マカロニウエスタン【まかろにうえすたん】
1960年代に流行したイタリア製西部劇の総称。独創的なストーリー、個性的なキャラクター、激しい暴力描写、印象的な音楽、アメリカとは違ったロケ地などが特徴で、イタリアをはじめとしたヨーロッパ各国や日本でブームを起こした。「マカロニウエスタン」は日本独特の呼称で、淀川長治氏が命名したといわれるが、現在、世界各国で通じる。(らしい。)
マカロニ【まかろに】
マカロニウエスタンに端を発し、1960年代以降のイタリア製娯楽映画の総称として使われる。「マカロニコンバット→イタリア製戦争映画」「マカロニポリスもの→イタリア製刑事ドラマ」「マカロニマッドマックス→イタリア製近未来アクション」などなど。「二番煎じ」「パクリ」といった蔑称的なニュアンスを含むことが多い。
さて、毎年名古屋で開催されるマカロニウエスタンファンのオフ会、というかええトシしたただのバカなオッサンの集まり、「第14回マカロニ大会」が今年も6月21日にその名もふさわしい金山で開催されました。
毎年のようにワタシの役目は当日配布のプログラム作成、にぎやかしの司会、コスプレ担当。
当日プログラムには参加者のプロフィールが札束状に印刷され、ダイナマイトに詰められています。
これが札束プログラム。1人に12枚あり、45人の参加者で540枚!これをコピー、裁断して、よれよれ感を出し、ダイナマイトに詰めるのですから大会一週間前は一大作業。参加者が100人にでもなったりしたら、会社を休まない限りワタシの手には負えない。
しかし、慣れと細部へのこだわりは大事です。ここ数年でだいぶ手際よくなったぞ。
ついで、今年のコスプレは「ジャンゴ/繋がれざる者」の用心棒ブッチ・プーチです。「マカロニ・ウエスタンじゃないじゃん」なんて、細かいことは言いっこナシです。似たようなキャラはどこかのマカロニにいるはずです。(多分)
映画本編で演じたのはジェームス・レマー。今、急上昇株のジェレミー・レナーと勘違いしそうですが、80年代のアクション映画からへび面を活かして悪役としてならしてきた人です。「ロング・ライダース」のサム・スターとか「48時間」の犯人とか。「X-MEN ファースト・ジェネレーション」にもチラッと出ていました。
劇中ではデカプリオ扮するカルビン・キャンディに影のようにつきまとう典型的な無口な用心棒で、最後にドクター・シュルツを射殺する憎々しい役どころ。そのキャラクターにショットガン片手でホワイトケーキを食べさせるあたり、タランティーノの芸の細かさが出ています。
ミスター・プーチはデカプリオの初登場から最後まで登場、さらに言うならジェームス・レマーはオープニングで奴隷商人も演じていますから、実は主役2人に次いで出演時間が長い役者なのです。(どんだけ観てんねん。)
って、大会参加者にも説明しなくては分からない。「そんなキャラいたっけ?」とか「銃撃戦で蜂の巣にされるヤツ?」(それは弁護士のモギー)ならまだしも、あるガンマンをして「もはや難解すぎて分からない」と言わせしめたほどです。
手にしたソードオフショットガンは完全フルスクラッチ。銃把は松の木の削りだし、その他の部分は紙製で、アクリル絵の具仕上げです。前回、ホチキス機関銃を作った時に不満だった金属らしい質感を出すこともできました。手にしたガンマンの「見た目以上に軽いんですね。」は、最高の誉め言葉だ。
【横のダイナマイトにプログラムを詰めて、参加者に配る】
さて、大会は2時スタートなのですが、15分たっても主催者が会場に現れない!
マカロニウエスタンの名監督、セルジオ・コルブッチは半日ちかく撮影現場に遅れて登場したといいます、そんなところを真似てどうする。(笑)
【ダイナマイト箱の上で進行する司会者】
大会は上映会から。昨年、マカロニウエスタンの貴公子、ジュリアーノ・ジェンマが交通事故で急逝したため、今年はジェンマの葬儀のニュースやジェンマ作品のまとめが上映されました。
今年のメインの上映作品は「黄金の三悪人」(日本語字幕付き)。毎年、画質もオリジナルの字幕も向上し、関係者の労力には頭が下がります。ガンマンはどいつもこいつもこんなことが好きなんですけどね。
映画はカステラッリ親方の初期の作品です。運命に翻弄される主人公や床下から上階を撃ち抜く銃撃戦など親方の最盛期の要素はまだまだ見られませんし、「続・夕陽のガンマン」の影響を大いに受けていますが、奇抜なカメラワークやスタント、気合の入った殴り合いのシーンなど、すでに親方印がしっかりと刻まれています。(でも、いつものように一部寝てしまった。)
そして、映画上映は6時過ぎに終わり、続いて、マカロニパーティーへ突入していくのです。
1960年代に流行したイタリア製西部劇の総称。独創的なストーリー、個性的なキャラクター、激しい暴力描写、印象的な音楽、アメリカとは違ったロケ地などが特徴で、イタリアをはじめとしたヨーロッパ各国や日本でブームを起こした。「マカロニウエスタン」は日本独特の呼称で、淀川長治氏が命名したといわれるが、現在、世界各国で通じる。(らしい。)
マカロニ【まかろに】
マカロニウエスタンに端を発し、1960年代以降のイタリア製娯楽映画の総称として使われる。「マカロニコンバット→イタリア製戦争映画」「マカロニポリスもの→イタリア製刑事ドラマ」「マカロニマッドマックス→イタリア製近未来アクション」などなど。「二番煎じ」「パクリ」といった蔑称的なニュアンスを含むことが多い。
さて、毎年名古屋で開催されるマカロニウエスタンファンのオフ会、というかええトシしたただのバカなオッサンの集まり、「第14回マカロニ大会」が今年も6月21日にその名もふさわしい金山で開催されました。
毎年のようにワタシの役目は当日配布のプログラム作成、にぎやかしの司会、コスプレ担当。
当日プログラムには参加者のプロフィールが札束状に印刷され、ダイナマイトに詰められています。
これが札束プログラム。1人に12枚あり、45人の参加者で540枚!これをコピー、裁断して、よれよれ感を出し、ダイナマイトに詰めるのですから大会一週間前は一大作業。参加者が100人にでもなったりしたら、会社を休まない限りワタシの手には負えない。
しかし、慣れと細部へのこだわりは大事です。ここ数年でだいぶ手際よくなったぞ。
ついで、今年のコスプレは「ジャンゴ/繋がれざる者」の用心棒ブッチ・プーチです。「マカロニ・ウエスタンじゃないじゃん」なんて、細かいことは言いっこナシです。似たようなキャラはどこかのマカロニにいるはずです。(多分)
映画本編で演じたのはジェームス・レマー。今、急上昇株のジェレミー・レナーと勘違いしそうですが、80年代のアクション映画からへび面を活かして悪役としてならしてきた人です。「ロング・ライダース」のサム・スターとか「48時間」の犯人とか。「X-MEN ファースト・ジェネレーション」にもチラッと出ていました。
劇中ではデカプリオ扮するカルビン・キャンディに影のようにつきまとう典型的な無口な用心棒で、最後にドクター・シュルツを射殺する憎々しい役どころ。そのキャラクターにショットガン片手でホワイトケーキを食べさせるあたり、タランティーノの芸の細かさが出ています。
ミスター・プーチはデカプリオの初登場から最後まで登場、さらに言うならジェームス・レマーはオープニングで奴隷商人も演じていますから、実は主役2人に次いで出演時間が長い役者なのです。(どんだけ観てんねん。)
って、大会参加者にも説明しなくては分からない。「そんなキャラいたっけ?」とか「銃撃戦で蜂の巣にされるヤツ?」(それは弁護士のモギー)ならまだしも、あるガンマンをして「もはや難解すぎて分からない」と言わせしめたほどです。
手にしたソードオフショットガンは完全フルスクラッチ。銃把は松の木の削りだし、その他の部分は紙製で、アクリル絵の具仕上げです。前回、ホチキス機関銃を作った時に不満だった金属らしい質感を出すこともできました。手にしたガンマンの「見た目以上に軽いんですね。」は、最高の誉め言葉だ。
【横のダイナマイトにプログラムを詰めて、参加者に配る】
さて、大会は2時スタートなのですが、15分たっても主催者が会場に現れない!
マカロニウエスタンの名監督、セルジオ・コルブッチは半日ちかく撮影現場に遅れて登場したといいます、そんなところを真似てどうする。(笑)
【ダイナマイト箱の上で進行する司会者】
大会は上映会から。昨年、マカロニウエスタンの貴公子、ジュリアーノ・ジェンマが交通事故で急逝したため、今年はジェンマの葬儀のニュースやジェンマ作品のまとめが上映されました。
今年のメインの上映作品は「黄金の三悪人」(日本語字幕付き)。毎年、画質もオリジナルの字幕も向上し、関係者の労力には頭が下がります。ガンマンはどいつもこいつもこんなことが好きなんですけどね。
映画はカステラッリ親方の初期の作品です。運命に翻弄される主人公や床下から上階を撃ち抜く銃撃戦など親方の最盛期の要素はまだまだ見られませんし、「続・夕陽のガンマン」の影響を大いに受けていますが、奇抜なカメラワークやスタント、気合の入った殴り合いのシーンなど、すでに親方印がしっかりと刻まれています。(でも、いつものように一部寝てしまった。)
そして、映画上映は6時過ぎに終わり、続いて、マカロニパーティーへ突入していくのです。
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