さまざまな無料コンテンツが公開されていますね。
国立劇場のYoutubeチャンネルも、三月の「義経千本桜」に続き、
つい先日、過去に上演された通し狂言「仮名手本忠臣蔵」が
期間限定(6月1日 12時まで)で公開されたので早速観てみました。
↓
【期間限定】文楽『仮名手本忠臣蔵』第一部(大序より四段目まで)
第一部~三部まで3本立てで、各40分程度のダイジェストとなっています。
通しで全部となると、10時間くらいになるので、編集が入るのは仕方ないですね。
ただ、やっぱりカットが多くて名前通りのダイジェスト。
文楽を観たことがない人が、雰囲気を知るのにはいいかも…。
または、名場面を観たい人とか……。
私の好きな場面は、(下は過去のフライヤー等の画像)
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第一部 勘十郎さんの師直、高笑いの場面。
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第二部 蓑助さんが遣う遊女おかるが
鏡を使って密書を盗み見る場面。これは有名ですね。
そして今回、動画を観ていて改めて魅了されたのが
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第三部 吉田和生さん遣う戸無瀬(写真手前)。
激高するさまも、後で謝るさまも、同じ人形なのに表情が違うように見えて
さすが人間国宝。
この動画では床が第三部の冒頭しか映らず、
また、映像を通してだと語りや太棹の音も薄く感じられて
仕方のないことではありますが、残念でした。
早く生で観たいなあ…。