（出来上がった私の15弦カンテレ。右はカンテレ制作指導のエルッキ・オッコネン）カンテレ制作希望者は参加者のうち7,8人いた。その他譜面台を作る人、ヨウヒッコ（これもフィンランドの民族楽器。チェロを小さくしたような楽器）を作る人。ついでにと木のバタ－ナイフを作っている人もいた。カンテレは15弦位までなら私の様な素人でも作ることが出来る。フィンランドの人達は自分自身でカンテレを作っては「My boy」などと言ってまるで恋人か我が子の様に大事に大事に持っている。そして手作りの楽器で作曲したり伝統曲をアレンジしたりして楽しむ。
私も15弦カンテレの制作を希望した。15弦は3枚の板を張り合わせて作る。最初の工程では接着剤を使うことが多い。私はこの接着剤を使っているうちに手が荒れてガサガサになった。札幌から薄手の手袋を持っていっていたのでそれを付けて作業をした。また蚊が非常に多かったので、暑いにもかかわらず長袖を着て作業をした。今ではなつかしい思い出である。
