この日は真っ白な大島紬を着ていこうと、お仕立てに出したときから決めていた。
総柄で織り込まれている正倉院唐草文様をモダンに着こなしたくて、
帯は六本木のJOTARO SAITOで、お見立てを。
その帯が、コチラ
↓
この柄は気鋭の京釜師、吉羽與兵衛さんと
斎藤上太郎さんとのコラボによるものだそう。
「ともに三代目とのことで意気投合して、
2年ほど前から帯を中心に共作、展示会で発表しているんですよ」
この帯もそのうちの一本で、吉羽氏が茶釜や風炉に用いる花や唐草などのデザインを、
斎藤氏がアレンジしている。
「うちの半幅帯は、すべてリバーシブルなんです」
裏面は、黒地にラメで大輪の椿の花が。
実際に合わせてみた。
結び方は変わり文庫。途中で捻じり、両面が出るように。
帯位置は、植田いつ子さんスタイルで、いつもより下げてみた。
(ところがコンサートで飛び跳ねていたら、さらに下がってしまい…)
指元は、大きなオニキス。
半衿は、何枚か検討して、意外と正統派の刺しゅうが合うことに気づき
青と白の花&流水ですっきりと。
実は、
ユザワヤさんで帯締め代わり(実用に向かなくて良いので、アクセントに)の
紐を赤系で何本か買ってみたが、
私の感覚では、帯に赤を入れると途端に、
着物の正倉院文様が安っぽく見えてしまうように思い、
余分な飾りをつけるのは止めた。
(モダンに、といってもせっかくの正倉院文様が活きなければ)
その“バランス”に結構、気を遣い、
結果的に割とソリッドなコーデになりましたが、いかがでしょうか……。
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さて、着物友ができて小規模のライブにはしばしば行くものの、
山本達彦さんのホールコンサートは、実に30年振り。
30年前の達彦さんは……
こんなヴィジュアルでエッセイや写真集を出していたころ。
そして30年前のワタシは……
・
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・
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迂闊に画像など上げられないほど、ぼーっとした垢抜けない女子高生だった。
ところが、あれから30年経って……。
今回のステージ衣装、幕が上ってびっくり。
なんと上下真っ白のスーツに黒のインナー、
胸元に黒のカメリア風コサージュでした……。
……ワタシ、自分のブログにそうミーハーなことは書くまいと思っていますが、
あまりに……なので
(しかも一曲目からスタンディングで「I LOVE YOU SO」
-35年間でオープニングにこの歌は初めて、とおっしゃっていました-)
テンション、上がりましたとも!!
鹿児島の“カッコいい男”中川さん、着物を織ってくださったおばあちゃん、
JOTARO SAITOのスタッフさん、ありがとう
……というワケで、コンサートのレポは次回アップしますね。
同級生のギタリスト、渡辺香津美さんも会場にいらしていたようです。
セットリストは公式ブログに掲載されていますが、
私が高校に入るか入らないかのころ、当時のアルバムで唯一買えた
(お小遣いが限られていたのと、うちでは1アーティストにつき1アルバムという
不文律があったのです)「I LOVE YOU SO」からの選曲が多く、
FMラジオで毎日のように流れていた歌を、生で聴くことができて感慨深かったです。
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