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成田 正の楽屋入り口 by STHILA COMMUNICATIONS

IEC

2007-09-22 12:37:21 | ●Weblog


 オーディオ・アンプとCDプレーヤーに、IECインレットを付ける改造が終わった。まず、アンプにオヤイデのTUNAMIで給電すると、低域の量感と力感の増え方にびっくり仰天した。音調や音質をそのままに、ピラミッドの底辺がどっしり床に食い込んだ感じだ。と同時には、サンスイOB諸氏のやってるアクアオーディオ・ラボが言う、「そんな改造したらケーブルの音になるだけで何の意味もない」には大きく異議ありだと。いや、仰るとおりではあるが、次にPSオーディオのPreludeというケーブルに換えると、低域の押し出しがスマートになり、こりゃあ一種のゲームだ、というところが、製品の設計開発に携わった人は耐えられないのだろうが、では近年、ミッド・クラス以上の機器の多くがケーブル・ゲームを礼讃しているのは何なんだとも。一方のXA7ESはというと、ひと口に言うと「音が速い」。SCD-1で聴いたSACD『ウィ・ゲット・リクエスト』のまったりグラマーな音景に比べ、こちらはスタジオ・モニター的に余計なものが何も付帯してこない感じだ。D-Clockの本領にわずかながらも近づいたのかも知れない。というわけで、「次はアンプの新調か」の邪念ともおさらば、機器の老齢化社会ともう少々向きあっていくことにした。その間聴いたのは、『ドクター・ジョー~ジョー・ヘンダーソンに捧ぐ/チック・コリア』『サマータイム/ウィル・ブールウェア』(8曲目)、『ライク・ア・ラヴァー/エミリー・クレア・バーロウ』(2曲目)、『ユニバーサル・シンコペーションズⅡ/ミロスラフ・ヴィトウス』。なお、車ならエンジンを降ろさないと整備できないような所を改造してくれたHさんには心から感謝。