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成田 正の楽屋入り口 by STHILA COMMUNICATIONS

改めてパットのリマスター盤に感服

2011-09-25 12:17:07 | ●Audio&Visual

 行き当たりばったり、気まぐれのリッピングがパット・メセニーの番になった秋晴れの佳日、日本のワーナーが国内盤で出したノンサッチのリマスター5枚を危なく見過ごすところだった。リッピングするにも、手近に置くにも、今のところコレしかない、というのが、『ウィ・リヴ・ヒア』『カルテット』『ザ・ロード・トゥ・ユー』、この3枚は初版をマスタリングしたテッド・ジェンセン当人が、テン年代のオーディオファイルを視野に入れてリマスタリング。一方、『スティル・ライフ』と『レター・フロム・ホーム』のオリジナル・マスタリングは、名士ボブ・ラドウィグ。それをジェンセンが5タイトル一気の仕事で引き受け、自前の筋を通してしまったのは、人様の音を我流に染めたRVGの所作に似ている。さてこれには、Foobar2000のデフォールトにある、ゲインを揃えてくれる「Replaygain」が大活躍。それもファイルのデータをいじらずにやってしまうのがいい。PCオーディオ道、やっと小学校卒業くらいのところだろうか。ともあれ、2010年リリースのパットのノンサッチ盤は傾聴の価値大だ。