神奈川絵美の「えみごのみ」

唐突ですが、宣伝です

昨年に引き続き、
私が取材、執筆に携わった乳がん関連のムックが
日経BPより4月2日に発売されました。


「乳がん」かも、といわれたら-乳がんの最適治療2011~2012 (日経BPムック)
         (クリックするとアマゾンの詳細ページへ飛びます)


乳がんは数あるがん種の中でも、
集学的治療(外科、放射線、薬物その他の組み合わせで治療成績を上げる取り組み)
が盛んで、
特に薬物療法は毎年活発な議論が世界レベルで行われています。
そのため、1年前と比べてもかなり新情報が追加されています。

今回のムックは、昨年のASCO(米国臨床腫瘍学会)や
SABCS(サンアントニオ乳癌シンポジウム)の内容も踏まえ、
出席者のコメントも盛り込んでいます。
(今年3月開催のザンクトガレンは間に合いませんでしたが・・・それは今秋に。)



一番の売りは、編集部が独自の調査でつくった
医療機関のリストだと思います。
2010年の患者数、執刀医数、切除/温存数といった基本項目のほか、
病理医常駐、形成外科医、リンパ浮腫外来、相談支援センターそれぞれの有無も
一覧になっており、
前回よりも量、質とも充実しています。

取材記事で私が担当したのは
おもに検診・診断(スクリーニングから確定診断まで。病理も含む)、
初期治療、乳房再建、新しいところで「家族性・遺伝性乳がん」も取り上げました。
初期治療における薬物療法の新たな方向性についても、
腫瘍内科医の第一人者にインタビューしています。

取材をしたのはおもに昨年夏で、
ものすごく暑かった上に(にも関わらず着物で通していたので文句は言えませんが)
仕事が重なっており、とてもたいへんでしたが、
それ以上に多忙な錚々たる医師のみなさんとの出会いが、
自身の成長の上でも糧となり大きな財産にもなりました。
  丁寧に細やかに応じてくださった検診部門の若きトップランナー H医師
   とても優しくかつパワフルな、S病院乳腺部門の新たな長Y医師
    日本の乳腺病理の“神様”的存在、S医師
     辛口だけどとても患者さん思いの腫瘍内科医W医師  etc.
みなさん、その道の第一人者です。
難しいことはわからないし興味がないという方でも、
日本の乳がん診療を臨床(現場)でリードしているのがどんな医師で、
どんな考えを持っているのかを、ざっとでも知っておくことは
将来の「もしも」に備えるうえでプラスになると思います。

過去にも書きましたが、
乳がん発症のピークは45歳~55歳。
拙ブログを見てくださっている方の多くが、当てはまるのではないかと思い、
このスペースで宣伝させていただきました。

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「乳がん」かも、といわれたら-乳がんの最適治療2011~2012 (日経BPムック)

コメント一覧

神奈川絵美
やっぴーさんへ
こんにちは。十数年前ですとまだ一次・二次(精密)検査とも整備されていなかったですよね、きっと・・・。たいへんでしたね。
今も、医療機関による「精度の差」という問題はあるようです。
神奈川絵美
すいれんさんへ
こんにちは お嬢様はまだ対象年齢ではないと思いますが、お若いうちから知っておくことは備えになりますよね。乳がんに限らず、がんや検診のことを親子や学校で普通に話題にできる社会になればいいなあと思っています
やっぴー
専門の医療機関リストがいいですね。
願わくは10数年前にも欲しかった。。。
乳腺から出血があり病院3件廻りました
最初からピンポイントで行けば無駄が無かったなぁ。
すいれん
http://www.tomoko-358.com
絵美さま

毎年1回と思っていますが、なんか2~3年たっちゃったかも・・・。 うちは娘が2人おりますので、娘の為に備えたいと思います。
良い情報をありがとうございます。
神奈川絵美
Tomokoさんへ
こんにちは すごい手前味噌ですが、これは買っておいて損はないと思います。乳がんに関わるさまざまな事柄が網羅されているので、「備え」とか「お守り」的に読んで下さっても・・・!
神奈川絵美
りらさんへ
ありがとうございます 昨年よりもページ数が増えて(値段も上がったのですが)なかなか読み応え&保管しがいがある(『家庭の医学』みたいに)体裁になりました。

ブログ、いつも拝読していますよ~ライブ、たくさん行けていいなあ
Tomoko
こんにちは。
血縁の叔母も、友だちもすでに経験しているものです。他人事と思わずに買っておきますわ~。
りら
情報更新
させていただきます~!
神奈川絵美
marchaさんへ
こんにちは。そうでしたか・・・何事もないことをお祈りします。
このムックでは精密検査以降のことも取り上げていますので、何らか参考になりましたら幸いです。
神奈川絵美
straycatさんへ
ありがとうございます! お心遣い、嬉しゅうございます。
straycatさんはよくご存知だと思いますが、乳がんは製薬業界にとっても注目度が高く、医療従事者からも、日経の媒体は信頼をいただけているので、中身はとても充実していると自負しています(もちろん、私だけでなく、たっくさんのスタッフが関わっています)。
リストも結構、参考になると思うんですよね・・・。単なる病床数や手術数だけでない、細かなヒアリングをしていますので(でももっと改善の余地はあるとも思いますが)。
ぜひぜひ、本屋さんで見かけたら手にとってみてください。
marcha
やりましたよ^^;;
先日、「要・精密検査」だったんです。
この本、買わせてもらいますね~。
straycat
ツイートしてみましたが、フォロワーが少ないのであまりお役に立てないかも
充実したムック、参考にさせていただきます
医療機関のリストはありがたいですね
神奈川絵美
ohaさんへ
こんにちは。そうなんですよね・・・侵襲はないといえばないのですが、できるだけ少ない線量でとなると今はああいう形で・・・。安心して受けられ、かつ信頼できる検診機関選びも課題ですよね。
oha
年頃
私の周りにも手術した人がいます。
そして、私も毎年検診をうけています。
ただ、マンモは痛いし、女性が手伝ってくれるとも限らないし、
いやな思いも何回かしました。
もっと楽だったらと思っています。
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