18年前
仙台藩作法で学び
まとめのテーマに選んだ
月の異名
自分でも 名付けてみては・・の
泰宗様のアドバイスで
自流異名・我流俳句を・・
自流 四月の異名
薔薇月
そうびづき
若い頃 薔薇は
気位が高く 高慢な印象で
好きな花のなかに
入れなかった
何時からか
棘の存在が
気にかかり始めた
あの棘を持たなければ
生きてゆけぬ薔薇の内を
覗き見た思ひで
今は愛おしく思ふ
花である
我流俳句
幼な子と
刀自を映すや
石鹸玉〈しゃぼんだま〉
年老いた母は 庭先で
孫としゃぼん玉を吹く
どんな会話をしているのか
ふたりはコロコロ笑ふ
そんなふたりを
虹色の大きなしゃぼん玉は
艶やかな表面に映す
ゆるく回るしゃぼん玉は
ふたりを映したまま
風にのって 高く 遠く
飛んで行った・・・
母は黄泉の国へ
旅立って
孫娘は21歳の息子の
母となった・・・
あの
ふたりを映した しゃぼん玉は
何処を飛んでいるのでしょう
もしかしたら
黄泉の国を
ふわりふわりふわり かも
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