私はここにも立ち寄った。
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目的は…
「シスレーの居る風景」の余り布で鼻緒をつくり、着物に合う草履を誂えること。
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なにしろ、こんなに余り布がある。
吉田さんが、長めに織ってくださったからだ。
大小取り混ぜて10枚ほどある布を、すべて長谷川商店さんへ持っていき、
鼻緒に適したものを選んでいただいた。
「これは(寸法が)とれない。これは横にすればとれる」
慣れた手つきで、職人さんが選んでいく。
四足分はとれるよ、とのことだったけれど、
大き目の布は別のもの…バッグなど…に使いたいので、
結局選んだのはストロベリーアイスのようなピンク色の布、一枚だけ。
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これで一足分、つくってみることにした。
「裏はどうしますか?」
お店の女性と2人で、見本帳とにらめっこ。
「薄いグレーなら、落ち着いた印象になって、台の色もあまり選びませんよ」
でも…、あれこれシスレーの布を見本に合わせながら
「この、薄いグリーンもいいですね」
雪片をかぶって顔を出したばかりの、フレッシュなふきのとうを思わせる、
柔和な若芽色。
私の好きな、春の色だ。
「草履の台は、白かクリームか…。決まってきちゃうかも知れないけどね」
「あ、でもいいです。着物に合いそうな色だし」
鼻緒は2週間程度でできるそう。
それからもう一度店へ行き、つぼと台を選ぶ、という流れ。
せっかくの布、あますところなく使いたい。
冬の間に、オーダーバッグにもトライできたら、と思っている。
ほかに、どんな使い道があるかなあ…。