ゴーヤの苦味の効能は、余分なものを体外に排出し、乾燥させる作用です。 体内の余分な熱、余分な水分、毒となるもの、などを排出します。 このことから、ゴーヤは、発熱、便秘、細菌性の下痢、暑気あたりに用いられます。 「身土不二」という言葉をご存知でしょうか。 身体(身)と環境(土)とは切り離すことが出来ない(不二)という意味で、「医食同源」とおなじように昔から食養生の指針とされており、自分の住む土地で採れる作物を、旬に食べるようにしていれば、健康でいられるのだという考え方です。 最近「地産地消」という言葉で、学校給食でも地元で取れた食べ物を取り入れる動きが積極的になっていますが、これも身土不二と同じ考え方といえます。 情報が氾濫している現代、遠い地域のものが旬に関係なく手に入る時代だからこそ、迷ったときに思い出したい言葉だと思います。