スケッチ・渋谷川
JR渋谷駅の南口を出て青山通りを歩道橋で渡り、
明治通りに降りる手前で歩道橋からみた渋谷川。
NHKのブラタモリの番組で渋谷川が紹介され、いろいろ知った。
近くにかっての職場「コーププラザ」ビルがあるので、この川は知っていた。
しかし、あまり水も流れないどぶ川で、関心はなかった。
ブラタモリの番組で、この川が新宿御苑から始まり、
暗渠として原宿のキャッツストリートなどとなり、
東横デパートの地下を通っていることなどを知り、興味がわいた。
調べてみると、大岡昇平の「少年」には自宅の近くを流れていた宇田川と
それが宮益坂下で合流する渋谷川のことが書かれている。
二つの川には幾つもの水車が回り、蛍が飛んでいたという。
東京オリンピック前には渋谷駅の上流は暗渠となり、
この絵にある橋の所から下流のみが川として残された。
なお、唱歌「春の小川」は宇田川の支流・河骨川の様子を
大正時代に高野辰之がうたったということで、代々木八幡に石碑がある。
そんなことを知ったので、ひさしぶりにペンで懸命に描いた。
この日は水もあり、普段より趣のある川になった。
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