「かやの家」は大人の隠れ家と前稿で書いたが、よく小生が書いている「何もしない」をしに行くお宿である。ロケーションは秩父鉄道の武州日野から車で10分くらいか・・・電車のアクセスもいい。
表現が不適切かも知れないが、「隠れ家」といっても、愛人とお忍びで行くようなお宿ではない。山の中にあり、景色だってよくないし、カラオケなどもない。
どんちゃん騒ぎは絶対ダメ・・・だが、そんなことで窮屈になっているわけではなく、こちらに来ると自然にそんな空気に入れるのだ。
料理は、山の幸中心のきわめてヘルシーなもの。味も含めて身体に優しく、ガッツリいきたい人には物足りないかも知れない。
といいつつ、今回は地ビールとワインに加え、地酒も一合お願いしてしまった。そのせいもあって、いつもよりさらに早く爆睡してしまったのだが・・・
また、こちらはかたくなに部屋食を続けてくれている。それもまた嬉しいポイントだ。ところが、残念なこともあった。
従来は、〆に手打ちそばを出すオプションがあったが、職人さんが高齢になり、出せなくなったという。
といいつつ、ヘルシーな料理なので、夕食後に、夜食用にと一口のおにぎりを出すのは変わらず。こうした心くばりがこのお宿の魅力である。
翌朝のご飯も、派手さは皆無だが、ヘルシーなおかずが並び、ついついご飯を食べてしまう。
さて、チェックアウトのときに、改めてこちらのお宿のコスパの良さを実感してしまった。二人で、地ビールにワインを一本、それに地酒一合入れても、一人1万円台で済んでいるのだ。
さらに冷え込む地域だけに、車の窓が凍り付いていたので、女将さんが、「車の窓にお湯を掛けましょうか」と・・・
そういえば、このところ冬場に来ているので、前もこうしてもらったことがあったなあと思い出した。
改めて「かやの家」は癒しのお宿・・・それを実感した。
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