秋空の東京駅に、白い巨人が足を踏み入れる。
9月某日、E4系Maxに別れを告げるべく、朝の東京駅から、Maxたにがわ 403号に乗車した。
E4、E5、N700が出会うひと時。0系と200系の時代から、東西の名優達がここで肩を並べた。
しかし、この線路が繋がることは永遠になく、ただ別れゆくのみ…
白い巨体には、「Thank you ! Max !」のステッカーが。
美しい流線型の連結。他にはない唯一無二の存在。
駅にそびえる巨大な壁。ここに飛び込めば、素晴らしい景色が待っている。
いざ、乗車。
入口付近は、座席数を確保するため狭い通路になっている。
別のドアには、1、2階へと分かれる階段がある。どちらへ行くかはあなた次第。
二階席からは、他の車両では絶対に見られない高所からの景色を望める。
防音壁に遮られがちな新幹線だが、この眺望良好な二階席はとても魅力的だった。
一方、1階からは線路を間近に低い目線になる。これもまた、他には無い楽しみになっている。
本庄早稲田で、8両のMax たにがわ 404号とすれ違う。
高崎駅に到着し、ここでひとまずお別れ。帰りにまた会いましょう。