一通のハガキを持って。
差出人は、きもの通の間では有名な「山本きもの工房」。
このたび本場奄美大島紬協同組合より、アンテナショップに
認定されたとのことで、
3月31日まで展示会が開催されていたのだ。
大島ということで、私も…。
着物友達のリクエストもあり、絞りの花の半衿を合わせてみた。
帯は源氏香にはらはらと舞う桜。
横浜駅から高島屋とベイシェラトンホテルの間の道をしばらく歩く。
北風にショールをさらわれそうになりながら、
川沿いに出れば、6~7分咲きの桜が。
「はじめまして」
吉田さんから…メールを、と
工房の主宰で和裁士の山本秀司さんは、清明かつ優しい瞳で
歓迎してくださった。
そう、今、仁平さんの手元にある私の着物は、
八掛が完成したらこの方の元へとリレーされるのだ。
「40代でつくる着物にしましょうよ」
着物が織り上がる前、吉田美保子さんと私とでそう盛り上がっていた。
それなら、お仕立ても…! と、山本さんをご紹介くださったのだ。
和裁技術コンクールで男性として初めて内閣総理大臣賞を受賞した
その素晴らしい腕は、オール・フォーティーズのお二人だけでなく
着物友達からも話を聞いていただけに、
新たなご縁をいただけたことを、とてもとてもありがたく思っている。
「(八掛の完成予定から考えると)袷の時期ぎりぎりになってしまうかと…」
「いえいえ、ゆっくりでいいんです。10月に合わせて」
そうですか、と山本さんはにっこり。
春はもう十分、“つくる喜び”をいただいた。
“装う喜び”は、秋までとっておこう。
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