たそがれトンボ

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部屋干しタオルの臭いが気になるのは

2009-04-16 | タオルの事・繊維業界
部屋干しタオルの臭いが気になるのは・・・

タオルを製造していると、梅雨のあたりに
「洗濯して干しているタオルが臭うのですが・・・」
どうすれば良いでしょう?
というような、質問のような相談を受ける場合があります。

それは、付着している微生物が繁殖しているからですね
と当然のように答えていたのですが、

先日TOWNTOWN2月21日号
の「日本海に学ぶ」という 京都大学水産実験所の上野さんの
記述を読んで、ああ~こういう視点で見れるのかと目から鱗でした。

これ、エコの視点からみれば、微生物が活きている。
イコール、自然な事なんですね。

【逆に臭わないってことは、微生物が死んじゃうってことですから
すすぎ終わった洗濯物に殺菌剤が残っているってことになります。
微生物だって人間だって細胞の作りは同じですから、こんな薬物が人間の
肌によいはずはありません】とあります。

確かにその通りです。

さらに、部屋干しでもふんわりするのは、陽イオン界面活性剤が
繊維の表面を覆っているからだそうです。
普通の石けんや洗剤は陰イオン界面活性剤で、こちらは繊維の表面と
はじきあうことで汚れを落とします。

陽イオン界面活性剤は繊維表面にぴったりくっついて薄い膜をつくり
その膜が繊維のからみをなくしてふんわりとさせます。
しかし、陽イオン界面活性剤って、別名、逆性石けんという
強力な消毒薬なのですね。

じゃあはじめに戻って
臭いがしないように干すには?
出来るだけ洗濯物はまとめて、洗剤は少なめで
風通しが良く、太陽の光があるところに干すのが一番です。

それが現代では環境のことも人のことも考えると良いのでしょうが

外で干せないなら、どうすれば?と
同じ所に戻り、そもそも外に干せない環境って?というところを
考えていくと、それはまた環境問題で

どうにもこうにもややこしいな~と思うわけです。

それじゃあ、はじめから部屋干し大丈夫な素材を作ってと
エコカー的なことを考えると、何もなしに物は作れないわけで
素材にしても、それは化学的な加工ですかと
なんだかな~

ほんと、どうしてこんなややこしい世の中なのでしょうか?
僕のような足りん頭では、なんとも行き着かんわけです。

これはまた次に続くということで・・・・

とりあえず、いま考えていること


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