神奈川絵美の「えみごのみ」

あますところなく

さて、日本橋の百貨店で念願の帯締めをいただいた同じ日、
私はここにも立ち寄った。
        ↓


目的は…
「シスレーの居る風景」の余り布で鼻緒をつくり、着物に合う草履を誂えること。


なにしろ、こんなに余り布がある。
吉田さんが、長めに織ってくださったからだ。
大小取り混ぜて10枚ほどある布を、すべて長谷川商店さんへ持っていき、
鼻緒に適したものを選んでいただいた。

「これは(寸法が)とれない。これは横にすればとれる」
慣れた手つきで、職人さんが選んでいく。
四足分はとれるよ、とのことだったけれど、
大き目の布は別のもの…バッグなど…に使いたいので、
結局選んだのはストロベリーアイスのようなピンク色の布、一枚だけ。
        ↓

これで一足分、つくってみることにした。

「裏はどうしますか?」
お店の女性と2人で、見本帳とにらめっこ。
「薄いグレーなら、落ち着いた印象になって、台の色もあまり選びませんよ」
でも…、あれこれシスレーの布を見本に合わせながら
「この、薄いグリーンもいいですね」
雪片をかぶって顔を出したばかりの、フレッシュなふきのとうを思わせる、
柔和な若芽色。
私の好きな、春の色だ。

「草履の台は、白かクリームか…。決まってきちゃうかも知れないけどね」
   「あ、でもいいです。着物に合いそうな色だし」

鼻緒は2週間程度でできるそう。
それからもう一度店へ行き、つぼと台を選ぶ、という流れ。

せっかくの布、あますところなく使いたい。
冬の間に、オーダーバッグにもトライできたら、と思っている。
ほかに、どんな使い道があるかなあ…。

コメント一覧

神奈川絵美
ohaさんへ♪
こんにちは せっかくの吉田さんの生地、ただ眠らせおくのは勿体なくて…。
昨日、鼻緒ができた旨連絡がきたので、近日中にまたお店へ行き、すげてもらうつもりです
oha
素敵
せっかくの生地、大事に使いたいですよね。
鼻緒が作れることを最近知りました。
とても贅沢なおしゃれのようで実はもったいないとか、余すとこなくとか、いいですねぇー。
神奈川絵美
ゆかりーなさんへ☆
こんにちは 一晩明けて、いい夢が見られていたらいいなあと思っています

私自身はとてもスボラで、余り布を大事にというところまで気が回っていなかったのですが、今回たくさんコメントいただいて、とっても参考になりました
ゆかりーな
寝る前に
ベッドに入る前に、絵美さんのブログを開いて良かった~~。
絵美さんはもちろんのこと、コメントを入れていらっしゃる皆さんも、いろいろなアイディアで布を大事にしていらっしゃるのですね。

あたたかい気持ちになって、眠りに就くことにしましょう。
神奈川絵美
セージグリーンさんへ☆
こんにちは セージグリーンさんは布を日常の中で楽しんで活かしているのですね 見習わなくては…。
ランチョンマット、いいですね! でも私、きっとすぐ汚してしまうので、コースターにしようかな…。想像がふくらみます。
セージグリーン
気が狂いそう!
まぁ、美しい布が沢山って、、、リサイクルソーイング好きには堪りません、、、。
愛らしい鼻緒の草履、楽しみですね。
布を余すところなく楽しみたいから、、、皆さまがお書きのように畳んでいつも持ち歩けるサブバッグと、、、
上手に接いでランチョンマット、テーブルランナーなんていかがでしょうか?

ちなみに反物は端ミシンも必要ないので、出来上がりが早いのも嬉しいことです。
結城や大島でコートやショール用のバッグ、阿波しじらでのれんや東袋、久留米絣でエプロンなど、沢山作りましたが、お気に入りの布を日常に生かすのは、プチ贅沢で楽しいですね。
神奈川絵美
りらさんへ☆
こんにちは りら姐さんに下駄、とっても似合いそう! 長谷川さんにも、目が回るほどいろんな下駄や草履の台がありますよー。

ハギレを活かすなんて、洋服では(私の場合)考えられなかったです…。
そういえば…。昔、海外ブランドもの(ドリス・ヴァン・ノッテンなど)の美しいオリエンタルテイストのシルクの服が裂けてダメになってしまったことがあり、考えた末にネットオークションへハギレとして出したことがあるのですが、予想以上に高値で落札されてびっくりしたことを思い出しました。
神奈川絵美
かえるさんへ★
こんにちは またまたアドバイスありがとうございます わー枠だけでもこんなにあるのですね。エンブロイダリーの彫りがあったり、ティファニーみたいなハート型があったり…。私、とーっても不器用なのですが、一つトライしてみようかなと思います。

オリジナルの縞結城 すごいですね~。縞って配色と太さ次第で雰囲気ががらっと変わると思っていますので、誂えしがいがありますよね。
手作りできる方、本当に尊敬しています。マチスって、近代画家のアンリ・マチスのことかしら。でき上がりが楽しみですね
神奈川絵美
Miwakoさんへ★
こんにちは 手作りの袱紗ばさみ、拝見しました~すごいっ 厚紙とピット糊でできるんですね! 耐久性はその後いかがでしたでしょうか。

>いろいろ考えられるので、しばらく妄想
そうですね、しばらく頭の中で楽しんでみようかなあと思っています
神奈川絵美
sachikoさま♪
こんにちは みなさまからこんなにアイデアをいただけて…とても感激しています。
何しろ眺めているだけでも十分、心がほんわりする布。何かに作りかえたら、またそこにストーリーが生まれ、思い出が増えることでしょうね。
りら
一度行ってみたいです
下駄は東京!という話しはよく聞くのですが、私は惚れ込んでいる下駄屋さんが大阪にありまして、銀座の履物屋を覗く以外、東京の履物屋を見たことが無いんです。
長谷川は一度行ってみたい!

ハギレを活かすというのもお誂えの楽しみの一つですねぇ。
この色柄でしたら、色んな着物に合うでしょうし、素敵な草履とバッグができるでしょうね。
かえる
同じ頃に
帯留めは簡単ですよ。

https://www.yoshida-shoji-shop.com/items.php?c1=28&c2=28_66

こんなのを買ってきて、布をカラワクより2センチほど大きく切ります。カラワクの内側に両面テープを貼り、布をしっかり引っ張りながら表に皺がよらないようにテープに固定します。布部分に手芸用のボンドをつけ、帯留め金具に貼って、重しをのせて一晩乾かせば出来上がり!

絵美さんとは同じ頃に着物を着始めましたので、ブログはずっと楽しく拝見させていただいてました。そして今、結城の機やさんでオリジナルの縞結城を織っていただいています。自分のために世界で一着織っていただけるのは感動ですよね。私のほうは帯は財政上の都合と日本刺繍をやりますので、自分で作るつもりです。モチーフはマチスの切り絵。どうなるかな~??
Miwako
布小物
私も、懐紙入れや名刺入れなら自分で簡単に作れるし、洋装の時、かばんからサッと出てきたら効果抜群と思いました。http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1163675285&owner_id=333546

布かばんも、サイズや形などいろいろ考えられるので、しばらく妄想だけで楽しめますね~。アイデアのヒントに、下田直子さんの本お勧めです。

もし、1:3くらいの細長い形状があったら、とりあえず東袋にしておいて、しばらくして飽きたら解いて、また別のものに作り変える、ということもできます。東袋は地味ですが、畳んで鞄の中にいれておけるので、結構重宝します。
sachiko
楽しみ続きますね♪
絵美さま♪

みなさまからのアイディアいろいろ・・・
すべて満たすほど余り布ありそうですね(●^o^●)

余り布・・・ と言うより 
一つ一つ仕上がってくると かなりの存在感あり~~~
想いが形になっていく過程が思い起こされますね。

神奈川絵美
かえるさんへ
初めまして コメントお寄せくださり、ありがとうございます
工房のHP拝見しました。すごいアートな作品がたくさんで、見いってしまいました…。和とじ本というのも、なかなか雰囲気があっていいですよね。

帯どめも素敵なアイデア 不器用な私でも創れるかなぁ。でもきっと、自分で創ったものって喜びもひとしおでしょうね。
神奈川絵美
やっぴーさんへ★
こんにちは わー嬉しいですお店のアドレス、教えていただけますか。ぜんぜん急いでおりませんので、お手すきのときで構いません。ありがとうございます。

サブバッグというのもいいですよね。Hさんとこの会でいただいたバッグ、とても重宝しているので…ほかの布とのパッチワークにしてもですよね、きっと。
かえる
いろいろ
はじめまして。
余り布は楽しいですよね。
製本に使うのもいいですよ。絵美さんのお仕事からも。和とじやアルバムなどなど。
私はいただきもののアンティークの生地で友人に和とじ本を作ってもらいました。
友人の通う製本工房のHPを参考まで
http://www.marumizu.net/index.html

また、生地が良いのでそのまま帯留めにしても素敵そうです。こちらは小さなはぎれをカラワクにはめるだけ。
やっぴー
まだまだ
お楽しみは続きますね
大小とりまぜて10枚…まずは鼻緒で1枚(笑)
しっかりしたバッグとサブバッグを作って
あとはブックカバーに小さな巾着?
未だ残ってたらティッシュ入れにしおり…と

ネッ友のTさんが自分で織った布でバッグを作ったのですが
お店のサイトのアドレス聞いてみましょうか?
とても対応が良かったようですよ。
神奈川絵美
むだかびさんへ★
こんにちは うわー気づきませんでした、ブックカバーいいですね
使うのが勿体ないくらいキレイ色なので、本をダミーにして、インテリアにしちゃうかも
小さな布なら、「栞」というのもいいですね。
むだかび
私なら…
 こんばんは!
こんなにステキな布の余り布があるなんて、とってもワクワクしますね。
お草履やバックもいいですね。それでも布が余っているのなら、私なら迷わず文庫本用の「ブックカバー」を作ります。私、本を読むのが好きで、ちょっとした時間があれば、本を読みたいんです。着物姿の時に、こんなにステキな布のブックカバーが付いた本が、バックから出てきたらすごく良いだろうなぁ~って思います。
神奈川絵美
はつきさんへ★
こんにちは
>小さなものまでも無駄にできない
ホントそうですよね、吉田さんの織ってくださった布ならなおさら…という気持ちでいます。

バッグはまだ、どんな形にしようか、またどこに頼もうか、など決めていないので、これから考えようと思いますー。
神奈川絵美
Tomokoさんへ♪
こんにちは 小さな袋もの、いいですね~ 着物とは直接関係ないですが、名刺入れとか印鑑入れなんかも ゆっくり考えようと思います。
神奈川絵美
RUBEさんへ☆
こんにちは 春らしいし、「シスレー」の着物にも合うかなあって できれば途中経過もアップしていきますね。
はつき
布への思い
http://blog.goo.ne.jp/asochan0930
着物を着るようになり、その作り手のことを知るようになり・・・そうすると、あまりぎれはどんなに小さなものまでも無駄にできないという思いになってきますね。まして、直接何度もあって、一緒に布を作られた間柄であってはなおのこと。
素敵な草履とバッグになりそうで、こちらのレポートも楽しみにしています!
Tomoko
わくわく
http://okakara.exblog.jp/
こんにちは。
余り布で何に使おうかとあれこれ考えるのって、楽しいですよね~!小さい布ものって大好き!
例えば、小さく平面的な小袋にして、キズが着きやすい帯留め入れなんかもどうですか?自分でも簡単に作れますし・・・。
また、やがてお茶を始められるようなら、お茶会用に、自分だけの数寄屋袋やお懐紙入れ、菓子きり入れなんかも素敵だと思いますよ~。
あれこれ考えるだけでわくわくしますね~!
RUBE
ステキ
春らしい色で、きれいです。
こんな事もできるんですね。でき上がりが楽しみですね。


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