2012.8.15 (水)
■8月15日に思うこと
前の戦争を知らない人が、この国の72%を占める・・・そうだ。
敗戦後の日本が得たもの、失ったものを、ときどき頭の中に浮かべてみる。
歴史上の遠い出来事のように思っていることが、どんどん増えていく。
風化・・・って、そういうことなんだろう。
私のまわりでも、戦争を知っている人たちがここ10年で次々に亡くなっていった。
それでも、戦争なんて全然知らなくても、「否・戦争」は当たり前のように心にある。せめて、それは大事にしないと。
国のため・・という甘い言葉で、どこか怪しい場所に導かれないように。
■「コードの羅列とかメロディなんてものは・・・」
アジカン・後藤正文責任編集の『THE FUTURE TIMES』。
読みごたえもあるし、活動内容の細かいところはともかく、彼の誠実で現実的な姿勢にはいつも注目している。
Ken Yokoyamaとの対談「ロックミュージシャンと未来」もおもしろく読みました。
http://www.thefuturetimes.jp/archive/no03/kenyokoyama/
ただ、Ken Yokoyama氏の以下の発言をゴッチがスルーしたのが(あるいは納得したの?)、ちょっと残念。
「ちょっと残念な話をすると、コードの羅列とかメロディなんてものは出尽くしてると思ってるの。
でも、何がその人をオンリーワンにさせてるかっていうと、やっぱりそいつの思想とか在り方だと思うのね」
後半は彼の姿勢として認めるけど、前半はどうなんだろう。
それはミュージシャンとして、何かを捨てたことにならないか、ある意味、リスナーへの裏切りにならないか。
私たちがいつも待っているものは、もう「幻想」でしかないのか??ってことになっちゃうよ。
でも彼が言おうとしていることは、そういう一面的なことじゃないのかも。
メロディーとかアレンジとかコード進行とか・・・そういうものだけじゃなく、ミュージシャンの生き方も問われるべきってことなのかな。
それはそれでありかもしれないけど。
ただ、それも「ひとつの選択肢」ってことだな。求められる音楽には幾通りもの輝きがあっていいはずだし。
「残念な話」は聞かなかったことにしてやるか~。
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