「そっちはいきたくない」
といわれることが多くなりました。
「そっちはもっと、いきたくない」
といわれることも多くなりました。
恐いものもいっぱいだし、そうでなくても、あんまりいやいや言うので、
歩ける道が殆どなくて、飼い主は、ほとほと困ってしまいます。
人様に迷惑かけるような状態で、あんまりいやいやいうときは、正直、泣きたくなってしまうことも。
抱っこして連れて行ったりもしますけれどもさ。だけど、だけどよ?
だって、オレコさんとっても重いんです。
軽い子ならまだしも、こう頻繁にいやいやえんだと、そうもいかないのよ。
飼い主、腰、やられちゃう。
そしてね、こうしてこまっていると、実によく声をかけられるようになったんです。
「あらあら、どこの子もおんなじだねえ~」
「うちとおなじだね~」
「あー、いやなんだ。いやだもんはしょうがないよねー。うちのも絶対動かないよ」
そうなんだ。なーんだ。じゃあ、仕方ないか。誰でもそうなら仕方ない。
それからはお散歩の時、おやつをもって行くことにしました。
そしていやいやとか、恐いとか、さまざまなトラブルが発生したときに、
ちょっと気持ちを変えてもらったり、勇気を出してもらったりする時に、
ちょこっと、おやつをあげることにしています。
そうすると、犬は食べたいものだから、じゃあ、しょうがないか、という風に、
今までいやだったことや、恐かったことを、ちょこっとずつクリアしていきます。
そんな風にして、「大丈夫」を増やしているところなんですよ。