8500が残り少なくなってきたなぁ、などとぼやいて呑気に過ごしていたら、なんと8000系が二本も減っていた。
新型の18000系が3編成も出ているのだから当然なのだが、いかんせん油断し過ぎた。
とはいえ、回送先は北館林。到底通えない距離なので、廃車日を逃しても精神的なダメージは浅い。
こんな言い訳しつつも、近頃の情報収集を怠り気味な自分がちょっと憎い今日この頃である。
さあ、ひとり反省会はひとまず置いておいて、この寝ぼけたお頭で、引退迫る8000系について語ろうと思う。
まず8000系の大まかな印象として、半蔵門線の開業に間に合わなかったり、
東西線に紫のまま飛ばされたりと、何かと振り回されている車両という感じだ。
そして外見は、まさに6000系の最終進化形態で、
6000系が、台形的な”く”の字に対して、8000系ではより傾斜がついている。
また、車体前部の縁が少し出ている、あるいは前面を凹ませているのも特徴的だ。
ライトも7000系で採用した丸目をやめ、ガラス内に収まる四角い2灯が滑らかな傾斜に馴染んでいる。
他にも、6000系と比べた表示機器類の位置や車体の裾、
次車ごとのドアの違いなど特徴を上げるときりがないが、
モダンでシンプルな、2021年の新車にも負けないスマートなデザインなのは間違いない。
2021.7/21、在りし日の8111編成。