心よりお見舞い申し上げます。
ここは……
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関東平野のほぼ北限。
実は実家のすぐ裏手。
13日の朝6時台に撮りました。
雨は止んだものの、まだ風が吹き荒れて。
夜中、かなり水位が上がったようですが、
このあたりの治水は良い方で、
稲はおそらく無事でしょう。
でも、すぐお隣の栃木県佐野市は
報道の通り浸水被害があり、気持ちが沈みます。
この連休、帰省を決めたのはまったくの偶然でしたが
こちらにいても不安な夜を過ごしていただろうし、
実家の方が、災害の備えが充実していたし
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(水20ℓ超とか)
父とチビワンとみなでいられて、気が紛れました。
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さて、そんな帰省の折、
父がおもむろに、こんな画集を見せてくれました。
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写楽の役者絵。
80年代に、取引先からもらったそう。
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印刷なんですが、なかなか良い紙で
版画にひけをとらない色だし。
左上の真ん中は、私が以前このブログでも文楽のレポで触れた
「桂川連理柵(ことわり)」のお半と長右衛門。
四世岩井半四郎と三世坂東彦三郎だそうです。
右に大きく載せたのは新口村。
孫右衛門は四世松本幸四郎、梅川は中山富三郎。
やや不謹慎ながら、
美術品、工芸品、コレクターズアイテムの諸々は、
父が亡くなったらどうしよう…。
まめできれい好きな父ですが、
だんだん家の掃除が行き届かなくなってきたり、
家そのものも築40年超で傷んできたり、といった様子を
見やり、そんな思いが浮かぶのを止めることができませんでした。
一方、こんな“思い出の品”も。
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このゴミ箱、私が小学校入学時から高校卒業まで使っていたもので
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両国の、江戸東京博物館に展示されているものと同じ
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当時の流行で、量産されていたのでしょうけれど、
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果たしてこれはお宝なのでしょうか、それとも
断捨離の対象なのでしょうか。