隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

好きなベーシストで漫遊記~ベースプレイでもビジュアルでも・・・

2022年09月07日 19時36分08秒 | スピッツ

2022.09.04
「ロック大陸漫遊記」
FM TOKYO



 9月になりました。
 草野「運転中の方、お仕事中の方、暇こいてる方、いろんなシチュエーションの方がいらっしゃると思いますが、ちょっとした息抜きにしていただけたら」

 今回のテーマは、【好きなベーシスト・リクエストで漫遊記パートⅠ】
 リクエスト、た~くさん届いたそうです(で、2回にわたって・・・なんだな)
 洋楽邦楽混ぜ混ぜで「ステキなベーシストたちのプレイ」を楽しみましょう。


 オンエア曲
 01 夏が終わる(スピッツ)
 02 忘れられないの(サカナクション)
 03 すべるバー(ゆらゆら帝国)
 04 Every Breath You Take(The Police)
 05 グレーマンのせいにする(クリープハイプ)
 06 ダンシング・セブンティーン(オックス)
 07 I Got Your Number(Hughes/Thrall)
 08 なつのうた(打首獄門同好会)


 漫遊前の一曲は、スピッツで、「夏が終わる」(1993年、4thアルバム『Crispy!』/「君が思い出になる前に」のカップリング)。
 93年ごろのスピッツは「売れたい」(売れなくちゃ!かな?)と思った時期で、メロディーをキャッチーにしたり、それまではやらなかったような、ちょっとファンキーなビートを取り入れたりしていた。「オリジナルラブやイギリスのバンド、コーデュロイのようなイメージ」。
 草野「スピッツでどこまで演奏できんの?って感じだったんですけど、全然いけるじゃん!って思ったんす。特にベース。ノリノリの感じで、田村すごいじゃん、これ売れるよ、と確信したんですけど、あんまり売れなかったですね。でも今聴いても、スピッツ、なかなかいいじゃんって思います」
 (耳に残る、うねるベースがステキです。この季節にぴったりな曲。ボーカルの声もわか~い)

 最初の曲は、「緑が大好きな、あのベーシストが所属しているバンド」、サカナクションの「忘れられないの」(2019年、13thシングル)。
 ベースは草刈愛美さん。
サカナクション、新曲「プラトー」披露!メンバー5人で久々のライブ演奏 『サンテFX × サカナクション』TVCM発表会
 (愛美さんの楽しげで強くて優しいベースプレイが見える)
 彼女へのリクエストが、「今回断トツで多かった」そうだ。
 演奏している姿もベースラインも「華麗な感じがしますよね」。
 草野「オレもカッコいいなと思います。音もゴリッとしてて、サカナクションサウンドを特徴づけているな」

 次は、ゆらゆら帝国の「すべるバー」(1999年、6thアルバム(初のミニアルバム)『太陽の白い粉』)。
 ベースは、亀川千代さん。
 リクエスト、多かったそうです。
 ゆらゆら帝国は三人ともクセの強いビジュアルでインパクトあるけれど、「亀川さんは一度見たら脳にプリンティングされる」と。
 草野「ゆらゆら帝国の独特の世界の土台を作っているベースプレイ」
ゆらゆら帝国 『つぎの夜へ』(Into The Next Night)
 (ベタかもしれないけど、これは好き。ベースの音もせつない)

ゆらゆら帝国で考え中 MV
 (こういうのを聴くと、すでに解散しているバンドだということが悔しい。もう一度、ライブが見たいなあ)

 次の曲は、The Policeの「Every Breath You Take 見つめていたい」(1983年、5thアルバム『Synchronicity』)。
 ベースは、言わずと知れたスティング。
 リクエストメッセージの「ベーシストと言えば、みんな大好きポール・マッカートニーかスティング。短髪、白Tシャツのスティングがどストライク」に、激しく共鳴なワタシ(笑)。
 この曲を高校のときにレコード屋で視聴して、「このステキな音(ベース音)、誰が演奏してるんだろう」と思ってThe Policeを知ったというリスナーさん。
 洋楽のベーシストへのリクエストが少なかった中、スティングが例外的に多かった、そうだ。
 草野「見た目も渋いしカッコいいし、プレイもいいし、歌声も独特の感じで涼しいし、クセになりますよね」
 「ロック大陸では通常かけないメジャーな曲ですが」という前置きで・・・。
 (久々に聴いたぞ~。やっぱりカッコいい・・・)
 曲終わりで、「こういうシンプルなベースライン、意外と難しそうですよね」と。
Sting / Phil Collins - Every Breath You Take (Live Aid 1985)
 (The Policeではなく、スティングとフィル・コリンズの1985年のLive Aidでのコラボ。)

 次は、クリープハイプの「グレーマンのせいにする」(2011年、3rdミニアルバム『待ちくたびれて朝が来る』)。
 ベースは長谷川カオナシさん。
 リクエスト、たくさん来ていたようです。ボーカルもとるベーシスト。
 「カオナシくん、雰囲気あってカッコいいよね。歌もいい味出してます」と。
 ステージでボーカルがあまり動かないバンドでは、ベーシストがよく動いたり特徴的なファッションでビジュアル担当だったりするのは、バンドあるあるだけど、「カオナシくんもちょっとそんな感じかな」。「すごくステージ映えするベーシスト」と。
 (スピッツもそう? ビジュアル担当はギタリストか~)

 (JAPAM JAMでクリープハイプのライブを見たのは、もう5年くらい前のことか)
クリープハイプ -「幽霊失格」 (MUSIC VIDEO)
 (これの演奏シーン、ちょっと好きです。)


 そして、メッセージコーナー。
 コロナ禍で一人カラオケにはまっているリスナーさん。スピッツの曲をあ行から順番に歌ったりしているそうです。
 そこで、「古い曲は前奏や間奏が長い」ということに気づいた、と。
 「イントロやアウトロを考えるのが苦手と言ってたけれど、昔は無理をしていたの?」
 草野くん曰く、「間奏は苦手じゃないけど、前奏は・・・」と。「カッコいいイントロを作ろうとすると、煮詰まって、できないっ!となってしまう」
 最近はサブスクになって、「スピッツの曲もイントロ短めかもしれないけど、間奏はしっかりあると思いますよ」。
 間奏を飛ばしちゃう、という話もきくけど、間奏は「そこに至るまでのメロディーや歌詞の世界を振り返ってかみしめたり、場面の転換になったり、重要であることが多い」。
 それに気づいたのが、ウルトラマンエースの「TACのテーマ」。
ウルトラマンエース TACのテーマ ワンダバ 南夕子(星光子)
 幼稚園のころにレコードを買って、その間奏でTACの隊員の雄姿を思い浮かべて聴くのが好きだった、とか(すごいな、幼稚園児!)。
 間奏って大事だなって、そこで学んだ草野くん。「これからも、間奏はしっかり作っていきたいと思います」と宣言。

 免許の更新に行って、免許証の写真がいつもイマイチだなと思ったリスナーさん。
 (証明書写真あるある?)
 「マサムネさんはハーモニカ吹くときも口笛のときもカッコいいから(照れる本人)、免許証の写真もカッコいいんだろうな」
 でも、今の免許証の写真はバカ毛が出てて「ヤバイ」らしい。
 知人からの情報では、「撮影で座ったときにまず下を向いて(その状態では撮られない)、表情や髪を整え、OKだと思ったときに顔を上げる」というのがコツだとか。

 
 次は、グループサウンド、オックスの「ダンシング・セブンティーン」(1968年、2ndシングル)。
 ベースは福井利男さん。
 曲は、作詞:橋本淳、作曲:筒美京平。
 リクエストした方の幼馴染のお父さんが、福井さんだったそうです! そのころにはすでにミュージシャンとしては引退されていて、今年の5月に亡くなられていたことがわかったそうです。
 草野「曲は初めて聴かせてもらったけど、懐メロロック!という感じで、ゴキゲンな曲です」
 曲終わりで、「そうか、堤さんの曲なら、最高!なわけだな」

 次の曲は、Hughes/Thrallの「I Got Your Number」(1982年、唯一のアルバム『Hughes/Thrall』)。
 ベースは、グレン・ヒューズさん。
 ディープ・パープル大好きな方からのリクエスト。当時はDVDもなかったし、フィルムコンサートを渡り歩いてライブを楽しんだ、と。
 このバンドだと歴代のベーシストの中ではロジャー・グローヴァーがあがるが、「グレン・ヒューズさん、いいんですよね、歌もソウルフルでハイトーンでうまい」と。
 ディープ・パープルに加入する前のトラピーズもよかったし、今のバンド、デッド・デイジーズでも70にしてハードなロックンロールを奏でていてカッコいい、と。
 この「I Got Your Number」も、「80年代の音がして、オレも名曲だと思います」と。
Hughes/Thrall "I Got Your Number"
 
 最後は、打首獄門同好会の「なつのうた」(2019年、15周年ベストアルバム『獄至十五』に新曲として収録)。
 ベースは、junkoさん。リクエストもたくさん。
 「年齢を感じさせたいプレイ」「年齢を超えて前を向く」
 「オレたちのような50歳越えのミュージシャンの励みにもなるし、あそこまではやれないかな、という尊敬のまなざしで見てしまう」と。
 そして、「努力はされていると思うけど、年齢のことばかり言われるのはね、と思ってらっしゃるかもしれない」。
 この曲は、「Aメロだけ聴くと、山崎まさよしの歌?と思ってしまうかも」。
打首獄門同好会「カモン諭吉」LIVE(2014.10.18@赤坂BLITZ)
 (ふざけている歌詞だけど、それだけじゃない。ライブ、楽しそう)


 特集の最後に。
 草野くん自身は、10代のころ、まずギターの音に夢中になったし、目立ちたがりなところもあったので「ギタリストを目指してしまった」。
 ベースって地味な楽器だと思う方もいると思うけど、ホントに重要なパートで、「楽曲の全体を見ながらのプレイなので、視野が狭いオレにはやっぱり向いてなかったかな」と。
 新曲のデモテープを作るときにベースを弾くと、「とっても難しい。ギターと違う筋肉を使う」。

 いつもの「ちょっぴりタイムマシン」は、オールリクエストということでできるだけたくさんのリクエストに応えるため、今週来週は無しだそうです。

 リクエストの数がハンパじゃなかったそうで、来週は、【好きなベーシスト・リクエストで漫遊記パートⅡ】です。
 洋楽邦楽混ぜ混ぜで、すてきなベースプレイを!

 「草野さん、残念ながら、オレ、サーファーには向いていませんでした」


   
 そして、スピッツのファンクラブツアー、通称「ゴースカ」の抽選結果が届いたりして、スピッツファン界隈ではちょっと賑やかな昨日今日だった。
 今夜から「ロックのほそ道」です!



                              



 前にも書いたけれど、政治家を評価するには、幾年もの時間と自由な検証が必要。
 まして、現役のときに解決できなかった(しようとしなかった?)問題を抱えている場合は何をかいわんや、だ。
 「身内で」丁寧に弔って、見送るのがベストだと思う。


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