少し前の記事で昭和の香りのする中華食堂「クサカ亭」が今風の味になり、ちょっと行けなくなったかなあ・・・というのを紹介した。
そんな反動というわけではないが、数日後出かけたのがラーメンガッツだ。こちらは昭和のまんま生き残っている感じ。
こちらも以前から何度も紹介しているが、とにかく雑な感じのチャーハンがたまらない。学生街なんかの喫茶店にあるエビピラフとか、高級中華のチャーハンなどとは一線どころか三線くらい画すようなもの。
この日もいつものようにチャーハンと半ラーメンのセットを頼む。最近のマイブームは醤油でなく味噌ラーメンにしている。
ほどなくして、まずはラーメンが出てきた。順番は店にもよるが、こちらでは最初にラーメンが出てくることが多い。
これをちびちびいただきながら待っていると・・・来ました、お目当てのチャーハン。この日は、盛り付けがきれい・・・かと思いきや、お皿のセンターからずれてる(汗)
しかも、逆アングルから見ると、見事に山崩れしていて、やはり雑な感じは否定できない。これが昭和オヤジにはたまらない。
さて、味噌ラーメンもなかなかオーソドックスで美味しいが、今日のチャーハンはどうだろう・・・というのは、たまに味が薄いときがあるのだ。
そのため、卓上には塩もあるが、今回は・・・おお、ちょうどいいぞ。絶妙な塩加減に加えて、油の焼けた香りが食欲をそそる。
この油っけがなかったり、あるいは上品な油ではダメだ。あくまで、雑な感じがなくては・・・(よく考えるとお店に失礼な言い方? )
かくして、適度にパラッと感のあるチャーハンとラーメンのスープを交互にいただきながら、瞬く間に完食。
いやあ、いつもながら美味しい・・・というところでハッと気づいた。これを美味しいと感じる人って、昭和のオヤジたちの証拠ではないかって。
言われてみれば、お昼どきなど比較的賑わっている感があるが、客層の年齢は高い。もしかしたら小生が平均値くらいでは・・・と。
まあ、逆にいえば比較的立地が悪いところでしっかりとお店をやっていて、昭和のオヤジにとっては居心地がいいところ・・・
貴重な存在かも知れないなあ。
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