九段の器店「花田」で開催中の中尾万作展。
その初日に、うつわ好きの友達と訪れたときの一揃いは……
ピンクの絽の着物に、カヅラの帯。
見難いですが、着物に入っているグレーの斜め格子は、すべて手描きだそう。
帯締めは道明。この一本で秋の訪れを語ってくれる。
お太鼓は下線が決まらず、残念
お友達は……
Mさんは平山八重子さんの夏紬に、藤田織物さんの帯。
繊細な彫金の帯留めは、秋濱克大さんの作品。
まだまだ暑い日差しの下、一陣の高原の風がさっと横切るかのような
清涼感のある装い。
キモトモTさんは鹿児島の有名な織元「中川」さんの夏大島に萩の帯。
こちらも秋の風情が垣間見える、大人なコーデ。
--------------
さて、花田でうつわづくめの幸福感に包まれた後、
タクシーで六本木へ。
カジュアルな中華料理店だけど……、とTさんはおっしゃったが
ここは知る人ぞ知る「鶏そば」の名店、香妃園。
「コラーゲンたっぷりで、翌日にはお肌ぷるぷるになるんです~」
鳥がらスープのコクと塩味のバランスがとても良く、
飽きずにたくさん、美味しくいただきました
そして……
香妃園から歩いて5分くらいのところにある、awaiさんへ。
秋のカレンブロッソフェアを開催中とのことで
「カジュアルなカフェ草履が欲しいな……」と。
思い描いていたのは
茶色の台に茶色の天、
鼻緒は白系で、ちょっと模様が入っていてもいいかな。
台の高さも低くてOK。普段使いにできる、クセのないものを… だった。
ところが。
女将のブログにも載っていたこの鼻緒が気に入って
↓
「これに合わせるとなると、天は茶色よりも他の色の方が……」と
お店の方。
確かに、確かに。
「この色なんか、いいじゃない?」
私がふと選んだ天のサンプルに、MさんもTさんも大乗り気。それが……
↓
コチラ。赤味の強いボルドー系。ちなみに台は黒。
なんか、最初に考えていたのと、全然違う……
少しの間、躊躇したが、
とても可愛くなりそうなので、結局、この組み合わせでお願いすることに。
「絵美さん……」 キモトモTさんが一言。
「それ、どう見ても“20足目くらいのお誂え”の草履ですよね」
初心者は、そういうの、つくらへんなあ。
確かに、確かに
別に、普通がイヤなんて思っていないけれど、
着物歴がだんだん長くなると、こうやって“こなれて”いくものなのか。
いやいやそれとも、“はずれて”いくのか。
※awai「世界にひとつだけのカレンブロッソフェア」は9月9日(月)まで。詳細はコチラ。
コメント一覧
神奈川絵美
ねね
神奈川絵美
香子
神奈川絵美
神奈川絵美
神奈川絵美
神奈川絵美
神奈川絵美
straycat
セージグリーン
K@ブラックジャック
朋百香
りら
神奈川絵美
とうこ
最新の画像もっと見る
最近の「草履のお誂え」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2009年
2008年
人気記事