日時:10月7日
映画館:バルト11
パンフレット:B5版600円。ウォンビン、キム・セロン、イ監督インタビュー掲載。
「アジョシ」とは韓国語で「オジサン(というよりオッサン)」の意らしい。(亜女子でも腐女子でもない。念のため。)
【以下、ネタばれあり】
このアジョシ、黒スーツ、ボサボサ長髪というむさ苦しい格好で質屋を経営しているが、実は世捨て人になった元特殊部隊員という設定。
近くに住む女の子は彼を慕うが、ダンサーをしている女の子の母親が麻薬絡みのヤバイ仕事に手を出したばかりに、子供ともども犯罪に巻き込まれる。女の子が臓器売買組織に連れ去られたと知ったアジョシは彼女を助けに向かう・・・というお話。
元々、2つの暴力組織が対立している上、警察の麻薬捜査班まで絡んでいるから、映画は内戦状態。アジョシの行く先々で暴力と死体のオンパレードとなる。
話を面白くさせるため、利害関係者がやたら多いのだが、展開があっちこっちに行ってしまうのはちょっと難。さらに台詞を不自然にひねりすぎてて、「このシチュエーションでお前、何言うてるねん。」と思うこと、たびたび。
殺しと暴力のシーンは韓国らしくなかなか残酷で痛々しく、血の量もおびただしい。ただ、パク・チャヌク映画ほどのインパクトは残念ながら、持ち合わせていない。そこが監督の力量の違いか?
それでもラストの大殺戮は「キル・ビル」を彷彿とさせる楽しさ。まず拳銃から殺しに入り、一通り雑魚を処分した後、残りはナイフで取りかかる効率の良さ(?)。しかも、ざっくざっくと切りつけて、何度も何度も急所を刺す!(この手法がちゃんと軍事教本にあるらしい。)
最後はどんぐり目のストイックなタイ人殺し屋と対決するが、この辺はまるで「男たちの挽歌2」のよう。このタイ人殺し屋、演技を押さえろと指示されたそうだが、目元と表情からして、すでにオーバーアクト。(笑)
まあ、最後は死体の山を築いて、ハッピーエンド。(かな?)登場人物の死亡率で映画の面白さを計るワタシにとっては、なかなか高得点です。
ところで、現役の破壊工作要員が存在する韓国って、隣の国なのに、まだ休戦中にすぎないってことを実感させられますね。
映画館:バルト11
パンフレット:B5版600円。ウォンビン、キム・セロン、イ監督インタビュー掲載。
「アジョシ」とは韓国語で「オジサン(というよりオッサン)」の意らしい。(亜女子でも腐女子でもない。念のため。)
【以下、ネタばれあり】
このアジョシ、黒スーツ、ボサボサ長髪というむさ苦しい格好で質屋を経営しているが、実は世捨て人になった元特殊部隊員という設定。
近くに住む女の子は彼を慕うが、ダンサーをしている女の子の母親が麻薬絡みのヤバイ仕事に手を出したばかりに、子供ともども犯罪に巻き込まれる。女の子が臓器売買組織に連れ去られたと知ったアジョシは彼女を助けに向かう・・・というお話。
元々、2つの暴力組織が対立している上、警察の麻薬捜査班まで絡んでいるから、映画は内戦状態。アジョシの行く先々で暴力と死体のオンパレードとなる。
話を面白くさせるため、利害関係者がやたら多いのだが、展開があっちこっちに行ってしまうのはちょっと難。さらに台詞を不自然にひねりすぎてて、「このシチュエーションでお前、何言うてるねん。」と思うこと、たびたび。
殺しと暴力のシーンは韓国らしくなかなか残酷で痛々しく、血の量もおびただしい。ただ、パク・チャヌク映画ほどのインパクトは残念ながら、持ち合わせていない。そこが監督の力量の違いか?
それでもラストの大殺戮は「キル・ビル」を彷彿とさせる楽しさ。まず拳銃から殺しに入り、一通り雑魚を処分した後、残りはナイフで取りかかる効率の良さ(?)。しかも、ざっくざっくと切りつけて、何度も何度も急所を刺す!(この手法がちゃんと軍事教本にあるらしい。)
最後はどんぐり目のストイックなタイ人殺し屋と対決するが、この辺はまるで「男たちの挽歌2」のよう。このタイ人殺し屋、演技を押さえろと指示されたそうだが、目元と表情からして、すでにオーバーアクト。(笑)
まあ、最後は死体の山を築いて、ハッピーエンド。(かな?)登場人物の死亡率で映画の面白さを計るワタシにとっては、なかなか高得点です。
ところで、現役の破壊工作要員が存在する韓国って、隣の国なのに、まだ休戦中にすぎないってことを実感させられますね。
題名:アジョシ 監督:イ・ジョンボム 出演:ウォンビン、キム・セロン |