大人の遠足の際、大阪港から志布志港までこの5月に就航したばかりの新さつまをチョイスしました。
フェリーさんふらわあは瀬戸内航路では数回乗船していますが、外洋及び新造船というのを楽しみに大阪港へやってきました。
徒歩での乗船の場合は下記の通り簡単です。
地下鉄を乗り継ぎニュートラムのトレードセンター前下車
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さんふらわの案内に従って進みATC(アジア太平洋トレードセンター)内へ
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通路を通り同じフロアにある第一ターミナルカウンターで乗船手続
(QRコード付きの予約表の場合、自動発券機で手続きをするとスグ)
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案内通りに進みエレベーターを降り第二ターミナルに向かう専用バスに乗る
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第二ターミナルで乗船開始を待つ(当日は出港の70分前に乗船開始)
乗船の際は、岸壁と同一レベルからの組み立て式ブリッジを使って乗船します(初めての体験)。
船内へは、エスカレーターを2つ経由すると、エントランスに到着。
◆まずは6階
エントランスから、レセプション、ショップ、プロムナード、キッズルーム、ゲームコーナー、レストランと続きます。
・レセプション・・・いわゆる案内所
・ショップ・・・お菓子、飲み物、沿線各地のお土産、さんふらわあグッズなど
・プロムナード・・・エントランスからレストランへと続くゆったりした空間
・キッズルーム・・・小さなお子さまを退屈させたい遊び場
・ゲームコーナー・・・クレーン、スロット、メダルなどお決まりのもの
・レストラン・・・朝夕食共にバイキング方式のお食事、値段は高め
エントランスに広がるアトリウム(吹き抜け)の演出は素晴らしいのですが、ちょいと狭いので窮屈感があります。
また、プロムナードも丸窓で演出はされているのですが、レストラン入場で後ろに行列が出来るので、その時間帯は落ちつけません。これもレストランの営業が、出港後となって行列ができる事によるものです。
◆次はレストラン
レストランについて、個人的には名門・阪九のように、出港前から営業して欲しいものです。
またレストランバイキングは、夜2,000円、朝620円の合計2,620円となっています。夕朝セット券もなくちょっと高めの印象です。
バイキングは料理が並んでいる部屋の空間を見た際「料理結構あるな」と思ったのですが、2か所ある入口からはそれぞれ同じものが並んでおり、それほどでもなかったです。
また、眺望の関係で食事エリア内に段差があるのは仕方ないのですが、想定外の場所にスロープがあったり(現に2人の方がつまづいてました)、料理を持って移動するにはバリアとなるようです。
と少し辛口評価となりましたが、やはり窓際の海を眺めながらの食事はテンシュン上がりますね。
キッズルーム、ゲームコーナーは、ほとんどの船にあるような大きさです。
プロムナードの前にあることから、保護者さんなどは、ソファーに座ってルーム内の子供を見届ける事が出来るのはいいですね。
◆続いて7階・8階
アトリウムにらせん階段が設置されており、健常者の動線は問題なしです。
弱者はエレベーター利用となるのですが、このエレベーターが少し離れた所にあるのが少し手間を掛けさせるなと感じました。阪九のようにアトリウムそばにあればなお良かったかなと。
7階には展望浴場があります。もちろん男女別です。(乗船後、一番乗りで浴場に向かった結果がコレ)
脱衣場、浴槽、洗い場と文句なしです。洗い場の隣との境界が、下まであり、隣の方の湯(体を洗ったあと流した湯)が干渉しないところがグッドです(名門もコレ)。
またシャワー室も脱衣場の手前にあり、お風呂が混雑している際は、簡単にシャワーに切り替えられるのも良いところです。
この階にはペットルーム、ドッグランもあるようです。私はペット同伴ではないので行ってません。
8階は展望デッキ(室外)へのアクセスとなっています。
展望デッキは少しだけ座れるようになっていますが、数は少ないです。
◆最後に今回のお部屋プライベートベッド
一区画4名の2段ベッドが並ぶ16人収容の扉の付いた部屋となっています。
このベッドの大きさはカプセルホテルのほうな畳1畳ほどの空間の2段ベッドです。
いわば、ブルトレの2段式B寝台と言った感じで、ハシゴが階段に替っているようなものです。
ベッド内は、コンセント・空調吹き出し口、カップホルダー、照明、イヤホーン、なんとテレビも備わり、結構頑張ったなと言った印象でしたが、ちょっと阪九・名門より天井が低く、窮屈感を感じました。
まあBSがずっと映るテレビがあるので、ベッド内でも退屈しなかったのがポイントです。
全体的にはまあまあの評価なのですが、マイナスポイントとして、
・ベッド空間の天井が低い
・この日の指定されたお部屋の横が給湯室となっており、夜中に氷がゴロゴロと音を立て何度か目を覚ます
・部屋の扉ノブを音が出ないように気を使って開閉していたのですが、手を放すと音がする
お部屋はこんな感じでしょうか。
新さつまについて色々紹介してみました。各設備などの評価はあくまでも私個人の主観、特にこのところ就航し乗船した阪九フェリー(いずみ)、名門大洋フェリー(おおさか2・ひたきゅうしゅう2)との比較となっていることを理解して頂きたいと思います。