折りしも台風12号が接近しており北海道も少なからず被害を受けていました。
その日の午前中、北見市内も雨が激しく降ったり小雨になったりで弟も果たして骨納めができるかどうか心配で家と玄関を出たり入ったりで落ち着かなかったようです。
ですが姉妹全員が集まった1時ころ奇跡的に雨があがり”骨納め”の時には陽が射したのです。本当に不思議なくらいでした。
お陰で無事母のお骨は父とご先祖様と一緒になりました。きっと天国で父が待ちかねていたことでしょう。
私の実家では両親が健在の頃、年に1回都合のつく姉妹が集まり両親と一緒に毎年旅行に行きました。この会を”家族会”と名付けお当番を決めてその当番になった人はホテルの手配をしたり夕食後のレクレ-ションを考えたりしました。
その家族会の最後の旅行となったのが阿寒湖畔でした。”骨納め”が終わった後、私達姉妹は皆で阿寒湖畔へ1泊の小旅行をし楽しかった両親との思いで話に花を咲かせました。
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その日の夜、ホテルではアイヌの語り部によるお話やパンフル-トの演奏が行われておりました。私はちょっと疲れていたけれど姉夫婦と一緒に聞きに行きました。
アイヌの語り部は”北海道の名前の由来”などとても興味深いお話でもっと色々聞いてみたかったですね。
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また、パンフル-トの演奏もまだ生演奏を聞いたことがなかったのでとてもラッキ-でした。音がとてもソフトで心地よかった。
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姉妹が三重県、札幌、釧路と離れているためもうこんな”家族会”は出来ないのではと皆それぞれに思っていたので今回のこの旅行は本当に楽しく母の供養も十分にできたのではと思っています。