自分の故郷なのに恥ずかしながら、20年以上
真夏に帰省したことがありませんでした。
「暑いから、帰ってくるな」と、父に止められていたのです。
でも。
春先から何度も転倒していて、圧迫骨折も起こした父。
これまで月1ペースで様子を見に行っていて、
真夏だからと帰らないでいるのも気が気でなくて。
父も、「無理しないで」とは言ったものの、
強く断るでもないので、思い切って帰ることに。
というワケで
夏の関東平野のほぼ北限です!
稲がすくすく育っています。
よりによって、気温40℃近くとも言われた
超暑い日に帰ったら
私の方が、弱ってしまいました。
何しろ古い家。今となっては無駄に広く
エアコンは一台しかなく、効きが悪い…。
一応、仕事を少し持ち帰ったものの、とてもできるような
環境ではありません。
何だかこの石畳で、目玉焼きができそうです。
そして……
冷蔵庫を開けたら案の定(?)
ほとんどこれといった食材が入っていない。
「私が買い物するから。暑いから外に出ないで」と事前に
言っていたせいでもあるのですが、それにしても空っぽ。
父はまったく乗り気ではありませんが、
生協などの宅配を、そろそろ検討する方がいいかも知れません…。
最寄りのスーパーは、私の足なら5,6分で行けますが、
父の足では今や、20分はかかります。歩きながら熱中症になってしまう…。
と心配する私自身も、自転車で2分足らずなのに熱中症になりかけながら
帰省期間中、何度も買い物に行きました。
まあそういいながらも、父はすっかり元気になっていて、
杖を使うのは朝の起床時のみ。すたすたと歩けるようになっていたので
ほっとしました。
それなりに苦労はあっても、私が結構、帰省を楽しみにしているのは
好きなように料理ができるから。
何でもいいよー得意なもので、と
父は何もうるさいことを言わず、
味付けが今いちでも、別に文句も言わず
せいぜい「俺的には、もうちょっと酢が欲しい」とか言いながら、
自分で味の調整をしたりするくらいなので、気が楽なのです。
いろいろな親子関係があると思いますが、
歳を重ねても、温厚でいてくれて良かった。
今回、好評だったのは…
茄子の田舎煮。
茄子のへたを落とし、切り込みをたくさん入れてから
フライパンで焼いて、しょうゆベースの汁で煮ます。とろとろです。
同じく茄子のナムル(手前)
茄子のへたを落とし、皮を少しむいてからラップでくるみレンジへ。
少し冷ましてから縦に裂いて、酢醤油+ごま油で和えます。
右は豚の冷しゃぶに、玉ねぎソースをかけたもの。
みじん切り+ごま油を混ぜてレンジで1分。
鶏むね肉の梅肉ソース。
上の豚肉もそうですが、肉に下味+片栗粉を薄くまぶすのが
高齢者でものどごしよく食べられるポイント。
そして、こちらは動画のキャプチャですが
ロバート馬場プレゼンツの梅きゅうり。
きゅうりは割って味馴染みをよくします。
これは大好評でした。
父はまだ嚥下機能は十分あり、咀嚼も問題ないのですが
やっぱり多少は嚙みやすく、のどの通りが良い方が
たくさん食べられるみたい。
これを機会に、高齢者向け(・・・って自分もまあまあその範疇ですが)の
レパートリーを、増やしておきたいです。
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