日時:5月13日
映画館:バルト11
昨年10月にアメリカで公開されており、なんか日本ではひっそりロードショー。
ミヒャエル・ファスベンダーの出ている映画は出来るだけ観たいと思っているのだが・・・、
この扱いは分からなくもないなあ。
シェークスピア作品の映画化をちゃんと見るのはおそらく初めてじゃないかと思うのだが、ヒネリのない直球ストレートな映画。
基本的に主人公2人の心理的葛藤が中心となるドラマ、最初の戦闘シーンや開幕部分こそ「おやっ?」と期待させるのだが、そこから先は何か映像的な仕掛けが欲しいところだ。撮影は意識していると思うのだが、映像は環境ビデオのようで力強さに欠ける。(ついつい、ジュリー・テイモアの「タイタス」と比較してしまう。)
先日、美しい自然が撮り込まれた映画はそれだけでポイントが上がると書いたのだが、この映画にもイングランドとスコットランドの絶景地で撮影されている。ところが、それが背景としての役割にとどまってしまい、その中の人間の営みや小ささが描かれていないから、心の琴線に触れない。
ミヒャエル・ファスベンダーのマクベスとマリオン・コティヤールのマクベス夫人は見ごたえがあるのだが、この二人が突出しすぎていて、他の登場人物が生きていない。もちろん、原作がそうな訳だが、映画としてのバランスもあると思う。
それにミヒャエル・ファスベンダーの頭がデカイ!これまでも気になっていたが、コンティヤールとの2ショットになると彼女より二回りは大きいことに気づかされる。
なかなか21世紀にシェークスピア映画が難しい。
映画館:バルト11
昨年10月にアメリカで公開されており、なんか日本ではひっそりロードショー。
ミヒャエル・ファスベンダーの出ている映画は出来るだけ観たいと思っているのだが・・・、
この扱いは分からなくもないなあ。
シェークスピア作品の映画化をちゃんと見るのはおそらく初めてじゃないかと思うのだが、ヒネリのない直球ストレートな映画。
基本的に主人公2人の心理的葛藤が中心となるドラマ、最初の戦闘シーンや開幕部分こそ「おやっ?」と期待させるのだが、そこから先は何か映像的な仕掛けが欲しいところだ。撮影は意識していると思うのだが、映像は環境ビデオのようで力強さに欠ける。(ついつい、ジュリー・テイモアの「タイタス」と比較してしまう。)
先日、美しい自然が撮り込まれた映画はそれだけでポイントが上がると書いたのだが、この映画にもイングランドとスコットランドの絶景地で撮影されている。ところが、それが背景としての役割にとどまってしまい、その中の人間の営みや小ささが描かれていないから、心の琴線に触れない。
ミヒャエル・ファスベンダーのマクベスとマリオン・コティヤールのマクベス夫人は見ごたえがあるのだが、この二人が突出しすぎていて、他の登場人物が生きていない。もちろん、原作がそうな訳だが、映画としてのバランスもあると思う。
それにミヒャエル・ファスベンダーの頭がデカイ!これまでも気になっていたが、コンティヤールとの2ショットになると彼女より二回りは大きいことに気づかされる。
なかなか21世紀にシェークスピア映画が難しい。
題名:マクベス 原題:Macbeth 監督:ジャスティン・カーゼル 出演:ミヒャエル・ファスベンダー、マリオン・コティヤール |
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