帰路は、2本連続でMaxが来るタイミングに合わせて、最後までMax尽くしで。
まずは、Maxたにがわ 412号がやって来る。お当番はP52編成。
往路で乗ったP11とコンビだった編成が、解結してやって来た。
高崎駅に入線し、大窓のE2と顔を合わせた。これらJR第一世代のラインカラー+紺色の塗装は、E2系を残すのみとなる。
Maxの使命は、大量輸送の通勤列車。
しかし今となっては、ホームの半分に収まる8両でも、有り余る程の輸送力になってしまった。
412号を見送った後、乗車するMaxとき 330号がやって来た。
改めて正面から見ると、壁が迫って来るようで圧倒される。
東京駅に着くと、先行していた412号と束の間の再会。1分後、折り返しMaxとき 337号として発車していく。
そして、乗ってきたMaxとき 330号。ホームには別れを惜しむ人々が待っていた。
停車時間であっという間に日が暮れ、車体には様々な光が反射する。
ライトが切り替わり、Maxたにがわ 407号として再び北を目指す。
この光景も、10月17日の真のフィナーレで見納めとなる。
最後に、東海道線ホームからMaxたにがわ 409号を見送り、この日の旅は終了。
高崎に着いてからの写真は、別記事にてお届けする予定。
秋空の東京駅に、白い巨人が足を踏み入れる。

9月某日、E4系Maxに別れを告げるべく、朝の東京駅から、Maxたにがわ 403号に乗車した。

E4、E5、N700が出会うひと時。0系と200系の時代から、東西の名優達がここで肩を並べた。
しかし、この線路が繋がることは永遠になく、ただ別れゆくのみ…

白い巨体には、「Thank you ! Max !」のステッカーが。



美しい流線型の連結。他にはない唯一無二の存在。



駅にそびえる巨大な壁。ここに飛び込めば、素晴らしい景色が待っている。


いざ、乗車。

入口付近は、座席数を確保するため狭い通路になっている。

別のドアには、1、2階へと分かれる階段がある。どちらへ行くかはあなた次第。


二階席からは、他の車両では絶対に見られない高所からの景色を望める。
防音壁に遮られがちな新幹線だが、この眺望良好な二階席はとても魅力的だった。

一方、1階からは線路を間近に低い目線になる。これもまた、他には無い楽しみになっている。

本庄早稲田で、8両のMax たにがわ 404号とすれ違う。

高崎駅に到着し、ここでひとまずお別れ。帰りにまた会いましょう。



