宮野の日、コ哀の日、灰原の日は灰原三大祝祭日として祝わないわけにはまいりません!
というわけで以下は宮野の日小話です。
「工藤君、お茶いれたのだけど、少し休憩しない?」
「お、サンキュー。ん、珍しいな。紅茶か?」
「ええ。たまにはね。嫌いじゃないんでしょ?」
「そりゃもちろん。ホームズの国の飲み物だからな」
「そういうと思ったわ」
「オメーこそ、紅茶、嫌いなのかと思ってたぜ。何となくいつも避けてるように見えたからな」
「……そういうホームズみたいな観察眼って身近にあるとどうかと思うわね」
「探偵には最高の誉め言葉だな」
「まったく……そうね、避けてたわね。紅茶。意識して珈琲ばかり飲んでた」
「……なんでって聞いてもいいのか?」
「……お姉ちゃんが好きだったのよ、紅茶。いろんな種類を試してたわ……」
『志保の髪は本当に綺麗ね。光に当たったところなんてお母さんが入れた紅茶みたい』
『紅茶って、それ褒めてるの?』
『もちろんよ。お母さんの入れた紅茶は本当に美味しくてね。ちゃんと茶葉の種類とこか入れ方とか覚えておけばよかったんだけど、ごめんね』
『別に。私はコーヒー党だから、紅茶なんて好きじゃないし』
『志保!コーヒーは控えなさいよ。どれだけ頭が良くても体はまだ子供なんだからね』
『だって紅茶よりコーヒーの方が美味しいんだもの』
「……お姉ちゃんは『絶対、志保に美味しい紅茶を飲ませる』って色々試してくれて……今思えば私と一緒にお母さんの味を共有しようとしてくれてたのよね」
「……」
「そう思ったら久しぶりに紅茶が飲みたくなって、できたらその味をだれかと共有したくて、ね」
「……この紅茶。美味いよ。オレは一生忘れない」
「……ありがとう、工藤君」
というわけで以下は宮野の日小話です。
「工藤君、お茶いれたのだけど、少し休憩しない?」
「お、サンキュー。ん、珍しいな。紅茶か?」
「ええ。たまにはね。嫌いじゃないんでしょ?」
「そりゃもちろん。ホームズの国の飲み物だからな」
「そういうと思ったわ」
「オメーこそ、紅茶、嫌いなのかと思ってたぜ。何となくいつも避けてるように見えたからな」
「……そういうホームズみたいな観察眼って身近にあるとどうかと思うわね」
「探偵には最高の誉め言葉だな」
「まったく……そうね、避けてたわね。紅茶。意識して珈琲ばかり飲んでた」
「……なんでって聞いてもいいのか?」
「……お姉ちゃんが好きだったのよ、紅茶。いろんな種類を試してたわ……」
『志保の髪は本当に綺麗ね。光に当たったところなんてお母さんが入れた紅茶みたい』
『紅茶って、それ褒めてるの?』
『もちろんよ。お母さんの入れた紅茶は本当に美味しくてね。ちゃんと茶葉の種類とこか入れ方とか覚えておけばよかったんだけど、ごめんね』
『別に。私はコーヒー党だから、紅茶なんて好きじゃないし』
『志保!コーヒーは控えなさいよ。どれだけ頭が良くても体はまだ子供なんだからね』
『だって紅茶よりコーヒーの方が美味しいんだもの』
「……お姉ちゃんは『絶対、志保に美味しい紅茶を飲ませる』って色々試してくれて……今思えば私と一緒にお母さんの味を共有しようとしてくれてたのよね」
「……」
「そう思ったら久しぶりに紅茶が飲みたくなって、できたらその味をだれかと共有したくて、ね」
「……この紅茶。美味いよ。オレは一生忘れない」
「……ありがとう、工藤君」
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