文
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190915-00539156-fullcount-base
そして、以下は今季で引退する広島カープのエルドレッド。
引退試合でのスピーチ。
彼の人柄がしのばれる言葉。
最初に通訳への感謝を述べている。
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2019/09/15/kiji/20190915s00001173583000c.html
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2019/09/15/kiji/20190915s00001173587000c.html
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2019/09/15/kiji/20190915s00001173639000c.html
■ スピッツ『見っけ』のプロモーション
https://rockinon.com/blog/yamazaki/189410
『JAPAN』11月号(9/30発売)、『音楽と人』11月号(10/05発売)、『MUSICA』11月号(10/15?発売)で、表紙+巻頭特集だそうだ。
そうそう、『題名のない音楽会』、見ましたか?
https://www.tv-asahi.co.jp/daimei_2017/contents/Broadcast/bn-cur/
高校生たちの演奏、すばらしかったそうですね。
(私は明け方まで仕事をしていて、深い眠りの中でした)
「スピッツからのメッセージ」をkaoriさんが教えてくれました。
(いつもありがとう!)
「(それぞれの高校の名前をあげたあとで)スピッツの曲を選んでくれてありがとう。
スピッツはロックバンドなので曲は自己流で、言ってみれば邪道の音楽です。
元々は狭い部屋でギターを抱えて、鼻歌から作りました。
それを吹奏楽の凄腕の若者達にどう料理してもらえるか、楽しみにしていたのですが、
練習の映像を見て、めちゃめちゃ気分が上がりました。
河原の石みたいだった曲を皆さんが丁寧に磨いて磨いて
新たな宝石にしていただいた感じです。
一人一人が奏でる音が大きなうねりとなって胸に迫ってきます。
作り手から巣立っていった曲達を、
祖父になったような心境で聴いてしまいました。
今日は若い皆さんの「今」を精いっぱい表現してください」
謙虚に、でも自らを「邪道の音楽」とある種のプライドで表現し、若い演奏者への敬意も忘れない。
ステキなメッセージとなりました。
YouTubeにあがっていたら、ぜひ演奏を聴いてみよう。
https://twitter.com/mocha708/status/1175024832716529664?s=11
美しい背景画、mocha@3日目西-O01aさんの作品はこちらで見られます。