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「飯田のハチ公」新しい家へ 長野県の家族が引き取り まとめ

2012年12月29日 | おせわがかり日誌
じっと座り飼い主待つ 犬が1週間以上、飯田




飯田市上飯田の大平街道で、一匹の犬が一週間以上も飼い主を待ち続けている。

 体長約六十センチの雄で、毛は茶色。首輪は着けていないが、猟犬のような体つきをしている。同市鼎下山の原田敏夫さん(70)、美代子さん(70)夫妻が四日、標高約千メートルの街道を車で通りかかった時、道路わきの空き地でじっと座っている犬を見つけた。

 犬は雨や雪に打たれても立ち去ろうとしなかったが、大雪に見舞われた街道が通行止めとなった十日、ふもとに向けて移動。十一日午後には、ゲートの前に座っていた。野宿続きでやせ細っているが、道路から目を離そうとしない。

 原田さん夫妻は「猟をしている時に飼い主とはぐれた猟犬だろうか。もしも捨てられたとしたら、いくら待っても飼い主は来ない。おなかをすかせてかわいそうだ」と話していた。




飯田のハチ公、保健所が保護 案ずる電話全国から



長野県飯田市の山中を通る大平(おおだいら)街道で、雑種犬が十日間以上も飼い主を待ち続けた。首輪がなくどこから来たかは不明。標高千メートルほどの道路わきに座り、雨や雪が降っても街道筋に居続けた。この話題が十二日付で本紙の地元地方版に載りホームページで紹介されると、飯田保健所や本紙に犬を心配する電話が二百件も殺到。十四日に保護されたが、飼い主の名乗りはまだない。

 体長約六十センチの雑種の雄。薄茶色でよく手入れされていたらしい。今月四日、車で通りかかった人が見つけた。十一日に雪で通行止めとなった街道を下り、約三キロ離れた車止めのゲートまできた。

 心配する人がドッグフードなどを置き、それを食べて待っている様子だったという。

 連絡を受けた飯田保健所が十一日から、保護に乗りだした。職員を見ると犬は逃げるため、おりを二基設置。十四日朝、ゲートから十キロほど登った集落跡の大平宿で、おりに入っていた。

 記事は、短文投稿サイトなどで紹介され全国に広がった。本紙のホームページの記事には百四十万を超える閲覧があった。

 犬の保護を知った岡山市の女性(58)は、本紙の飯田支局に寄せた電話で「寒い中、ひたすら飼い主を信じて待つ姿をネットで見て涙が止まらなかった。本当に良かった」と声を詰まらせた。

 捕まえようとすると逃げ回った犬だが、保健所では職員に甘えるしぐさも見せる。置き去りにされたか、猟の途中に飼い主とはぐれた可能性がある。保健所は二十四日まで飼い主が名乗り出るのを待ち、希望者に譲渡する手続きに入る。





飼い主待ち続けて 長野で10日以上、保健所が保護




長野県飯田市の山中を通る大平(おおだいら)街道で、一匹の雑種犬が十日間以上も飼い主を待ち続けた。首輪がなくどこから来たかは不明で、十四日に保護されたが、飼い主の名乗りはまだない。標高千メートルほどの道路わきでじっと座り、雨や雪が降っても街道筋に居続けた。

 体長約六〇センチの雑種の雄。薄茶色でよく手入れされていたらしい。今月四日、車で通りかかった人が見つけた。

 連絡を受けた飯田保健所が十一日から保護に乗りだし、おりを二基設置。十四日朝、おりに入っていた。痩せてはいるが健康に問題はない。置き去りにされたか、猟の途中に飼い主とはぐれた可能性がある。

 この話題が十二日付で中日新聞社(東京新聞)の地方版に載りホームページで紹介されると、飯田保健所や同社に、犬を心配する電話が二百件殺到。記事は短文投稿サイト「ツイッター」などで紹介され、全国に広がり、ホームページの記事にはこれまでに百四十万を超える閲覧があった。

 保健所は二十四日まで飼い主が名乗り出るのを待ち、希望者に譲渡する手続きに入る。






「飯田のハチ公」新しい家へ 長野県の家族が引き取り




(寒い大平街道で、飼い主を待ち続けていたところを保護された犬。新しいご主人と新年を迎える=14日、長野県飯田市の県飯田保健所で)

 長野県飯田市の山中を通る大平(おおだいら)街道で、十日以上も飼い主を待ち続けていたところを県飯田保健所に保護された犬が二十七日、県内の自営業の男性(58)に引き取られた。男性は十一月に十六年連れ添った愛犬を亡くしたばかり。全国的な話題となった街道の犬は、新しい飼い主のもとであたたかい新年を迎える。
 飯田保健所は十四日に犬を保護した後、ホームページで公開して飼い主を探したが、連絡はなかった。このため、二十五日に譲渡希望者の募集を始めたところ、約六十件の問い合わせが殺到。その日のうちに募集を打ち切り、犬の飼育経験や家庭環境、他のペットの有無などを確認して譲渡先を決めた。

飼い主となった男性は二十七日昼、家族三人で飯田保健所を訪れて犬と対面した。小木曽悦人食品・生活衛生課長によると、犬は男性の手をなめたり、体にすり寄るなどして甘えていた。保護されてから体重も増え、健康には問題ないが、当面は室内で飼われる。



 犬は体長約六十センチの雑種の雄。標高約千メートルの大平街道で四日に見つかって以来、雪や雨にさらされても、街道を離れようとしなかった。街道には水さえなく、心配した人たちが届けた餌で命をつないでいた。
 犬を取り上げた本紙の記事はネットを通して全国に広がり、保護された後も、飯田保健所には犬を心配する電話やメールが百件以上も相次いだ。中には、手づくりの首輪やドッグフードを送ってきた人もいて、新しい飼い主に渡された。
 犬が元の飼い主とはぐれたのか、故意に置き去りにされたのかは不明。小木曽課長は反響の大きさに驚きながら「飼い主を信じて待ち続けた犬の姿が、多くの人たちの心を打ったのだろう。動物愛護の在り方について、あらためて考えるきっかけにもなったのでは」と話していた。




(保護された時の動画)


ソース



思わず「うおーん」と泣きそうになりました。

年末にいいニュース聞くと、来年はいい年になるような気がします。

ああー、よかった。

彼が待ち続け、信じ続けた分、きっと幸せになりますように。

優しさに触れて、あたたかい気持ちで、胸がいっぱいになりますように。



・・・でも。

彼だけじゃないんだよね。

こんな風に、切ない気持ちで、ずーっと、

誰かを待っている子は、悲しいことに、

ほかにも、うんとたくさん、いるんですよね。

それが現実なんだよね。



なんて切ないことだろう。

どうかほかの子にも家族が見つかりますように(願)

新しい家族とずっとずっと幸せに暮らせますように(祈)



ねえ、おれこ。

お兄ちゃん(似てるから)のおうち、見つかって良かったねえ。

ほんとにほんとに、よかったねえ。

うれしいねえ。

みんなも見つかりますように。

抱きしめてくれる人が、撫でてくれる人が。

必ず見つかりますように。