どこか遠くでフッチボル

鹿島サポだが裏の顔は日本代表サポ組織「食う軍」の司令。徒然なるままボソボソと。

F1日本グランプリ、今年は必見なのだ!(10/11追記)

2004-10-11 | MotorSports
F1ウィークに入った。
残り2戦を残し、佳境に入ったシリーズは、今週末はいよいよ日本グランプリだ。
ホンダ・トヨタ・ブリヂストンにとってはホームグランプリ。
力の入りようは、他のサーキットの比ではないのだよね。

さて、言わずもがなだが、今回の目玉はBARホンダチームの佐藤琢磨だ。
初めてだといってもいいだろう、実力でシートを勝ち取った日本人。
しかも現代F1が忘れた、コースで勝負をするファイターだ。

エンジンがターボ禁止になってからだろうか、レースで抜きつ抜かれつのシーンを見る事は少なくなった。
現代F1で相手を抜くのは、ピットに入っている間がほとんど。
ゴールを迎えないと、順位がどうなっているのかわかりずらい事実もある。
しかし、琢磨は違う。
自分の前を走る車は、抜き去るべし。
この至極単純な行動を、自信を持って行うのだ。

琢磨を支えるファンは日本人だけではない。
ファイターが嫌いなF1ファンがいるだろうか?
喧嘩をしない、いい子ちゃんだらけのサーキットになったのはいつからか。
琢磨はF1を原点に返したと感じている。サーキットで一番早いのは誰か?それを強烈に感じさせるのだ。
彼の走りを、一皮向けて大人しくなると強いレーサーになると言う人たちも多い。
チャンピオンになるって、それほど大事なのか?
記録に残るより、記憶に残れ。
走り抜けろ琢磨!
狙うは表彰台の一番上。
誰が一番早いのか。それを見せ付けてやるのだっ!

台風の接近で、土曜の予選キャンセルが決定した。
日曜午前中に予選、午後からレースの予定だ。
流れに乗ったチームが一気に突き抜ける気がする。
それがBARホンダの琢磨であると信じたい。

普段F1を見ない人、セナ以降F1を離れてしまった人。
今回の鈴鹿F1日本グランプリを見ないと、後悔する事になるかもよ?

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(10月11日追記)

結果は、M・シューマッハーが独走で優勝した。
2位にR・シューマッハー、3位にバトンと続き、期待の佐藤琢磨は4位に終わった。

はっきり言って、物足りない。

普通4位なら文句ないだろうが、最低でも表彰台は堅いと思っていたのだ。
琢磨への期待の大きさから来る落胆だが、この辺りがBARと言う中堅が長いチームのもう一皮向け切れない箇所でもある。
戦略がどうしてもフェラーリに負けていると感じるのだよね。
しかし、来期への希望は大きいぞ。
ゴール後喜ぶBARスタッフの横で、エンジン担当のホンダスタッフは苦虫を噛み潰した顔をしていた。
ホンダにとっては、1位以外は敗戦に近いのだと、久しぶりに実感したシーンだった。
亡き本田宗一郎だったら何と言うか。
ホンダに流れるレース魂は、脈々と受け継がれていると胸が熱くなった。
“俺のエンジンが一番早い”
この日が再び来る日まで、ホンダと琢磨の挑戦は終わらないね。

レースも残すところ後1戦、ブラジルGP!
今年はあっと言う間の1年だったな。
来年に備えて、車作りは直ぐに始まる。
期待してるぞ、琢磨とホンダと・・・それからトヨタ!

UFOを見た父親と弟/ある事件を想像してみる

2004-10-11 | etc
UFO話を一度書いてから、書こうかずっと迷っていた事なのだ。
もしかしたら国家機密を書いているのかも・・・軍事ジャーナリストkawakeroの衝撃デビュー!?
まあ、ちょっと読んでみてくだされ。

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それは俺が小学生だった頃の事だ・・・。

その日父親と弟は、近くの霞ヶ浦に湖を眺めに行っていた。
記憶だと、それは夕方に起こったのだ。

二人を乗せた車が帰ってきた。
車から降りた二人が変だったので、何事かと聞いてみた。
ちょっと興奮気味の弟が言ったのだ。

“大きな真っ黒いUFOが、頭の上を飛んでいった!凄く大きかった!”

UFO・幽霊をまったく信じないと公言していた父親もボソッと言った。

“なんだか判らない。でも真っ黒くて変なのが真上を飛んでいった・・・”

当時は“何だろうな?”で話は終わっていた。
この話が再び思い出されたのは、それから20年も経ったある日の事だ。
その日、私は馴染みのバイク屋に行き、とりとめもない話をしていたのだ。
すると、バイク屋の主人は、若かりし日の頃、航空自衛隊の百里基地でバイトをしていた事があったと言うのだ。
百里基地・・・何か気持ちに引った。
父親が言っていた言葉が思い出される。
“基地のほうから飛んできたのかもしれない”
そう、霞ヶ浦の直ぐ近くに、日本本土を守る要の基地、航空自衛隊の百里基地があるのだ。
思い出した話を主人に冗談交じりに話してみる。

“!?”

驚いた顔の主人。
バイク屋の主人がボソボソ話す内容は、何かピンと来るものがあった。

その日基地内でバイトをしていた若かりし頃の主人。
いつもの様に働いていると、基地中に大音響でサイレンが鳴り響いた。
ソ連からの領空侵犯は週に1,2度あり、その度にサイレンが鳴り、戦闘機の出撃があるそうだが、その日のサイレンは直ぐに“いつもと違う”と感じさせるものだったそうだ。
慌しく走り回る隊員達。
ふと見ると、基地の上空を守る為の対空機関砲が慌しく準備されていた。
“何事だ?”と思っていると、建物内に非難しろと通達が着たそうだ・・・。

建物の中に入ると、轟音とともに何かが滑走路に下りてきた雰囲気が伝わってくる。
数分後にサイレンは鳴り止んだ。
対空機関砲が発砲する音は聞こえなかった。
不自然に静まり返った基地。
その日、バイト達は直ぐに帰されたそうだ。
一体何が起こったのか・・・バイク屋の主人も判らないまま20年の時は経っていた。

父親と弟が見た真っ黒なUFO。
バイク屋の主人が経験した基地の非常事態。
もしかしたら同じ事件を2面から見ているのかも?
時期が合っている気がしたのだ。

しかし私のような民間人に、何が基地内で起こったかなど調べられるものではない。
出来る事と言えば、ネットで情報を集めてみる程度だ。
何となく気に掛かる情報もある。その中に、新谷かおるさんが書いたコミック“ファントム無頼”の話が出ていた。

物語の舞台が航空自衛隊百里基地なのだが、その中にアメリカの偵察機が同基地に緊急着陸する話があると言うのだ。
そして、そのコミックの裏話で、あくまでも噂だが、軍事機密のアメリカの偵察機が基地に緊急着陸を行ったらしいが、国家機密で公表されていないと言うもの。

ビンゴだ。二つの話は形になった。

しぼって検索すると、断片的ではあるが情報は少しずつ流れていた。
これからは想像も加えて書いてみる。
事件はこうだったと思う・・・。

その日、アメリカ戦略空軍所属・高高度超音速偵察機SR-71は北の某国を偵察し、任務終了とともに沖縄の嘉手納基地を目指して帰途についていた。
しかし、帰途の途中機体にトラブルが発生した。
何らかの緊急事態で、無線までもが使用が不可能となってトラブルだ。
このままでは墜落する。近くに降りる事が出来る基地は・・・。
日本の航空自衛隊基地百里基地が一番近い。滑走路も幸い長い。
無線が使えないので着陸許可は取れない。
しかし状況を選ぶ場合ではない。真っ直ぐに滑走路を目指した。

突然現れた機影に百里基地でも緊急事態だ。
敵味方識別信号を出していない高速の物体が急速に近づいてくる。
基地を攻撃してくるかもしれない。
非常事態で、迎撃準備を整える。
対空砲火をあげなければ!しかし、相手が早過ぎる。
準備が整わないまま、その物体は滑走路に下りてきた・・・。
“!?”
アメリカの機密が詰まった偵察機、RS-71だ・・・。
民間人にこの機体を見られては困る。何があったかも知られてはまずい。
基地内に緘口令が布かれた。

降りて来たパイロットから事情を聞き、機体は直ぐに格納庫の中に。
自衛隊並びに駐留アメリカ軍に連絡を取る。
本来この機体の基地である嘉手納から、整備機材・クルーを乗せた輸送機を派遣。
数日後には機体は修復。
深夜の離発着を認めていない百里基地周辺の事情もあり、夕闇迫る時間を狙って再び離陸させ、機体は嘉手納に帰る・・・。
百里基地から嘉手納へと向かうには、滑走路を飛び立つと直ぐに霞ヶ浦を飛び越える。
その真下には、ある父親と息子が空を見上げて驚いていた。


 高高度超音速偵察機SR-71だ。
 開発当初、実際に米軍は目撃談をUFOと処理していた!


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アメリカが存在自体を否定していた高高度超音速偵察機SR-71。
その後公表され機密性は薄れたが、出撃は深夜、帰還も深夜と、人目を避けて行動する機体。宇宙と地球の間を飛び、ミサイルが届かない高度を侵入してくる機体。
偵察衛星の発達もあり21世紀に入り引退したが、その任務と行動範囲は謎が多いままだった。

<機密だらけの機体が昼間明るいうちに人目の付く場所に降りてきたら・・・>

<日本本土防衛の主力航空部隊がある百里基地に、こともあろうか未確認航空機に着陸されるとは・・・>

双方の理由から、両国から機密とされ公表されなかったのではないか?
この数年後、北海道の函館空港にソ連の超音速戦闘機ミグ25が強行着陸して、パイロットが亡命すると言う事件が起こった。
その際、国内に易々と侵入され、しかも民間空港に着陸されてしまったと言う事で、自衛隊の能力を疑われると言う大失態に発展した事を考えれば、SR-71の件も隠そうとして当然だと受け取れる。

いかがでしょ。
俺のデビュー作は。
次の作は・・・
“霞ヶ浦に眠るB-29を発見せよ!”
発表は未定・・・と言いますか、無理です(笑)

※この事に思い至った後、父親にSR-71の写真を見せて聞いてみた。ビンゴだった。
 弟にも聞いてみた、そんな事覚えてないって言われた・・・。